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公開番号2025124332
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020305
出願日2024-02-14
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20250819BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】印刷時に画像形成を行わない画像形成ユニット内の劣化トナーの増加を抑止する。
【解決手段】画像形成装置1は、感光ドラム14を回転させて黒色で画像形成を行う、画像形成ユニット10のうちの何れか一方である第1の画像形成ユニット10と、感光ドラム14を回転させて黒色で画像形成を行う、画像形成ユニット10のうちの何れか他方である第2の画像形成ユニット10と、第1の画像形成ユニット10及び第2の画像形成ユニット10において発生する劣化トナーを算出する廃棄ドットカウント算出部53と、第1の画像形成ユニット10又は第2の画像形成ユニット10のうち画像形成を行わない画像形成ユニット10の感光ドラム14が回転する状態の場合、劣化トナーの値に基づいて、第1の画像形成ユニット10又は第2の画像形成ユニット10の何れか一方を選択して画像形成を行わせる印刷管理部50とを設ける。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
第1の感光ドラムを回転させて第1の色で画像形成を行う第1の画像形成部と、
第2の感光ドラムを回転させて前記第1の色で画像形成を行う第2の画像形成部と、
前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部において発生する劣化トナーを算出する算出部と、
前記第1の画像形成部又は前記第2の画像形成部のうち画像形成を行わない画像形成部の感光ドラムが回転する状態の場合、前記劣化トナーの値に基づいて、前記第1の画像形成部又は前記第2の画像形成部の何れか一方を選択して画像形成を行わせる制御部と
を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記算出部において算出した前記劣化トナーの累計値を記憶する記憶部と、
少なくとも前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部と
をさらに有し、
前記制御部は、
前記劣化トナーの累計値が最小の前記画像形成部以外の前記画像形成部を選択して画像形成を行わせる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記劣化トナーの累計値が最大の前記画像形成部を選択して画像形成を行わせる
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記算出部は、
前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部において発生する前記劣化トナーをページ毎に算出し、
前記制御部は、
前記劣化トナーの累計値が最大の前記画像形成部をページ毎に選択して画像形成を行わせる
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記劣化トナーの累計値が閾値を超えた場合に、前記劣化トナーを廃棄する廃棄部
をさらに有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記劣化トナーの累計値から廃棄された前記劣化トナーの値を減算して前記劣化トナーの累計値を更新する更新部
をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関し、記録媒体に現像剤画像を転写して画像を形成する画像形成装置に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置においては、トナーを用いて印刷を繰り返すことで、印刷動作での印字画像に対し消費されるトナーの密度が十分でないことにより、トナーが高電圧に帯電した部材に長時間接触するため、画像形成ユニット内にある現像装置内に劣化トナーが発生する。この劣化トナーは画像の品位の低下を引き起こす要因であるため、画像形成装置は、現像装置内の劣化トナーを感光ドラムに吐き出し画像形成ユニット内の廃トナー回収容器に回収することにより、劣化トナー廃棄を行う。
【0003】
また、印刷データの印字率が高い場合は、トナーが劣化する前に現像され劣化トナーが発生しにくい。これに対し、印刷データの印字率、すなわち印字で消費するトナー量に応じて印刷時に使用する画像形成ユニットを変更することにより、劣化トナー廃棄を実行する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また画像形成装置においては、画像形成ユニットにおける感光ドラムが転写ローラと当接する又は離隔するように、上下移動が可能となっており、感光ドラムを転写ローラに対し当接した状態である転写ポジションと、感光ドラムを転写ローラから離隔した状態である非転写ポジションとを切り替え可能なものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-160358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、画像形成装置においては、印刷時に画像形成を行わない画像形成ユニットを転写ローラから離隔させない状態で他の画像形成ユニットで画像形成を行った場合、画像形成を行わない画像形成ユニット内の劣化トナーが増加してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、印刷時に画像形成を行わない画像形成ユニット内の劣化トナーの増加を抑止し得る画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、第1の感光ドラムを回転させて第1の色で画像形成を行う第1の画像形成部と、第2の感光ドラムを回転させて第1の色で画像形成を行う第2の画像形成部と、第1の画像形成部及び第2の画像形成部において発生する劣化トナーを算出する算出部と、第1の画像形成部又は第2の画像形成部のうち画像形成を行わない画像形成部の感光ドラムが回転する状態の場合、劣化トナーの値に基づいて、第1の画像形成部又は第2の画像形成部の何れか一方を選択して画像形成を行わせる制御部とを設けるようにした。
【0009】
これにより本発明は、画像形成に使用する画像形成部における画像形成の際に、画像形成に使用しない画像形成部の感光ドラムが回転する状態であったとしても、劣化トナーの累計値が大きい画像形成部を優先的に使用して画像形成を行うことにより、劣化トナーの累計値が大きい画像形成部の劣化トナーの累計値を低下させることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像形成に使用する画像形成部における画像形成の際に、画像形成に使用しない画像形成部の感光ドラムが回転する状態であったとしても、劣化トナーの累計値が大きい画像形成部を優先的に使用して画像形成を行うことにより、劣化トナーの累計値が大きい画像形成部の劣化トナーの累計値を低下させることができ、かくして印刷時に画像形成を行わない画像形成ユニット内の劣化トナーの増加を抑止し得る画像形成装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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