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公開番号2025166922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024071119
出願日2024-04-25
発明の名称瞳孔又は角膜の位置検知装置、及びヘッドマウントディスプレイ
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類A61B 3/113 20060101AFI20251030BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】外界に対する装着者の視界を阻害せずに装着者の瞳孔又は角膜の位置を検知する。
【解決手段】瞳孔又は角膜の位置検知装置は、ヘッドマウントディスプレイに取り付け可能な、前記ヘッドマウントディスプレイの装着者の瞳孔又は角膜の位置検知装置であって、光源部と、前記光源部から出射し、前記装着者の眼球で反射された光の少なくとも一部を受光する受光部と、前記ヘッドマウントディスプレイに接続する接続部と、前記光源部及び前記受光部を一体に支持する支持部と、を有し、前記接続部は、前記支持部により支持された前記光源部及び前記受光部の、前記装着者の正視方向と交差する上方向において、前記ヘッドマウントディスプレイに接続する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
ヘッドマウントディスプレイに取り付け可能な、前記ヘッドマウントディスプレイの装着者の瞳孔又は角膜の位置検知装置であって、
光源部と、
前記光源部から出射し、前記装着者の眼球で反射された光の少なくとも一部を受光する受光部と、
前記ヘッドマウントディスプレイに接続する接続部と、
前記光源部及び前記受光部を一体に支持する支持部と、を有し、
前記接続部は、前記支持部により支持された前記光源部及び前記受光部の、前記装着者の正視方向と交差する上方向において、前記ヘッドマウントディスプレイに接続する、
瞳孔又は角膜の位置検知装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記光源部及び前記受光部は、前記正視方向から視たときに、前記眼球に対して、上下方向及び前記正視方向のそれぞれに交差する左右方向に配置される、請求項１に記載の瞳孔又は角膜の位置検知装置。
【請求項３】
前記装着者に装着された前記ヘッドマウントディスプレイに前記瞳孔又は角膜の位置検知装置が装着された状態において、前記光源部と前記眼球との間の光路に配置され、前記光源部から出射した光を前記眼球が位置する方向に偏向させる光偏向部をさらに有し、
前記受光部は、前記光偏向部により偏向された後、前記眼球で反射された光の少なくとも一部を受光する、請求項１に記載の瞳孔又は角膜の位置検知装置。
【請求項４】
前記光偏向部と前記受光部との相対位置の調整機構を有し、
前記調整機構は、前記支持部に配置される、請求項３に記載の瞳孔又は角膜の位置検知装置。
【請求項５】
前記支持部は、前記眼球の下方向に位置し、上下方向及び前記正視方向のそれぞれに交差する左右方向に延びる延伸部を含み、前記左右方向において、前記眼球を基準に前記光源部とは反対側の位置で前記光偏向部を支持する、請求項３に記載の瞳孔又は角膜の位置検知装置。
【請求項６】
前記接続部、前記支持部、及び前記延伸部は、一体に形成されている、請求項５に記載の瞳孔又は角膜の位置検知装置。
【請求項７】
前記支持部は、上面視において、
前記延伸部の基準面に対して第１の角度で配置され、前記光源部を支持する第１平面部と、
前記延伸部の基準面に対して前記第１の角度とは異なる第２の角度で配置され、前記受光部を支持する第２平面部と、を含む、請求項５に記載の瞳孔又は角膜の位置検知装置。
【請求項８】
前記接続部は、前記正視方向において前記光源部と前記受光部の間に位置する、
請求項１に記載の瞳孔又は角膜の位置検知装置。
【請求項９】
前記光源部及び前記受光部は、前記装着者の正視方向と交差する上下方向において前記接続部と前記支持部の間に位置する、
請求項１に記載の瞳孔又は角膜の位置検知装置。
【請求項１０】
前記接続部と前記ヘッドマウントディスプレイとの間に配置され、前記接続部よりも弾性が大きい弾性部材を有する、請求項１に記載の瞳孔又は角膜の位置検知装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、瞳孔又は角膜の位置検知装置、及びヘッドマウントディスプレイに関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特許文献１には、眼球表面で高速走査されるレーザ光の反射光強度の時間変化に基づき、瞳孔位置を検知する装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、特許文献１に記載の装置では、ヘッドマウントディスプレイに該装置が取り付けられたときに、ヘッドマウントディスプレイを装着する者の外界に対する視界が、該装置の一部により遮られて狭くなる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明の一態様に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置は瞳孔又は角膜の位置検知装置は、ヘッドマウントディスプレイに取り付け可能な、前記ヘッドマウントディスプレイの装着者の瞳孔又は角膜の位置検知装置であって、光源部と、前記光源部から出射し、前記装着者の眼球で反射された光の少なくとも一部を受光する受光部と、前記ヘッドマウントディスプレイに接続する接続部と、前記光源部及び前記受光部を一体に支持する支持部と、を有し、前記接続部は、前記支持部により支持された前記光源部及び前記受光部の、前記装着者の正視方向と交差する上方向において、前記ヘッドマウントディスプレイに接続する。
