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公開番号2025166458
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-06
出願番号2024070525
出願日2024-04-24
発明の名称車体後部構造
出願人マツダ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B62D 37/02 20060101AFI20251029BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車体後部の外観デザインを確保しながら、車両走行時の空気抵抗の低減を図ること。
【解決手段】車体後面部2の一部をなす蓋体4と、蓋体4の左右側端辺部に沿って上下方向に延びて車体後部の車体側面部3の一部をなすリヤピラー6と、リヤピラー6の前方で車体側面部3の外表面に沿って流れる走行風を取り入れるダクト入口部11および、リヤピラー6の内部を通過した走行風を左右の車体後面部2から排出するダクト出口部12を有するダクト10が形成され、車体側面部3には、ダクト出口部12の車幅外側部位からダクト出口部12の上下幅にわたって後方へ突出するサイドスポイラ部30を設け、サイドスポイラ部30の外表面は、車体側面部3の外表面の後端から後方へ滑らかに連続するように設けられるとともに、車体側面部3の外表面の水平断面での後ろ絞り角度よりも大きい後ろ絞り角度に形成された。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
車体後面部の一部をなす蓋体と、
前記蓋体の左右の側端辺部に沿って上下方向に延びて車体後部の車体側面部の一部をなすリヤピラーと、
前記リヤピラーの前方で前記車体側面部の外表面に沿って流れる走行風を取り入れるダクト入口部および、前記リヤピラーの内部を通過した走行風を車体の左右の前記車体後面部から排出するダクト出口部を有するとともに、これらダクト入口部およびダクト出口部を車両前後方向に連通するダクトを形成するダクト形成部材と、を備えた車体後部構造であって、
前記ダクト形成部材の後方には、前記ダクト出口部の車幅外側部位から前記ダクト出口部の上下幅にわたって後方へ突出するサイドスポイラを設け、
前記サイドスポイラの外表面は、前記車体側面部の外表面の後端から後方へ滑らかに連続するように設けられるとともに、前記車体側面部の外表面の水平断面での後ろ絞り角度よりも大きい後ろ絞り角度に形成されたことを特徴とする。
車体後部構造。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記サイドスポイラの前記後ろ絞り角度が25°以上かつ29°以下の範囲に設定された
請求項1に記載の車体後部構造。
【請求項3】
前記ダクトの水平断面における幅は、6mm以上かつ40mm以下の範囲に設定された
請求項2に記載の車体後部構造。
【請求項4】
前記リヤピラーの前方かつサイドドアの後端部との間の車体側面には、後端が前記ダクト入口部まで前後方向に延びるクォータウインドウが備えられ、
前記クォータウインドウの外表面は、水平断面視で後端が前記ダクト入口部の車幅方向内端に位置するまで後方ほど傾けて設けられた
請求項1に記載の車体後部構造。
【請求項5】
前記ダクト形成部材には、水平断面視でリヤピラーアウタとの車幅方向の間に前記ダクトが構成されるように前記リヤピラーアウタの車幅方向外側に設けられたピラーダクト形成部材を備え、
前記サイドスポイラは、前記ピラーダクト形成部材の後端部から後方へ突出形成された
請求項1に記載の車体後部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、車体後面部の一部をなす蓋体と、前記蓋体の左右の側端辺部に沿って上下方向に延びて車体後部の車体側面部の一部をなすリヤピラーとを備えた車体後部構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
図11に示すように、車両走行中にルーフ部および車体床下のそれぞれの表面に沿って流れ、それぞれの表面の後端部から離れた走行風Wu,Wdは、互いの間に挟まれた領域が負圧領域となるため、後方ほど徐々に上下方向において互いに近接するように流れる。車両走行中に車体の左右の側面部のそれぞれの表面の後端部から離れた走行風Wl,Wrにおいても同様に、後方ほど徐々に左右方向において互いに近接するように流れる。
【0003】
そして一般に、図11に示すように、これらルーフ部、車体床下、車体側面部の各表面の後端部から離れた走行風Wu,Wd,Wl,Wrを、車体から所定距離だけ離間した後方において紡錘形の後端のように一点Prに集めるようにすることが車両走行中の空気抵抗を低減する観点で理想とされている。
【0004】
ところで、図11に示すように、車両走行中に車体のルーフ部および床下のそれぞれの表面の後端部から離れた走行風Wu,Wdは、SUVのルーフスポイラやフロアアンダカバーの普及に伴って従来よりも車体後方の一点(Pr)で合致させ易くなっている。このため、これらルーフ部および床下のそれぞれの表面の後端部から離れた走行風についての空力対策は、市販車レベルでは一段落したようにも思われる。
【0005】
しかし、最近では電気自動車(EV)等の航続距離拡大ニーズから空気抵抗の一層の低減が求められている。そこで、車体の左右の側面部の外表面についても空力性能を向上させるべく、車体後面部の両サイドにおいて、ルーフスポイラと同様に後方への突き出し量が長いルーフサイドスポイラを備えることも考えられるが、このように大型化したルーフサイドスポイラを車体後面部の両サイドに備えることは外観デザイン上限界があった。
【0006】
このため、例えば、特許文献1に例示されるように、車体後部の外観デザインを確保しながら、車体の左右の側面部のそれぞれの外表面の後端部から離れた走行風においても車体後方の一点でより合致させるための様々な工夫がなされている。
【0007】
特許文献1の車両の側部車体構造は、車体後部の側面部に配設されたリヤピラーに、車両前方から走行風を取り入れる取入れ口と、該取入れ口から取入れた走行風を車両後方に排出する排出口と、を備えた送風経路体を設けることで、送風経路体とリヤピラーアウタとの間に取入れ口と排出口とを前後方向に連通する送風経路としてのエアダクトを構成したものである。
【0008】
ここで、発明者らは、検討の結果、車体側面部の外表面に流れる走行風を車体後方の所定の一点に集めるために、該走行風が車体後端から離れる際に平面視で車体中央側に偏向させることが有効であることに着目した。
【0009】
この点、上述した特許文献1の側部車体構造は、車体後部の車体側面部の送風経路体の外表面に沿って後方へ流れる走行風の車両後面への巻き込み(乱流の発生)を防止するために、エアダクトの排出口から後方に向けて排出される走行風(エアダクト排出流)を、エアカーテンとして作用させる技術思想である。
すなわち、特許文献1の側部車体構造は、車体後部の車体側面部に沿って後方へ流れる走行風が車体側面部の後端部から剥離する際に平面視で車体中央側に積極的に偏向させるという技術思想について着眼されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2012-126326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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