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公開番号
2025172421
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-26
出願番号
2024077922
出願日
2024-05-13
発明の名称
画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20251118BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】トナーの強制消費による待ち時間と画像品質への影響を防止し、画像の印字率によらずに所望量のトナーを消費できる画像形成装置。
【解決手段】像担持体、現像手段、中間転写体、1次転写を行う第1の転写手段、2次転写を行う第2の転写手段、制御部を備える。1次転写の転写率が最大もしくは略最大となるように、かつ、2次転写の転写率が最大もしくは略最大となるように画像形成を行う動作を通常動作とする。制御部は、現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、像担持体の印字部にはトナー像を形成するためのトナー量を含みつつ、当該印字部と非印字部のトナー付着量が通常動作よりも多くなるように現像手段から像担持体にトナーを供給するとともに、第1の転写手段と第2の転写手段を制御して、記録媒体にトナー像を転写するとともに、第1の転写残トナーの量と第2の転写残トナーの量のうち少なくとも一方で通常動作よりも多くする。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
像担持体と、
前記像担持体に対向する現像部材を有し、前記像担持体にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、
中間転写体と、
前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を1次転写させる第1の転写手段と、
前記中間転写体から記録媒体にトナー像を2次転写させる第2の転写手段と、
制御部と、を備え、
前記1次転写の転写率が最大もしくは略最大となるように、かつ、前記2次転写の転写率が最大もしくは略最大となるように画像形成を行う動作を通常動作としたとき、
前記制御部は、前記現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、前記像担持体の印字部には前記トナー像を形成するためのトナー量を含みつつ、当該印字部と非印字部のトナー付着量が前記通常動作よりも多くなるように前記現像手段から前記像担持体にトナーを供給するとともに、前記第1の転写手段と前記第2の転写手段を制御して、前記記録媒体に前記トナー像を転写するとともに、前記第1の転写残トナーの量と前記第2の転写残トナーの量のうち少なくとも一方で前記通常動作よりも多くする
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
前記像担持体を露光する露光手段を有し、
前記制御部は、前記現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、前記現像手段と前記露光手段を制御して、前記像担持体上の非印字部のトナー付着量を前記通常動作よりも多くする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記像担持体を帯電させる帯電手段を有し、
前記帯電手段は、前記像担持体と対向する帯電部材を有し、
前記現像部材に印加された電圧と、前記露光の後の前記像担持体の表面電位との差を現像ポテンシャルとし、
前記現像部材に印加された電圧と、前記帯電部材に印加された電圧との差を地肌ポテンシャルとし、
前記制御部は、前記現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、前記現像ポテンシャルを前記通常動作時よりも絶対値で大きくし、前記地肌ポテンシャルを前記通常動作よりも絶対値で小さくすることにより、前記像担持体上の印字部及び非印字部のトナー付着量を前記通常動作よりも多くする
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、前記第1の転写手段を制御して1次転写率を前記通常動作よりも低くし、前記第1の転写残トナーの量を前記通常動作よりも多くする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、前記第2の転写手段を制御して2次転写率を前記通常動作よりも低くし、前記第2の転写残トナーの量を前記通常動作よりも多くする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、前記第1の転写手段及び前記第2の転写手段を制御して1次転写率を前記通常動作よりも低くし、かつ、2次転写率を前記通常動作よりも低くし、前記第1の転写残トナーの量及び前記第2の転写残トナーの量を前記通常動作よりも多くする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
像担持体と、
前記像担持体に対向する現像部材を有し、前記像担持体にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、
前記像担持体から記録媒体にトナー像を転写する転写手段と、
制御部と、を備え、
前記転写の転写率が最大もしくは略最大となるように画像形成を行う動作を通常動作としたとき、
前記制御部は、前記現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、前記像担持体の印字部には前記トナー像を形成するためのトナー量を含みつつ、当該印字部と非印字部のトナー付着量が前記通常動作よりも多くなるように前記現像手段から前記像担持体にトナーを供給するとともに、前記転写手段を制御して、前記記録媒体に前記トナー像を転写するとともに、前記転写残トナーの量を前記通常動作よりも多くする
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、前記第転写手段を制御して転写率を前記通常動作よりも低くし、前記転写残トナーの量を前記通常動作よりも多くする
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
像担持体と、
前記像担持体に対向する現像部材を有し、前記像担持体にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、
中間転写体と、
前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を1次転写させる第1の転写手段と、
前記中間転写体から記録媒体にトナー像を2次転写させる第2の転写手段と、を備える画像形成装置が行う画像形成方法であって、
