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公開番号
2025171495
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2024076903
出願日
2024-05-10
発明の名称
車両側部構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
B62D
25/16 20060101AFI20251113BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】ダウンフォースを効率的に増加させると共に、車輪が巻き上げた小石等の外部への飛散を抑制する。
【解決手段】上部に外開口21を有するフェンダ20と、フェンダ20の内部に配置されて前輪13の上方を覆い、上部にライナ開口81を有するフェンダライナ80と、ライナ開口81と外開口21を接続し、ライナ開口81から外開口21に空気を導くダクト50と、を備える車両側部構造10であって、外開口21は複数の第1~第5フェンダ羽板31~35を有し、ダクト50は複数の第1~第5ダクト羽板61~65を有し、第1~第5フェンダ羽板31~35と第1~第5ダクト羽板61~65とは、第1~第5フェンダ羽板31~35の表面と第1~第5ダクト羽板61~65の表面とが流れ方向に連なるように配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車両前方の側部に配置され、上部に外開口を有するフェンダと、
前記フェンダの内部に配置されて前輪の上方を覆い、上部に前記フェンダの前記外開口と車両上面視で重なるように配置された内開口を有するフェンダライナと、
前記フェンダライナの前記内開口と、前記フェンダの前記外開口とを接続し、前記内開口から前記外開口に空気を導くダクトと、を備える車両側部構造であって、
前記フェンダの前記外開口は地面に対して垂直方向から車両後方に向かって傾斜した複数のフェンダ羽板を有し、
前記ダクトは、前記フェンダ羽板と同一方向に延びる複数のダクト羽板を有し、
各前記フェンダ羽板と各前記ダクト羽板とは、各前記フェンダ羽板の第1表面と各前記ダクト羽板の第2表面とが流れ方向に連なるように配置されていること、
を特徴とする車両側部構造。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両側部構造であって、
前記フェンダ羽板と前記ダクト羽板は、車両前後方向に複数段に並べて配置され、
同一段の各前記フェンダ羽板と各前記ダクト羽板とは、各前記フェンダ羽板の前記第1表面と各前記ダクト羽板の前記第2表面とが流れ方向に連なり、
各前記ダクト羽板は、一段前方の前記フェンダ羽板と地面に対して垂直方向から車両前方に向かって傾斜した方向に重なるように配置されていること、
を特徴とする車両側部構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車両側部構造であって、
前記ダクトは、前記フェンダライナの前記内開口と、前記フェンダの前記外開口の後部とを接続し、前記内開口から前記外開口の後部に空気を導き、
前記フェンダの前記外開口の後部に配置された複数の前記フェンダ羽板と複数の前記ダクト羽板とは、各前記フェンダ羽板の前記第1表面と各前記ダクト羽板の前記第2表面とが流れ方向に連なるように配置されており、
前記フェンダの前記外開口の前部は、フロントコンパートメントと連通し、前記フロントコンパートメントの空気を外部に排出すること、
を特徴とする車両側部構造。
【請求項4】
請求項3に記載の車両側部構造であって、
前記フェンダの前記外開口の前部には少なくとも1つの前記フェンダ羽板が配置され、
前記ダクトは、前記外開口の前部に配置された前記フェンダ羽板の下方を覆うカバー部を備え、
前記カバー部は前記フロントコンパートメントの空気が通流するスリットを備えること、
を特徴とする車両側部構造。
【請求項5】
請求項3に記載の車両側部構造であって、
各前記ダクト羽板は、樹脂または、ゴムで構成されていること、
を特徴とする車両側部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両側部のフェンダと、フェンダライナと、フェンダライナとフェンダを接続するダクトの構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両のフェンダの上部に配置された前開口と、フェンダの後方のボデー側面に配置された後開口と、前開口と後開口とを接続するダクトとを備え、ホイールハウス内の走行風を前開口から後開口に流してホイールハウスから流出させる車体側部構造が開示されている。
【0003】
特許文献2には、車輪の周囲に設けられて車輪が巻き上げた小石等の拡散を防止する飛散物の拡散抑制装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-71289号公報
特開2005-289230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された構造では、車両の側方にホイールハウスの走行風を流出させているので、ホイールハウス内部の圧力が低下し、ダウンフォースが増加するものの、空気抵抗が増加してしまうという問題があった。また、車輪が巻き上げた小石等が後開口から外に飛散してしまう可能性があった。
【0006】
一方、高速で走行する車両では、より大きなダウンフォースが求められている。また、車輪が巻き上げた小石等の外部への飛散を抑制することが求められている。
【0007】
そこで、本開示は、ダウンフォースを効率的に増加させると共に、車輪が巻き上げた小石等の外部への飛散を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の車両側部構造は、車両前方の側部に配置され、上部に外開口を有するフェンダと、前記フェンダの内部に配置されて前輪の上方を覆い、上部に前記フェンダの前記外開口と車両上面視で重なるように配置された内開口を有するフェンダライナと、前記フェンダライナの前記内開口と、前記フェンダの前記外開口とを接続し、前記内開口から前記外開口に空気を導くダクトと、を備える車両側部構造であって、前記フェンダの前記外開口は地面に対して垂直方向から車両後方に向かって傾斜した複数のフェンダ羽板を有し、前記ダクトは、前記フェンダ羽板と同一方向に延びる複数のダクト羽板を有し、各前記フェンダ羽板と各前記ダクト羽板とは、各前記フェンダ羽板の第1表面と各前記ダクト羽板の第2表面とが流れ方向に連なるように配置されていること、を特徴とする。
【0009】
これにより、ホイールハウス内の空気流をフェンダの上面に沿って外部に排出するので、フェンダ上面の圧力の低下を抑制できると共に、ホイールハウス内の圧力を低下させることができる。これにより、ダウンフォースを増加させることができる。また、フェンダ羽板とダクト羽板とが、地面に対して垂直方向から車両後方に向かって傾斜しているので、前輪が巻き上げた小石等の外部への飛散を抑制できる。
【0010】
本開示の車両側部構造において、前記フェンダ羽板と前記ダクト羽板は、車両前後方向に複数段に並べて配置され、同一段の各前記フェンダ羽板と各前記ダクト羽板とは、各前記フェンダ羽板の前記第1表面と各前記ダクト羽板の前記第2表面とが流れ方向に連なり、各前記ダクト羽板は、一段前方の前記フェンダ羽板と地面に対して垂直方向から車両前方に向かって傾斜した方向に重なるように配置されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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