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公開番号2025168752
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2024073473
出願日2024-04-30
発明の名称画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H04N 1/407 20060101AFI20251105BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザが、読取対象である原稿が含まれる読取画像において、原稿の欠落の有無を判断することが容易となる画像処理装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る画像処理装置は、原稿を読み取った画像である読取画像に含まれる前記原稿の欠落領域を検出する欠落領域検出部と、前記読取画像において、前記原稿の欠落領域を補間する色を、前記原稿の背景色とするか否かを特定する補間色特定部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
原稿を読み取った画像である読取画像に含まれる前記原稿の欠落領域を検出する欠落領域検出部と、
前記読取画像において、前記原稿の欠落領域を補間する色を、前記原稿の背景色とするか否かを特定する補間色特定部と、
を備える画像処理装置。
続きを表示（約 820 文字）【請求項２】
前記補間色特定部は、
前記読取画像に含まれる前記原稿の背景色を特定するとともに、前記背景色の輝度値に応じて前記原稿の欠落領域を補間する色を特定する、
請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項３】
前記欠落領域検出部は、前記原稿の欠落領域の大きさを算出し、
前記補間色特定部は、前記原稿の欠落領域の大きさに応じて前記原稿の欠落領域を補間する色を特定する、
請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項４】
前記補間色特定部は、前記読取画像の端部の所定領域に含まれる印字の有無に基づいて、前記原稿の欠落領域を補間する色を特定する、
請求項３に記載の画像処理装置。
【請求項５】
前記読取画像に含まれる前記原稿の傾きを、前記読取画像の水平成分に対する前記原稿の傾きに基づいて補正する傾き補正部をさらに備える、
請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項６】
前記原稿の欠落領域は、前記読取画像からはみ出した領域に対応する三角形状の領域である、
請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項７】
画像処理装置が行う画像処理方法であって、
原稿を読み取った画像である読取画像に含まれる前記原稿の欠落領域を検出するステップと、
前記読取画像において、前記原稿の欠落領域を補間する色を、前記原稿の背景色とするか否かを特定するステップと、
を含む画像処理方法。
【請求項８】
画像処理装置を機能させるプログラムであって、
原稿を読み取った画像である読取画像に含まれる前記原稿の欠落領域を検出する処理と、
前記読取画像において、前記原稿の欠落領域を補間する色を、前記原稿の背景色とするか否かを特定する処理と、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
画像処理装置において、読み取った原稿に含まれる欠落等を補修する技術が知られている。特許文献１には、読取画像に含まれる原稿の欠落領域を、原稿の背景色に置き換える画像処理装置に関する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
例えば、読取対象である原稿の全体が読取画像に含まれていない場合、再度原稿の読み取りを行うことがある。読取画像に含まれる原稿の欠落を原稿の背景色に置き換える場合、出力された画像に欠落が含まれることを、目視では確認しにくい場合がある。
【０００４】
本発明は、上記の課題を解決するため、読取画像に含まれる原稿の欠落の有無を判断することが容易となる画像処理装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明の一態様に係る画像処理装置は、原稿を読み取った画像である読取画像に含まれる前記原稿の欠落領域を検出する欠落領域検出部と、
前記読取画像において、前記原稿の欠落領域を補間する色を、前記原稿の背景色とするか否かを特定する補間色特定部と、を備える。
【発明の効果】
【０００６】
本発明に係る画像処理装置によれば、読取画像に含まれる原稿の欠落の有無を判断することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本発明の第１実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成図である。
本発明の第１実施形態に係る画像処理装置に含まれるスキャナの概略構成図である。
本発明の第１実施形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。
本発明の第１実施形態に係る画像処理装置における角度情報および座標情報の算出方法を説明するための図である。
本発明の第１実施形態に係る画像処理装置における原稿の欠落領域を補間する方法について説明するための図である。
本発明の第１実施形態に係る画像処理装置における欠落補間処理のフロー図である。
本発明の第２実施形態に係る画像処理装置における欠落補間処理のフロー図である。
本発明の第３実施形態に係る画像処理装置における欠落補間処理のフロー図である。
本発明の第３実施形態に係る画像処理装置における欠落領域の大きさを算出する方法を説明するための図である。
本発明の第４実施形態に係る画像処理装置における欠落補間処理のフロー図である。
本発明の第４実施形態に係る画像処理装置における、読取画像の端部における印字の有無に基づいて、原稿の欠落領域を補間する色を特定する方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【０００９】
［第１実施形態］
＜画像処理装置１の構成＞
図１は、本発明の第１実施形態に係る画像処理装置１のハードウェア構成図である。画像処理装置１は、画像処理部１０、スキャナ２０、プロッタ３０およびＨＤＤ（Hard Disk Drive）４０を含む。画像処理装置１は、例えば、プリンタ、コピー、ファクシミリ等の機能を含むＭＦＰ（Multifunction Peripheral）や、プリンタ等の画像形成機能を含む電子機器であってもよい。
【００１０】
画像処理部１０は、スキャナ２０で読み取った原稿画像に所定の処理を施す。画像処理部１０、スキャナ２０および図示しない自動原稿送り装置（ＡＤＦ：Auto Document Feeder）は、傾き検出装置および読取装置を構成する。
（【００１１】以降は省略されています）

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