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公開番号2025173238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-27
出願番号2024078726
出願日2024-05-14
発明の名称粒子、試薬、医薬組成物、粉末吸入剤及び粒子の製造方法
出願人株式会社リコー,株式会社Epsilon Molecular Engineering
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類A61K 39/395 20060101AFI20251119BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】VHH抗体を含む新規な粒子を提供する。また、このような粒子を含む医薬組成物、粉末吸入剤を提供する。さらに、VHH抗体を含む新規な粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】粒子状に成形された基材と、基材中に分散したVHH抗体と、を有し、VHH抗体の凝集体を実質的に含まない粒子。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粒子状に成形された基材と、
前記基材中に分散したVHH抗体と、を有し、
前記VHH抗体の凝集体を実質的に含まない粒子。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記VHH抗体に対する前記凝集体の割合が3%以下である請求項1に記載の粒子。
【請求項3】
体積平均粒径が0.5μm以上100μm以下である請求項1又は2に記載の粒子。
【請求項4】
体積平均粒径が0.5μm以上10μm以下である請求項3に記載の粒子。
【請求項5】
Relative Span Factorが1.2以下である請求項1又は2に記載の粒子。
【請求項6】
前記基材が、糖類である請求項1又は2に記載の粒子。
【請求項7】
前記基材が、ラクトース及びマンニトールのいずれか一方又は両方である請求項6に記載の粒子。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の粒子を含む医薬組成物。
【請求項9】
請求項8に記載の医薬組成物の剤形がエアロゾルである粉末吸入剤。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の粒子を含む試薬。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粒子、試薬、医薬組成物、粉末吸入剤及び粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、抗体を試薬や医薬品に用いる検討が為されている。特に医薬品に用いるにあたって抗体は、低分子薬物と比較して、薬効が高く副作用も少ない、さらに適用できる病気の利用範囲が広い等のメリットを有する。
【0003】
抗体の1種として、シングルドメイン抗体であるVHH抗体が知られている。VHH抗体は、微生物での低コスト生産も可能であること、多価抗体や多重特異性抗体、薬物・化合物の修飾など、タンパク質工学的な改変も容易であること等の利点を有する。このような利点を活かし、VHH抗体を用いた医薬品開発が行われている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、再生医療用試薬としてFGF2の代替となるVHH抗体も開発されている、(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
上市されたIgG抗体を始めとする抗体試薬や抗体診断薬においては、抗体の凝集体によりその精度や機能が低下してしまう懸念がある。また、上市されたIgG抗体を始めとする抗体医薬品においては、抗体の凝集体により免疫原性が惹起されることが指摘されている。
【0006】
VHH抗体においても同様に、医薬品中でVHH抗体が凝集体を形成すると免疫原性の懸念が生じる。しかし、VHH抗体の凝集体の形成を抑制するための検討は不十分であり、試薬開発や医薬品開発を進める上では検討の余地がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、VHH抗体を含む新規な粒子を提供することを目的とする。また、このような粒子を含む試薬、医薬組成物、粉末吸入剤を提供することを合わせて目的とする。さらに、VHH抗体を含む新規な粒子の製造方法を提供することを合わせて目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、粒子状に成形された基材と、前記基材中に分散したVHH抗体と、を有し、前記VHH抗体の凝集体を実質的に含まない粒子を包含する。
【0009】
本発明によれば、VHH抗体を含む新規な粒子を提供することができる。また、このような粒子を含む試薬、医薬組成物、粉末吸入剤を提供することができる。さらに、VHH抗体を含む新規な粒子の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態の粒子を構成する1粒(単位粒子1)を示す模式図である。
図2は、粒子の製造装置の一例である。
図3は、製造装置100に用いられる液滴吐出手段の一例を示す概略断面図である。
図4は、粒子Aの電子顕微鏡写真である。
図5は、原料であるVHH抗体のSECクロマトグラムである。
図6は、マンニトール溶液のSECクロマトグラムである。
図7は、粒子Aについて測定したSECクロマトグラムである。
図8は、粒子Bについて測定したSECクロマトグラムである。
図9は、粒子Cについて測定したSECクロマトグラムである。
図10は、原料であるVHH抗体についての結合能の測定結果である。
図11は、粒子Aに含まれるVHH抗体についての結合能の測定結果である。
図12は、粒子Bに含まれるVHH抗体についての結合能の測定結果である。
図13は、粒子Cに含まれるVHH抗体についての結合能の測定結果である。
図14は、吸入特性の測定結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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