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公開番号2025159533
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-21
出願番号2024062172
出願日2024-04-08
発明の名称分圧回路、測定装置及び基板回路、並びに分圧回路の製造方法
出願人日置電機株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類G01R 15/04 20060101AFI20251014BHJP(測定;試験)
要約【課題】一対の抵抗器に接続される配線の影響によって分圧回路の出力精度が低下するのを抑制する。
【解決手段】互いに一端同士が接続された抵抗器11及び抵抗器12を有する分圧回路1は、抵抗器11の他端に接続された第一配線と、抵抗器12の他端に接続された第二配線と、を備える。抵抗器11の抵抗値及び抵抗器12の抵抗値は互いに異なり、抵抗器11及び抵抗器12の抵抗比Rrと第一配線及び第二配線の抵抗比Rlとが同等である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回路の出力部へつながる出力配線を介して互いに一端同士が接続された第一抵抗器及び第二抵抗器を有する分圧回路であって、
前記第一抵抗器の他端に接続された第一配線と、
前記第二抵抗器の他端に接続された第二配線と、を備え、
前記第一抵抗器の抵抗値及び前記第二抵抗器の抵抗値は、互いに異なり、
前記第一抵抗器及び前記第二抵抗器の抵抗比と前記第一配線及び前記第二配線の抵抗比とが同等である、
分圧回路。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の分圧回路であって、
前記第一配線及び前記第一抵抗器の抵抗比と前記第二配線及び前記第二抵抗器の抵抗比とが同等である、
分圧回路。
【請求項3】
請求項1に記載の分圧回路であって、
前記第一配線と前記第二配線とは、配線パターンの長さ、幅及び厚みの少なくとも一つが互いに異なる、
分圧回路。
【請求項4】
請求項3に記載の分圧回路であって、
前記第一抵抗器及び前記第二抵抗器のうち抵抗値が高い抵抗器の配線は、抵抗値が低い抵抗器の配線に対し、前記配線パターンの長さが長い、前記配線パターンの幅が狭い、又は前記配線パターンの厚みが薄い、
分圧回路。
【請求項5】
請求項1に記載の分圧回路であって、
前記第一配線及び前記第二配線のインダクタンス比は、前記第一抵抗器及び前記第二抵抗器の抵抗比に対して同等である、
分圧回路。
【請求項6】
請求項5に記載の分圧回路であって、
前記第一配線と前記第二配線とは、配線パターンの形状が互いに異なる、
分圧回路。
【請求項7】
請求項1に記載の分圧回路であって、
前記第一配線の入力端は、バッファ回路の出力端に接続され、
前記第二配線の出力端は、基準電位に接続され、
前記第一抵抗器及び前記第二抵抗器を互いに接続する前記出力配線は、前記分圧回路の出力部に接続される、
分圧回路。
【請求項8】
請求項1に記載の分圧回路であって、
出力端子が前記回路の前記出力部に接続される増幅器をさらに含み、
前記第一抵抗器及び前記第二抵抗器を互いに接続する前記出力配線は、前記増幅器の反転入力端子に接続され、
前記第一配線の入力端は、前記増幅器の出力端子に接続される、
分圧回路。
【請求項9】
請求項1に記載の分圧回路であって、
前記第一抵抗器及び前記第二抵抗器の組と増幅器とを複数有し、
第一組における前記第一抵抗器及び前記第二抵抗器を互いに接続する前記出力配線は、第一分圧回路の第一増幅器の反転入力端子に接続され、
第二組における前記第一抵抗器及び前記第二抵抗器を互いに接続する前記出力配線は、第二分圧回路の第二増幅器の反転入力端子に接続され、
前記第一組における前記第一抵抗器の他端に接続された前記第一配線の入力端は、前記第一増幅器の出力端子に接続され、
前記第二組における前記第二抵抗器の他端に接続された前記第二配線の出力端は、前記第一増幅器の出力端子に接続され、
前記第二組における前記第一抵抗器の他端に接続された前記第一配線の入力端は、前記第二増幅器の出力端子に接続され、
前記第二増幅器の出力端子は、前記回路の前記出力部に接続される、
分圧回路。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の分圧回路を備える測定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分圧回路、測定装置及び基板回路、並びに分圧回路の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、直列接続された2つの抵抗を有する分圧回路が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-38234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような分圧回路では、直列接続された2つの抵抗が、入力電圧を供給する配線と基準電圧を供給する配線との間に接続されており、これらの2つの配線の影響によって分圧回路の出力精度が低下してしまうことがある。
【0005】
例えば、2つの配線の抵抗温度係数は2つの抵抗の温度係数よりも極めて大きいことから、2つの配線の温度変化に伴い、2つの抵抗の接続点に生じる出力電圧が、2つの抵抗の抵抗比によって定まる電圧値に対して大きく変動してしまう。このように、2つの配線の影響により分圧回路の出力精度が低下するという問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、一対の抵抗器に接続される配線の影響によって分圧回路の出力精度が低下するのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様によれば、出力部へつながる出力配線を介して互いに一端同士が接続された第一抵抗器及び第二抵抗器を有する分圧回路は、前記第一抵抗器の他端に接続された第一配線と、前記第二抵抗器の他端に接続された第二配線と、を備える。前記第一抵抗器の抵抗値及び前記第二抵抗器の抵抗値は、互いに異なり、前記第一抵抗器及び前記第二抵抗器の抵抗比と前記第一配線及び前記第二配線の抵抗比とが同等である。
【発明の効果】
【0008】
この態様によれば、第一配線及び第二配線の抵抗比と第一抵抗器及び第二抵抗器の抵抗比との絶対差が小さくなるので、第一配線及び第二配線の温度変化に伴って第一抵抗器及び第二抵抗器の接続点に生じる出力電圧が変動するのを抑制することができる。
【0009】
このように、上記態様によれば、一対の抵抗器に接続される配線の影響によって分圧回路の出力精度の低下するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第一実施形態に係る分圧回路の構成例を示す図である。
図2は、第一実施形態に係る分圧回路の配線パターンを模式的に示す図である。
図3は、第一実施形態に係る分圧回路の製造方法の一例を示すフローチャートである。
図4は、第一実施形態に係る分圧回路の構成の変形例を示す図である。
図5は、第二実施形態に係る分圧回路の構成例を示す図である。
図6は、第二実施形態に係る分圧回路の配線パターンを模式的に示す図である。
図7は、第三実施形態に係る分圧回路の構成例を示す図である。
図8は、第三実施形態に係る分圧回路の配線パターンを模式的に示す図である。
図9は、第三実施形態に係る分圧回路の実装例を説明するための図である。
図10は、第三実施形態に係る分圧回路の適用例を示す図である。
図11は、第四実施形態に係る分圧回路の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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