【発明の効果】
【０００５】
本発明によれば、外界に対する装着者の視界を阻害せずに装着者の瞳孔又は角膜の位置を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
本発明の第一実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置を有するヘッドマウントディスプレイを示す模式的斜視図である。
本発明の第一実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置を有するヘッドマウントディスプレイが装着者の頭部に装着された状態を示す模式的斜視図である。
本発明の第一実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置の全体構成を示す模式的上面図である。
本発明の第一実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置の全体構成を示す第１模式的斜視図である。
本発明の第一実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置の全体構成を示す第２模式的斜視図である。
本発明の第一実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置における眼球、光源部及び受光部の上下方向における幅を示す模式的正面図である。
本発明の第一実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置の動作を示す第１模式的上面図である。
本発明の第一実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置の動作を示す第２模式的上面図である。
本発明の第二実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置における調整機構を示す模式的斜視図である。
本発明の第三実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置における弾性部材を示す模式的斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
本発明の実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置、及びヘッドマウントディスプレイについて図面を参照しながら詳細に説明する。但し、以下に示す形態は、本発明の実施形態に係る瞳孔又は角膜の位置検知装置、及びヘッドマウントディスプレイを例示するものであって、以下に限定するものではない。
【０００８】
また、本発明の実施形態に記載されている構成部の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定の形態のみに限定する旨の記載がない限り、本発明の実施形態の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさ、位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。また、以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており詳細説明を適宜省略する。
【０００９】
以下に示す説明では、説明をわかりやすくするために、ＸＹＺ直交座標系を用いて、各部分の配置及び構成を説明する。ＸＹＺ直交座標系における３つの軸は、互いに直交している。ＸＹＺ直交座標系において、Ｘ軸が延びる方向を第１方向Ｘと表記し、Ｙ軸が延びる方向を第２方向Ｙと表記し、Ｚ軸が延びる方向を第３方向Ｚと表記する。Ｘ軸を示す矢印が向く方向を＋Ｘ方向又は＋Ｘ側と表記し、＋Ｘ方向とは反対方向を－Ｘ方向又は－Ｘ側と表記する。Ｙ軸を示す矢印が向く方向を＋Ｙ方向又は＋Ｙ側と表記し、＋Ｙ方向とは反対方向を－Ｙ方向又は＋Ｙ側と表記する。Ｚ軸を示す矢印が向く方向を＋Ｚ方向又は＋Ｚ側と表記し、＋Ｚ方向とは反対方向を－Ｚ方向又は－Ｚ側と表記する。本明細書では、一例として、Ｙ方向は上下方向に対応し、＋Ｙ方向は上方向に対応する。＋Ｚ方向は正視方向に対応する。正視方向とは、装着者が正面を見ているときの視線方向をいう。Ｘ方向は左右方向に対応する。
【００１０】
但し、上記の方向表現は、相対的な位置、向き、方向等の関係を述べるに過ぎず、使用時における関係と一致していなくてもよい。また、これらの方向は重力方向とは無関係である。「配置する」とは直接接する場合に限られず、間接的に、例えば他の部材を介して配置する場合も含む。本明細書における「画像」には、静止画だけでなく、動画も含まれる。動画は映像と称してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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