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公開番号2025171338
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024076552
出願日2024-05-09
発明の名称表示装置、表示方法、プログラム、表示システム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類G06V 30/196 20220101AFI20251113BHJP(計算;計数)
要約【課題】所定の文字種に強制変換されることの不都合を抑制すること。
【解決手段】本発明は、手書き入力を辞書により文字認識して予め定められた文字種に変換する表示装置であって、手書き文字ごとに認識結果に関する確度情報を算出する手書き認識制御部と、確度情報が予め決めた閾値を超える場合、第1辞書を使って、手書き文字を文字認識して第1の文字種の第1の文字列に変換し、確度情報が予め決めた閾値未満又は閾値以下の場合、第1辞書で予め定められた第1の文字種とは異なる第2の文字種を含む第2辞書を使って、手書き文字を文字認識して第2の文字種の第2の文字列に変換する手書き認識辞書制御部と、第1辞書を使って文字認識された第1の文字種の第1の文字列と、前記第2辞書を使って文字認識された前記第2の文字種の第2の文字列と、を強制変換される所定の入力欄に表示させる表示制御部と、を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
手書き入力を辞書により文字認識して予め定められた文字種に変換する表示装置であって、
ユーザーから複数の手書き文字を含む手書き入力を受け付け、前記受け付けた手書き入力が強制変換される所定の入力欄に入力されたか否かを判断する手書き入力部と、
前記受け付けた手書き入力が前記強制変換される所定の入力欄に入力された場合、前記手書き入力に含まれる各々の手書き文字を第1辞書で文字認識し、前記手書き文字ごとに認識結果に関する確度情報を算出する手書き認識制御部と、
前記確度情報が予め決めた閾値を超える場合、前記第1辞書を使って、前記手書き文字を文字認識して第1の文字種の第1の文字列に変換し、
前記確度情報が予め決めた閾値未満又は閾値以下の場合、前記第1辞書で予め定められた前記第1の文字種とは異なる第2の文字種を含む第2辞書を使って、前記手書き文字を文字認識して前記第2の文字種の第2の文字列に変換する手書き認識辞書制御部と、
前記第1辞書を使って文字認識された前記第1の文字種の第1の文字列と、前記第2辞書を使って文字認識された前記第2の文字種の第2の文字列と、を前記強制変換される所定の入力欄に表示させる表示制御部と、
を有する表示装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記確度情報が予め決めた閾値未満又は閾値以下の場合、
前記手書き認識制御部は、前記第2辞書で文字認識された複数の文字列候補を選択可能に表示させ、
前記表示制御部は、ユーザーからの選択を受け付けた前記文字列候補を前記第2の文字列として、前記強制変換される所定の入力欄に表示させる請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記確度情報が予め決めた閾値未満又は閾値以下でない場合、
前記表示制御部は、前記第1辞書で文字認識された前記第1の文字列を前記強制変換される所定の入力欄に表示させる請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記手書き認識制御部は、前記手書き入力を前記第1辞書及び前記第2辞書で文字認識すると共に、第1の確度情報及び第2の確度情報を算出し、
前記第2の確度情報から前記第1の確度情報を引いた差分が第2の閾値以上又は第2の閾値超の場合、
前記手書き認識制御部は、前記第2辞書で文字認識された前記第2の文字列を前記強制変換される所定の入力欄に表示させる請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第2の確度情報から前記第1の確度情報を引いた差分が第2の閾値以上又は第2の閾値超でない場合、
前記手書き認識制御部は、前記第1辞書で文字認識された前記第1の文字列を前記強制変換される所定の入力欄に表示させる請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示制御部が前記第1辞書で文字認識された前記第1の文字列を前記強制変換される所定の入力欄に表示させ、かつ、前記第1の文字列に対する再変換ジェスチャーを受け付けた場合、
前記手書き認識制御部は、前記第2辞書で文字認識された複数の文字列候補を選択可能に表示させ、
前記表示制御部は、ユーザーからの選択を受け付けた前記文字列候補を前記第2の文字列として、前記強制変換される所定の入力欄に表示させる請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記手書き入力部が前記強制変換される所定の入力欄へユーザーからの手書き入力を受け付ける前に、前記強制変換される所定の入力欄に対する強制変換を解除する操作を受け付けた場合、
前記手書き認識制御部は、前記強制変換される所定の入力欄へのユーザーからの手書き入力を前記第1辞書で文字認識することなく、前記第2辞書で文字認識し、
前記第2辞書で文字認識された複数の文字列候補を選択可能に表示させ、
前記表示制御部は、ユーザーからの選択を受け付けた前記文字列候補を前記第2の文字列として、前記強制変換される所定の入力欄に表示させる請求項1に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第1辞書は、前記手書き入力を数字にだけ変換する辞書である請求項1に記載の表示装置。
【請求項9】
前記第2辞書は、前記手書き入力を数字、ひらがな、カタカナ、漢字、記号、及びアルファベットのうち2つ以上に変換する辞書である請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記強制変換される所定の入力欄に手書きされた前記手書き入力が文字列に変換された認識結果を蓄積し、前記認識結果を解析する解析部と、
前記解析部による前記認識結果を表示させると共に、前記認識結果に基づいて、前記第1辞書でなく前記第2辞書を使用するかどうかを判断する前記閾値の変更を受け付ける表示受付部と、
を更に有する請求項1に記載の表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置、表示方法、プログラム、及び表示システムに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
手書き認識技術を利用し、手書きデータを文字認識して文字列に変換して、変換した文字列をディスプレーに表示する表示装置が知られている。
【0003】
