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公開番号
2025152513
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024054423
出願日
2024-03-28
発明の名称
目地材のシール性評価方法
出願人
黒崎播磨株式会社
代理人
弁理士法人英和特許事務所
主分類
G01M
3/26 20060101AFI20251002BHJP(測定;試験)
要約
【課題】目地材のシール性をより精密に評価する方法を提供する。
【解決手段】少なくとも2つの部材間に目地材を挟んで形成した試験体内部の密閉空間を真空ポンプで減圧した後、前記真空ポンプによる減圧を停止し、その後の前記密閉空間内の真空度の変化を連続的に測定し、この測定によって得られた前記真空度の時系列データのうち、前記真空ポンプによる減圧を停止した直後の前記密閉空間内の初期真空度から30~70%の圧力復帰までの前記真空度の時系列データを、p=p
0
×exp(-t/τ)(ここで、pは前記密閉空間内の真空度/Pa、p
0
は前記初期真空度/Pa、tは経過時間/s、τは復圧係数/sである。)の近似式にてフィッティングし、得られた復圧係数τの大小によりシール性を評価する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも2つの部材間に目地材を挟んで形成した試験体内部の密閉空間を真空ポンプで減圧した後、前記真空ポンプによる減圧を停止し、その後の前記密閉空間内の真空度の変化を連続的に測定し、
この測定によって得られた前記真空度の時系列データのうち、前記真空ポンプによる減圧を停止した直後の前記密閉空間内の初期真空度から30~70%の圧力復帰までの前記真空度の時系列データを、p=p
0
×exp(-t/τ)(ここで、pは前記密閉空間内の真空度/Pa、p
0
は前記初期真空度/Pa、tは経過時間/s、τは復圧係数/sである。)の近似式にてフィッティングし、
得られた復圧係数τの大小によりシール性を評価する、目地材のシール性評価方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼の連続鋳造設備等において使用される耐火物の接合部に用いられる目地材のシール性を評価する方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
鋼の連続鋳造設備では多数の耐火物を接合して使用しているが、これら接合部からのエアー巻き込みは酸化や窒素のピックアップ等により鋼の純度、品質低下及び接合部の異常溶損などの問題を引き起こすため、接合部に用いられる目地材の役割は極めて重要である。
【0003】
目地材の主要な評価指標の一つに熱間でのシール性維持が挙げられるため、高温環境に設置した目地材に面圧をかけた状態でシール性を評価する必要がある。従来一般的には、熱間で減圧した状態から大気圧へ回復するまでの時間、いわゆる復圧時間によって評価されてきた(例えば特許文献1の段落0019)。しかし、従来の評価方法では時間のみに焦点を当てているため、明確にシール性が異なるもの同士の比較は可能であるが、復圧時間は同等であるが復圧挙動が異なるものなどでは優劣の判断が困難な場合も存在するため評価できない場合があるという問題があった。
【0004】
一方、本発明者らは非特許文献1において、復圧挙動をデジタル的に記録することでシール性の優劣の差を精密に評価できる旨を開示した。ただし、非特許文献1では概念的な開示に止め、シール性を精密に評価するための具体的な評価方法までは開示していなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9―175872号公報
【非特許文献】
【0006】
米谷亮平,井形徹夫,後藤潔,森川勝美:耐火物 75[3] 132(2023)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようする課題は、目地材のシール性をより精密に評価する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一観点によれば、次の目地材のシール性評価方法が提供される。
少なくとも2つの部材間に目地材を挟んで形成した試験体内部の密閉空間を真空ポンプで減圧した後、前記真空ポンプによる減圧を停止し、その後の前記密閉空間内の真空度の変化を連続的に測定し、
この測定によって得られた前記真空度の時系列データのうち、前記真空ポンプによる減圧を停止した直後の前記密閉空間内の初期真空度から30~70%の圧力復帰までの前記真空度の時系列データを、p=p
0
×exp(-t/τ)(ここで、pは前記密閉空間内の真空度/Pa、p
0
は前記初期真空度/Pa、tは経過時間/s、τは復圧係数/sである。)の近似式にてフィッティングし、
得られた復圧係数τの大小によりシール性を評価する、目地材のシール性評価方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、目地材のシール性をより精密に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に用いる試験装置の模式図。
フィッティング範囲を変えた場合の決定係数R
2
と復圧係数τの関係を示すグラフ。
フィッティング範囲を33%としたときのフィッティング結果の例を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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