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公開番号
2025167821
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024072758
出願日
2024-04-26
発明の名称
バッテリユニット
出願人
マツダ株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
H01M
50/242 20210101AFI20251030BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】枠材の脆弱部分に荷重が集中してもバッテリへの干渉を抑制できるようにする。
【解決手段】バッテリケース30bは、矩形に形成された枠材41及び補強材45を有するバッテリフレーム40と、底材50及び蓋材60とを備える。枠材41及び補強材45は特定の断面形状を有する中空の長尺部材からなる。第2枠材41bがその内部を上下に区画する一段目補強壁部403aを有するとともに、補強材45がその内部を上下に区画する二段目補強壁部403bを有している。一段目補強壁部403a及び二段目補強壁部403bの厚み中心ct1,ct2が上下方向にオフセットされ、かつ、上下方向において、二段目補強壁部403bの上面ts2又は下面bs2が、一段目補強壁部403aの上面ts1と下面bs1の間に位置している。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリケースにバッテリセルを収容した状態で車両のフロアパネルの下方に配置されるバッテリユニットであって、
前記バッテリケースは、
前記バッテリセルに隣接してその周囲を囲むように矩形に形成された枠材及び当該枠材のうち、互いに対向している一対の第1枠材と平行して、互いに対向している一対の第2枠材の間に架設される補強材を有するバッテリフレームと、
前記バッテリフレームに組み付けられて前記バッテリセルの上下を覆う底材及び蓋材と、
を備え、
前記枠材及び前記補強材は特定の断面形状を有する中空の長尺部材からなり、壁面の各々を上下左右に向けた状態で当該枠材及び当該補強材を接合することによって前記バッテリフレームが構成されており、
前記第2枠材が、その上下の壁面と平行してその内部を上下に区画する一段目補強壁部を有するとともに、前記補強材が、その上下の壁面と平行してその内部を上下に区画する二段目補強壁部を有し、
前記一段目補強壁部及び前記二段目補強壁部の厚み中心が上下方向にオフセットされ、かつ、上下方向において、前記二段目補強壁部の上面又は下面が、前記一段目補強壁部の上面と下面の間に位置していることを特徴とするバッテリユニット。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のバッテリユニットにおいて、
前記補強材が前後方向に延びるように配置して前記車両に組み付けられるバッテリユニット。
【請求項3】
請求項2に記載のバッテリユニットにおいて、
前記車両は、前記フロアパネルとともに車体を構成するとともに、当該フロアパネルの前側から左右に離れて前方に延びる一対のフロントサイドフレームを有し、
前側に位置している前記第2枠材の少なくとも一部が、前記フロントサイドフレームの双方の後端部と上下方向において重なる位置に配置されているバッテリユニット。
【請求項4】
請求項3に記載のバッテリユニットにおいて、
前記補強材の前端部の少なくとも一部が、前記フロントサイドフレームの後端部と左右方向において重なる位置に配置されているバッテリユニット。
【請求項5】
請求項1に記載のバッテリユニットにおいて、
前記補強材が左右方向に延びるように配置して前記車両に組み付けられるバッテリユニット。
【請求項6】
請求項5に記載のバッテリユニットにおいて、
前記車両は、前記フロアパネルとともに車体を構成するとともに、当該フロアパネルの左右の両側縁に沿って前後方向に延びる一対のサイドシルを有し、
前記バッテリフレームが、前記枠材の外側に張り出すように一体に設けられた断面が矩形で中空の支持部を更に有し、
前記バッテリケースが、前記支持部を介して一対の前記サイドシルに支持されているバッテリユニット。
【請求項7】
請求項6に記載のバッテリユニットにおいて、
前記支持部を構成している上下の支持壁の少なくとも一方の厚み中心が、前記一段目補強壁部の厚み中心と上下方向にオフセットされ、かつ、上下方向において、前記一段目補強壁部の上面又は下面が、前記支持壁の上面と下面の間に位置しているバッテリユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示する技術は、バッテリケースにバッテリセルを収容した状態で車両のフロアパネルの下方に配設されるバッテリユニットに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のバッテリユニットは、特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1のバッテリフレーム3は、縦横に並ぶ複数のバッテリ1の周囲を囲む四角形状の外枠5と、それらバッテリ1の下側を覆う底板11とを有している。外枠5の横側の一対の枠材の間には、補強材として、複数の梁部材9A,9B,9Cが架設されている。
【0004】
横方から外枠5に衝突荷重が作用しても、その作用方向に延びる複数の梁部材9A,9B,9Cにその荷重を適切に伝達できれば、それら梁部材によって荷重を受け止めることができる。従って、外枠5の内側への変形を抑制でき、バッテリ1を効果的に保護できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-118136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、柱と衝突する場合のように、外枠のうち、梁部材の間の中継ぎ部分にピンポイントで荷重が作用する場合がある。その場合、中継ぎ部分の両側は梁部材によって強固に支持されているために、いわゆる3点曲げ状態となる。それにより、梁部材に荷重を適切に伝達できずに、荷重の作用部位に荷重が集中して外枠が内側に大きく変形し、バッテリに干渉するおそれがある。
【0007】
その対策として、梁部材の本数を増やしたりサイズを大きくしたりするなど、補強材である梁部材を強化することが考えられる。しかし、そうした場合、バッテリフレームの内容積の低下、部材コストの増加、バッテリフレームの高重量化などといった、新たな問題を生じる。
【0008】
そこでこの明細書では、簡単な工夫で、枠材から補強材へ荷重を適切に伝達させながら、枠材の中継ぎ部分に荷重が集中して作用するような場合でも、枠材によるバッテリへの干渉を抑制できる技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
開示する技術は、バッテリケースにバッテリセルを収容した状態で車両のフロアパネルの下方に配置されるバッテリユニットに関する。
【0010】
前記バッテリケースは、前記バッテリセルに隣接してその周囲を囲むように矩形に形成された枠材及び当該枠材のうち、互いに対向している一対の第1枠材と平行して、互いに対向している一対の第2枠材の間に架設される補強材を有するバッテリフレームと、前記バッテリフレームに組み付けられて前記バッテリセルの上下を覆う底材及び蓋材と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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