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公開番号2025152682
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024054697
出願日2024-03-28
発明の名称車載機器
出願人マツダ株式会社
代理人弁理士法人三協国際特許事務所
主分類B60K 1/00 20060101AFI20251002BHJP(車両一般)
要約【課題】電力変換装置の電気接続部への不用意なアクセスを簡易な構成で抑制する。
【解決手段】車載装置は、インバータ10Vと、該インバータ10Vに取り付けられて、車両衝突時に周辺機器との干渉から該インバータ10Vを保護するプロテクタ60とを備える。インバータ10Vは、開口部(サービスホール)48と、該開口部48を通じてアクセス可能な内部に設けられた端子台33と、サービスホール48を閉鎖する、着脱可能な蓋50と、を備える。プロテクタ60は、前記蓋50へのアクセス経路を遮るように設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両のコンパーメント内に配置されて、走行用のモータとバッテリとの間で電力を変換する電力変換装置と、
前記電力変換装置に取り付けられて、車両衝突時に周辺機器との干渉から該電力変換装置を保護するプロテクタと、を備え、
前記電力変換装置は、開口部と、該開口部を通じてアクセス可能な内部に設けられた電気接続部と、前記開口部を閉鎖する着脱可能な蓋部材と、を備え、
前記プロテクタは、前記蓋部材へのアクセス経路を遮るように設けられている、ことを特徴とする車載装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車載装置において、
前記プロテクタは、前記蓋部材を固定する固定部材へのアクセス経路を遮るように設けられている、ことを特徴とする車載装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の車載装置において、
前記プロテクタは、前記蓋部材と、前記電力変換装置における前記蓋部材以外の場所に設けられたプロテクタ取付部との少なくも2箇所に固定されている、ことを特徴とする車載装置。
【請求項4】
請求項3に記載の車載装置において、
前記プロテクタは、前記蓋部材を固定する位置とは異なる位置で該蓋部材に固定されている、ことを特徴とする車載装置。
【請求項5】
請求項4に記載の車載装置において、
前記プロテクタ取付部を第1プロテクタ取付部と定義したときに、
前記蓋部材は、該蓋部材に対して前記プロテクタが固定される部位であって、前記周辺機器と前記プロテクタとの干渉時に変形するように、該蓋部材の他の部分よりも低剛性に形成された第2プロテクタ取付部を有する、ことを特徴とする車載装置。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の車載装置において、
前記プロテクタは、車両衝突時に前記周辺機器に優先的に干渉する優先干渉部を有し、
前記電気接続部は、前記電力変換装置において前記優先干渉部から外れた位置に設けられている、ことを特徴とする車載装置。
【請求項7】
請求項3に記載の車載装置において、
前記プロテクタは、車両衝突時に前記周辺機器に干渉する部分であって、かつ該周辺機器を上下方向に相対的に移動させるための案内面を備えた干渉部を有し、
前記プロテクタ取付部は、前記干渉部の下方に設けられている、ことを特徴とする車載装置。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の車載装置において、
前記電力変換装置は、前記蓋部材の仮置き部を備え、
前記蓋部材は、前記仮置き部に仮置きされた状態で固定されており、
前記仮置き部は、着脱方向である一方向のみの前記蓋部材の変位を許容するように設けられている、ことを特徴とする車載装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、走行用のモータとバッテリとの間で電力を変換する電力変換装置を含む車載機器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両の前部空間(フロントコンパートメント)に、走行用モータと電力変換装置とが備えられる電気自動車やハイブリッド車などの電動車両が周知である。電力変換装置は、バッテリと走行用モータとの間で電力を変換する装置である。
【0003】
電力変換装置は、走行用モータへの供給電力の損失を小さくするため、また、スペース効率の観点から走行用モータの上部などに配置される場合が多い。
【0004】
電力変換装置はバッテリ及び走行用モータと電気的に接続されている。例えば、特許文献1には、高電圧バッテリと電力変換装置(電力制御ユニット)とが電力線で接続された構造が開示されている。この構造では、電力線の一端が、電力変換装置に設けられた高電圧コネクタに接続されている。
【0005】
また、特許文献2には、電力変換装置(PCU)と走行用モータ(モータジェネレータ)とが電力線(パワーケーブル)で接続された構造が開示されている。この構造では、走行用モータのハウジングにコネクタを収容した筒部が設けられ、電力線が該筒部を貫通してコネクタに接続されている。筒部の開口はコネクタカバーにより塞がれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-111420号公報
特開2009-38920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
電力変換装置における電気接続部分は、裸端子を有する端子台で構成される場合が多く、端子台に直接触れると感電のおそれがある。そのため、好ましくは、特許文献2の構造のように、電気的接続部分をハウジング等で囲み、開口部をカバー(蓋)で閉鎖することにより、電気的接続部分への意図せぬ接触を防止できるようにするのが望ましい。
【0008】
しかし、特許文献2の構造では、カバーは、筒部に対してボルトで固定されているため比較的着脱が容易である。そのため、専門知識を持たない者であっても容易にカバーを外すことが可能であり、安全面で問題がある。この場合、例えば、カバーを外すと強制的に通電を遮断するインターロック機構を設けることも考えられるが、そのような構成はコスト高を招くため実際の導入が難しい。
【0009】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、電力変換装置における電気接続部への不用意なアクセスを簡易な構成で抑制することができる車載装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、車両のコンパーメント内に配置されて、走行用のモータとバッテリとの間で電力を変換する電力変換装置と、前記電力変換装置に取り付けられて、車両衝突時に周辺機器との干渉から該電力変換装置を保護するプロテクタと、を備え、前記電力変換装置は、開口部と、該開口部を通じてアクセス可能な内部に設けられた電気接続部と、前記開口部を閉鎖する着脱可能な蓋部材と、を備え、前記プロテクタは、前記蓋部材へのアクセス経路を遮るように設けられている、ことを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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