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公開番号2025155573
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024152782
出願日2024-09-05
発明の名称ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置およびワイヤレス給電システム
出願人島田理化工業株式会社,国立大学法人埼玉大学
代理人個人
主分類H02J 50/70 20160101AFI20251002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】構成が簡潔かつ軽量であり、しかも送電コイルや受電コイルから離れた位置でも漏洩磁界の低減の効果が高いワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置およびワイヤレス給電システムを提供する。
【解決手段】非接触で電力を送電するワイヤレス送電装置において、電力を送電する送電コイルと、送電コイルの周囲に配設された駆動用誘導コイルと、送電コイルの周囲の少なくとも一部を囲うようにして、駆動用誘導コイルの少なくとも一部に直列に接続されたキャンセル磁界発生コイルとを有し、駆動用誘導コイルとキャンセル磁界発生コイルとにより漏洩磁界キャンセルコイルを形成したものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
非接触で電力を送電するワイヤレス送電装置において、
電力を送電する送電コイルと、
前記送電コイルの周囲に配設された駆動用誘導コイルと、
前記送電コイルの周囲の少なくとも一部を囲うようにして、前記駆動用誘導コイルの少なくとも一部に直列に接続されたキャンセル磁界発生コイルと
を有し、
前記駆動用誘導コイルと前記キャンセル磁界発生コイルとにより漏洩磁界キャンセルコイルを形成した
ことを特徴とするワイヤレス送電装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載のワイヤレス送電装置において、
前記駆動用誘導コイルは、前記送電コイルの略全周囲を囲むように1ターン分または複数ターン分配設され、
前記キャンセル磁界発生コイルは、前記送電コイルの略全周囲を囲むように1ターン分または複数ターン分配設された
ことを特徴とするワイヤレス送電装置。
【請求項3】
請求項2に記載のワイヤレス送電装置において、
前記駆動用誘導コイルは、1ターン分であり、
前記キャンセル磁界発生コイルは、1ターン分である
ことを特徴とするワイヤレス送電装置。
【請求項4】
請求項1に記載のワイヤレス送電装置において、
前記駆動用誘導コイルと前記キャンセル磁界発生コイルとに磁性材を配設した
ことを特徴とするワイヤレス送電装置。
【請求項5】
請求項1に記載のワイヤレス送電装置において、
前記キャンセル磁界発生コイルを配設するときの高さ位置を、前記送電コイルと同じ高さ以上の高さとする
ことを特徴とするワイヤレス送電装置。
【請求項6】
請求項1に記載のワイヤレス送電装置において、さらに、
前記キャンセル磁界発生コイルを配設するときの高さ位置を調整する高さ位置調整機構を有する
ことを特徴とするワイヤレス送電装置。
【請求項7】
請求項1に記載のワイヤレス送電装置において、
前記駆動用誘導コイルと前記キャンセル磁界発生コイルとをプリント回路基板で構成した
ことを特徴とするワイヤレス送電装置。
【請求項8】
非接触で電力を受電するワイヤレス受電装置において、
電力を受電する受電コイルと、
前記受電コイルの周囲に配設された駆動用誘導コイルと、
前記受電コイルの周囲の少なくとも一部を囲うようにして、前記駆動用誘導コイルの少なくとも一部に直列に接続されたキャンセル磁界発生コイルと
を有し、
前記駆動用誘導コイルと前記キャンセル磁界発生コイルとにより漏洩磁界キャンセルコイルを形成した
ことを特徴とするワイヤレス受電装置。
【請求項9】
請求項8に記載のワイヤレス受電装置において、
前記駆動用誘導コイルは、前記送電コイルの略全周囲を囲むように1ターン分または複数ターン分配設され、
前記キャンセル磁界発生コイルは、前記送電コイルの略全周囲を囲むように1ターン分または複数ターン分配設された
ことを特徴とするワイヤレス受電装置。
【請求項10】
請求項9に記載のワイヤレス送電装置において、
前記駆動用誘導コイルは、1ターン分であり、
前記キャンセル磁界発生コイルは、1ターン分である
ことを特徴とするワイヤレス受電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置およびワイヤレス給電システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【0002】
さらに詳細には、本発明は、電気自動車(EV:Electric Vehicle)やプラグインハイブリッド車(PHV:Plug-in Hybrid Vehicle)に搭載されたバッテリなどのような、種々の給電対象へ給電する際に用いて好適なワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置およびワイヤレス給電システムに関するものである。
【背景技術】
【0003】
従来より、電気自動車やプラグインハイブリッド車に搭載されたバッテリなどのような種々の給電対象へ給電するための設備として、非接触で給電対象への給電を行うワイヤレス給電システム(非接触給電システム)が知られている。
【0004】
こうしたワイヤレス給電システムは、ワイヤレス送電装置における送電コイル側の共振回路とワイヤレス受電装置における受電コイル側の共振回路との間の磁界共振現象を用いて、ワイヤレス送電装置からワイヤレス受電装置へ非接触により電力を伝送するものである。
【0005】
ところで、こうしたワイヤレス給電システムにおいては、大型EVの登場や急速給電の要求および走行中給電の実現に対して、送電コイルからの漏洩磁界が磁気ノイズとなって周辺環境へ悪影響を及ぼすことが指摘されていた。
【0006】
こうした指摘に鑑みて、送電コイルからの漏洩磁界を遮断するための手法として、例えば、特開2020-167753号公報に開示されたワイヤレス給電システムによる手法が提案されている。
【0007】
この特開2020-167753号公報に開示された手法は、送電コイルの周囲に磁気遮蔽部材を配置するというものである。
【0008】
しかしながら、特開2020-167753号公報に開示された手法によれば、一般に電気自動車やプラグインハイブリッド車への給電に際しては地上に設置されることになるワイヤレス送電装置における送電コイル側の構造が、複雑かつ大型化して重量も嵩み、その設置が煩雑になるとともに、人が歩行する際などに邪魔になるなどの種々の問題点があった。
【0009】
さらに、特開2020-167753号公報に開示された手法は、地上面において局所的に磁気遮蔽を行っているに過ぎないため、送電コイルから離れた位置での漏洩磁界の低減の効果が低いという問題点もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2020-167753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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