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公開番号2025170638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-19
出願番号2024075392
出願日2024-05-07
発明の名称マルチインダクタの製造方法及びマルチインダクタ
出願人株式会社トーキン
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 41/04 20060101AFI20251112BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 インダクタのL値のばらつきを抑えることができるマルチインダクタの製造方法を提供すること。
【解決手段】 3つ以上の単位インダクタ20を所定方向に並べて仮のマルチインダクタを想定する。所定方向における両端の単位インダクタ20のL値と所定方向における内側の単位インダクタ20のL値とを比較する。両端の単位インダクタ20のL値が内側の単位インダクタ20のL値より小さい場合には、所定方向に拡張コア部30を追加する。両端の単位インダクタ20のL値が内側の単位インダクタ20のL値より大きい場合には、所定方向と直交する方向に拡張コア部30を追加する。これにより、仮のマルチインダクタにおけるL値のばらつきに対してマルチインダクタ10のL値のばらつきが1/5以下となるように設計し、当該設計に従ってマルチインダクタ10を製造する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定方向に並べられた3つ以上の単位インダクタを含むマルチインダクタの製造方法であって、
前記単位インダクタは、コイル部とコア部とを有するものであり、且つ、上面視した場合に、前記コイル部の軸方向と直交する方向における前記コア部の中脚のサイズの半分を基準サイズとすると、前記コア部のうち前記コイル部の外周部分における前記コイル部の前記軸方向におけるサイズも前記軸方向と直交する方向におけるサイズも前記基準サイズと等しいものであり、
前記3つ以上の前記単位インダクタを前記所定方向に並べて仮のマルチインダクタを想定して、前記所定方向における両端の前記単位インダクタのL値と前記所定方向における内側の前記単位インダクタのL値とを比較し、前記両端の前記単位インダクタのL値が相対的に小さく且つ前記内側の前記単位インダクタのL値が相対的に大きい場合には前記所定方向に拡張コア部を追加する一方、前記両端の前記単位インダクタのL値が相対的に大きく且つ前記内側の前記単位インダクタのL値が相対的に小さい場合には前記所定方向と直交する方向に拡張コア部を追加して、前記仮のマルチインダクタにおけるL値のばらつきに対してマルチインダクタのL値のばらつきが1/5以下となるように設計し、当該設計に従って製造するマルチインダクタの製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1記載のマルチインダクタの製造方法であって、
前記コア部及び前記拡張コア部は、磁性シート又は磁性薄膜からなる
マルチインダクタの製造方法。
【請求項3】
請求項1記載のマルチインダクタの製造方法であって、
前記単位インダクタにおける前記コイル部は、単一のコイルからなる
マルチインダクタの製造方法。
【請求項4】
請求項1記載のマルチインダクタの製造方法であって、
前記単位インダクタにおける前記コイル部は、複数のコイルからなり、
前記単位インダクタは、カップルドインダクタである
マルチインダクタの製造方法。
【請求項5】
請求項1記載のマルチインダクタの製造方法であって、
前記単位インダクタの夫々は、前記所定方向において隣に位置する前記単位インダクタと密着している
マルチインダクタの製造方法。
【請求項6】
所定方向に並べられた3つ以上の単位インダクタと拡張コア部とを備えるマルチインダクタであって、
前記単位インダクタは、コイル部とコア部とを有するものであり、且つ、上面視した場合に、前記コイル部の軸方向と直交する方向における前記コア部の中脚のサイズの半分を基準サイズとすると、前記コア部のうち前記コイル部の外周部分における前記コイル部の前記軸方向におけるサイズも前記軸方向と直交する方向におけるサイズも前記基準サイズと等しいものであり、
前記拡張コア部は、前記3つ以上の前記単位インダクタを前記所定方向に並べて仮のマルチインダクタを想定して、前記所定方向における両端の前記単位インダクタのL値と前記所定方向における内側の前記単位インダクタのL値とを比較し、前記両端の前記単位インダクタのL値が相対的に小さく且つ前記内側の前記単位インダクタのL値が相対的に大きい場合には前記所定方向に追加されている一方、前記両端の前記単位インダクタのL値が相対的に大きく且つ前記内側の前記単位インダクタのL値が相対的に小さい場合には前記所定方向と直交する方向に追加されており、
前記マルチインダクタのL値のばらつきは、前記仮のマルチインダクタにおけるL値のばらつきの1/5以下である
マルチインダクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチインダクタに関し、特にその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、複数のコイル(インダクタ)が並べられたマルチインダクタの一例を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第11676756号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マルチインダクタは、全てのインダクタが同一の特性を持つように、同一構成及び同一サイズを有する複数のコイルを用いて構成される。しかしながら、複数のインダクタの間では、インダクタンス(L値)のばらつきを生じたり、結合係数のばらつきを生じたりすることがある。
【0005】
マルチインダクタのインダクタ間にL値のばらつきが生じると、各インダクタに流れる電流に差異が生じる。その結果、マルチインダクタにおいて、損失が増加し、インダクタ効率が悪くなる。
【0006】
本発明は、インダクタのL値のばらつきを抑えることができるマルチインダクタの製造方法を提供し、もってインダクタのL値のばらつきを抑えたマルチインダクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、第1のマルチインダクタの製造方法として、所定方向に並べられた3つ以上の単位インダクタを含むマルチインダクタの製造方法であって、
前記単位インダクタは、コイル部とコア部とを有するものであり、且つ、上面視した場合に、前記コイル部の軸方向と直交する方向における前記コア部の中脚のサイズの半分を基準サイズとすると、前記コア部のうち前記コイル部の外周部分における前記コイル部の前記軸方向におけるサイズも前記軸方向と直交する方向におけるサイズも前記基準サイズと等しいものであり、
前記3つ以上の前記単位インダクタを前記所定方向に並べて仮のマルチインダクタを想定して、前記所定方向における両端の前記単位インダクタのL値と前記所定方向における内側の前記単位インダクタのL値とを比較し、前記両端の前記単位インダクタのL値が相対的に小さく且つ前記内側の前記単位インダクタのL値が相対的に大きい場合には前記所定方向に拡張コア部を追加する一方、前記両端の前記単位インダクタのL値が相対的に大きく且つ前記内側の前記単位インダクタのL値が相対的に小さい場合には前記所定方向と直交する方向に拡張コア部を追加して、前記仮のマルチインダクタにおけるL値のばらつきに対してマルチインダクタのL値のばらつきが1/5以下となるように設計し、当該設計に従って製造するマルチインダクタの製造方法を提供する。
【0008】
また、本発明は、第2のマルチインダクタの製造方法として、第1のマルチインダクタの製造方法であって、
前記コア部及び前記拡張コア部は、磁性シート又は磁性薄膜からなる
マルチインダクタの製造方法を提供する。
【0009】
また、本発明は、第3のマルチインダクタの製造方法として、第1のマルチインダクタの製造方法であって、
前記単位インダクタにおける前記コイル部は、単一のコイルからなる
マルチインダクタの製造方法を提供する。
【0010】
また、本発明は、第4のマルチインダクタの製造方法として、第1のマルチインダクタの製造方法であって、
前記単位インダクタにおける前記コイル部は、複数のコイルからなり、
前記単位インダクタは、カップルドインダクタである
マルチインダクタの製造方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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