制御工程を含み、
前記1次転写の転写率が最大もしくは略最大となるように、かつ、前記2次転写の転写率が最大もしくは略最大となるように画像形成を行う動作を通常動作としたとき、
前記制御工程は、前記現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、前記像担持体の印字部には前記トナー像を形成するためのトナー量を含みつつ、当該印字部と非印字部のトナー付着量が前記通常動作よりも多くなるように前記現像手段から前記像担持体にトナーを供給するとともに、前記第1の転写手段と前記第2の転写手段を制御して、前記記録媒体に前記トナー像を転写するとともに、前記第1の転写残トナーの量と前記第2の転写残トナーの量のうち少なくとも一方で前記通常動作よりも多くする
ことを特徴とする画像形成方法。
【請求項10】
像担持体と、
前記像担持体に対向する現像部材を有し、前記像担持体にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、
中間転写体と、
前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を1次転写させる第1の転写手段と、
前記中間転写体から記録媒体にトナー像を2次転写させる第2の転写手段と、を備える画像形成装置に制御処理を実行させるプログラムであって、
前記1次転写の転写率が最大もしくは略最大となるように、かつ、前記2次転写の転写率が最大もしくは略最大となるように画像形成を行う動作を通常動作としたとき、
前記制御処理は、前記現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、前記像担持体の印字部には前記トナー像を形成するためのトナー量を含みつつ、当該印字部と非印字部のトナー付着量が前記通常動作よりも多くなるように前記現像手段から前記像担持体にトナーを供給するとともに、前記第1の転写手段と前記第2の転写手段を制御して、前記記録媒体に前記トナー像を転写するとともに、前記第1の転写残トナーの量と前記第2の転写残トナーの量のうち少なくとも一方で前記通常動作よりも多くする
ことを特徴とするプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、現像手段からトナーが像担持体に供給されてトナー像が形成され、中間転写体や記録媒体にトナー像が転写される。記録媒体にトナー像が転写された後、定着手段によって定着が行われて画像が形成される。
【0003】
このような画像形成装置では、低印字率の画像形成が繰り返された場合、現像手段内のトナーの収支が低下し、長期間トナーが現像手段内に滞在するようになる。この場合、現像手段が有する規制ブレードでトナーが繰り返し摺擦される等により、トナーの帯電特性等が劣化する。この結果、ボソツキや画像濃度の変動などの画像品質の劣化が生じてしまう。
【0004】
この問題を解決するため、従来技術では、所定の場合にトナーの強制的な消費を行うことが提案されている。このような背景のもと、特許文献1では、強制消費や強制消費後の廃棄に代わり、トナーを有効活用する目的で技術の提案がなされている。
【0005】
特許文献1では、特定の色の印字率が、ある一定の閾値以下の出力で続いた場合、カラー画像出力時に、印字率が一定の閾値以下の色の印字割合を現出力時の設定と比較して高めている。また特許文献1では、特定の色の印字率が、ある一定の閾値以下の出力で続いた場合、モノクロ画像出力時に、印字率が一定の閾値以下の色をブラック画像に一定量重ねている。このため、特許文献1では、記録媒体上に形成されるトナー画像に消費用トナーを上乗せしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、消費用トナーを記録媒体上のトナー画像に重ねているため、形成された画像の画像品質に影響が出てしまうという問題がある。例えば、画像の濃度や色味の変化が生じることのほか、定着オフセットなどに影響が生じる。そのため、トナーの劣化による画像品質の劣化を防止するという目的でトナーの強制的な消費を行う場合に、画像品質に影響を生じさせない技術が求められている。
【0007】
それと同時に、従来技術での問題を解決することも求められる。従来技術では、画像形成後にトナーの強制消費を行うためのパターンを印刷するものがあり、トナーの強制消費を行うことで待ち時間が生じていた。トナーの強制消費による待ち時間が生じる場合、ユーザーの利便性の低下のほか、生産性の低下が生じる場合がある。特許文献1では、トナーの強制消費による待ち時間は生じないが、上記のように、画像品質に影響が生じる場合がある。また、特許文献1では、画像の印字率によって消費できるトナーの量が制限されてしまうという問題がある。
【0008】
そこで本発明は、トナーの劣化による画像品質の劣化を防止するという目的でトナーの強制的な消費を行う場合に、トナーの強制消費による待ち時間を生じさせず、画像品質に影響を生じさせず、画像の印字率によらずに所望の量のトナーを消費できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、
像担持体と、
前記像担持体に対向する現像部材を有し、前記像担持体にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、
中間転写体と、
前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を1次転写させる第1の転写手段と、
前記中間転写体から記録媒体にトナー像を2次転写させる第2の転写手段と、
制御部と、を備え、
前記1次転写の転写率が最大もしくは略最大となるように、かつ、前記2次転写の転写率が最大もしくは略最大となるように画像形成を行う動作を通常動作としたとき、
前記制御部は、前記現像部材の単位走行距離当たりのトナー消費量が閾値以下の場合に、前記像担持体の印字部には前記トナー像を形成するためのトナー量を含みつつ、当該印字部と非印字部のトナー付着量が前記通常動作よりも多くなるように前記現像手段から前記像担持体にトナーを供給するとともに、前記第1の転写手段と前記第2の転写手段を制御して、前記記録媒体に前記トナー像を転写するとともに、前記第1の転写残トナーの量と前記第2の転写残トナーの量のうち少なくとも一方で前記通常動作よりも多くする
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、トナーの劣化による画像品質の劣化を防止するという目的でトナーの強制的な消費を行う場合に、トナーの強制消費による待ち時間を生じさせず、画像品質に影響を生じさせず、画像の印字率によらずに所望の量のトナーを消費できる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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