文字認識で得た文字列を翻訳する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、利用者が手書きした手書きデータを文字認識(日本語として認識)すると共に、認識して得た日本語の文字列を他の言語(英語)に翻訳する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、ユーザーが手書き入力した内容が所定の文字種に強制変換される場合に、その他の文字種の文字を入力できないという課題があった。例えば、表示装置に予め用意されている入力欄の中には、数字だけを入力することが決まっており、手書き入力が強制的に数字に変換される入力欄がある。この入力欄に数字が手書きされた場合、表示装置は、手書きデータに最も近しい数字に変換すればよいので、数字以外のひらがな等も認識候補とする場合よりも正確に文字認識できる。しかし、ユーザーがこの入力欄に数字に加えて別の文字種(ひらがな、漢字、アルファベットなど)を手書き入力したい場合がある。この場合、数字は正しく認識されて変換されるものの、数字以外の文字種は数字に強制変換されてしまい、ユーザーが意図した文字列に変換されない。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み、ユーザーが手書き入力した内容が所定の文字種に強制変換されることの不都合を抑制する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑み、本発明は、手書き入力を辞書により文字認識して予め定められた文字種に変換する表示装置であって、ユーザーから複数の手書き文字を含む手書き入力を受け付け、前記受け付けた手書き入力が強制変換される所定の入力欄に入力されたか否かを判断する手書き入力部と、前記受け付けた手書き入力が前記強制変換される所定の入力欄に入力された場合、前記手書き入力に含まれる各々の手書き文字を第1辞書で文字認識し、前記手書き文字ごとに認識結果に関する確度情報を算出する手書き認識制御部と、前記確度情報が予め決めた閾値を超える場合、前記第1辞書を使って、前記手書き文字を文字認識して第1の文字種の第1の文字列に変換し、前記確度情報が予め決めた閾値未満又は閾値以下の場合、前記第1辞書で予め定められた前記第1の文字種とは異なる第2の文字種を含む第2辞書を使って、前記手書き文字を文字認識して前記第2の文字種の第2の文字列に変換する手書き認識辞書制御部と、前記第1辞書を使って文字認識された前記第1の文字種の第1の文字列と、前記第2辞書を使って文字認識された前記第2の文字種の第2の文字列と、を前記強制変換される所定の入力欄に表示させる表示制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、ユーザーが手書き入力した内容が所定の文字種に強制変換されることの不都合を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
表示装置が表示する表形式の入力フォームの一例を示す図である。
認識点数について模式的に説明する図である。
表示装置が「代」という手書きデータ325を認識した場合の認識点数を示す。
表示装置の配置例を示した図である。
表示装置のハードウェア構成図の一例である。
表示装置が有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
入力フォームが有する各入力欄の入力欄定義データの一例を示す図である。
操作ガイドと操作ガイドが表示する選択可能候補の一例を示す図である。
強制変換入力欄へ数字以外の文字が手書きされた場合の変換方法を説明するフローチャート図の一例である。
図9の処理により手書きデータが文字列に変換された変換例を示す図である。
強制変換入力欄へ数字以外の文字が手書きされた場合に、ユーザーが複数の文字列候補から選択することで文字列に変換する方法を説明するフローチャート図の一例である。
図11の処理により手書きデータが文字列に変換される変換例を説明する図である。
強制変換入力欄へ数字以外の文字が手書きされた場合に、異なる辞書による認識点数の違いにより辞書を選択して変換する方法を説明するフローチャート図の一例である。
図13の処理により手書きデータが文字列に変換された変換例を示す図である。
強制変換入力欄へ数字以外の文字が手書きされた場合に、ユーザーが修正操作を行うことで辞書を選択して再変換する方法を説明するフローチャート図の一例である。
図15の処理により手書きデータが文字列に変換される変換例を説明する図である。
モード切替ジェスチャーにより強制変換が解除された強制変換入力欄へ、数字以外の文字が手書きされた場合の変換方法を説明するフローチャート図の一例である。
図17の処理により手書きデータが文字列に変換された変換例を示す図である。
表示装置の機能ブロック図の一例である。
強制変換入力欄への手書きデータを文字認識した認識結果に基づいて条件を変更するフローチャート図の一例である。
判断結果画面の一例を示す図である。
表示システムのシステム構成図の一例である。
情報処理システムのハードウェア構成図の一例である。
表示システムが有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
表示装置と情報処理システムが通信して手書きデータの認識結果を表示する処理を説明するシーケンス図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態の一例として、表示装置及び表示装置が行う表示方法について図面を参照しながら説明する。
【0010】
<所定の文字種の文字列にのみ変換される場合>
図1を参照し、所定の文字種として数字にのみ手書きデータが変換される場合を説明する。図1は、表示装置が表示する表形式の入力フォーム300の一例である。入力フォーム300が有する各マスが入力欄である。一例として、緊急性が高く臨機応変な対応が求められる職場や現場で、表示装置が使用される場面がある。図1(a)の入力フォーム300は、「名前」を列見出しとする列と「年齢」を列見出しとする列がある。「年齢」を列見出しとする列には数字しか手書きされないので、この列は予め強制変換入力欄に設定されている。強制変換入力欄(強制変換される所定の入力欄の一例)とは、表示装置2が文字列候補を表示させずに、限定された1つ以上の文字種の文字列に手書きデータを強制変換する入力欄である。文字種とは、文字の種類を表す。文字種の一例として、数字、ひらがな、カタカナ、漢字、記号、アルファベットが挙げられるが、これらの一例には限られない。文字列とは、手書きデータの文字認識により変換されたオブジェクトである。文字列は文字コードで表すことができる。文字列は、1つ以上の文字であり、文字には、ひらがな、かたかな、漢字、アルファベット、数字、及び記号が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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