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公開番号2025143740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043135
出願日2024-03-19
発明の名称充放電制御回路及びバッテリ装置
出願人エイブリック株式会社
代理人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250925BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】中間端子外れによる検出電圧の特性劣化を防止する充放電制御回路を提供する。
【解決手段】充放電制御回路110は、検出電流を流す定電流源と、複数の二次電池にそれぞれ並列に接続される複数の電圧検出回路と、複数の電圧検出回路の出力が入力される制御回路120と、を備え、電圧検出回路は、正極入力端子と負極入力端子の間の入力電圧に基づく分圧電圧を出力する分圧回路と、基準電圧を出力する基準電圧源VRnと、分圧電圧と基準電圧を入力し比較する第1比較回路C1nと、正極入力端子と負極入力端子の電位を入力し比較する第2比較回路C2nと、第1比較回路の入力電圧を遮断するスイッチS1n、S2nと、を備え、制御回路は、中間端子が外れると、第2比較回路が出力した検出信号に基づいて、第1比較回路の入力電圧を遮断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
直列に接続された複数の二次電池の正極端子と電池間接続端子と負極端子がそれぞれ接続される正電源接続端子と中間端子と負電源接続端子と、
前記正電源接続端子と前記中間端子の間と、隣接する前記中間端子の間と、前記中間端子と前記負電源接続端子の間に、検出電流を流す定電流源と、
前記複数の二次電池にそれぞれ並列に接続される複数の電圧検出回路と、
前記複数の電圧検出回路の出力が入力される制御回路と、を備え、
前記電圧検出回路は、
正極入力端子と負極入力端子の間の入力電圧に基づく分圧電圧を出力する分圧回路と、
基準電圧を出力する基準電圧源と、
前記分圧電圧と前記基準電圧を入力し比較する第１比較回路と、
前記正極入力端子と前記負極入力端子の電位を入力し比較する第２比較回路と、
前記第１比較回路の入力電圧を遮断するスイッチと、を備え、
前記制御回路は、前記中間端子が外れると、
前記第２比較回路が出力した検出信号に基づいて、
前記第１比較回路の入力電圧を遮断することを特徴とする、
充放電制御回路。
続きを表示（約 150 文字）【請求項２】
前記定電流源は、前記検出電流を流さない期間を有する、
請求項１に記載の充放電制御回路。
【請求項３】
直列に接続された複数の二次電池と、
前記複数の二次電池の充放電を制御する請求項１又は２に記載の充放電制御回路と、
を備えるバッテリ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、充放電制御回路及びバッテリ装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
直列に接続された複数の二次電池を備えたバッテリ装置において、二次電池と充放電制御回路の接続部分の断線（以降、中間端子外れと呼ぶ）が生じると、二次電池の充放電制御ができなくなる。すなわち、過充電、あるいは過放電の二次電池であるにもかかわらず、それが検出及び制御できなくなり、二次電池にストレスを与えてしまう。
【０００３】
このような中間端子外れを検出する技術の一例としては、中間端子外れの前後で変化する２点間の電圧の変化を比較回路により検出することによって、中間端子外れを検出する技術が提案されている（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
直列に接続された複数の二次電池を備えたバッテリ装置を例に説明する。図３のバッテリ装置において、中間端子ＶＣ３と二次電池との接続が外れた、すなわち中間端子外れが生じると、中間端子ＶＣ３はプルアップされ、中間端子ＶＣ２の電圧を上回る、すなわち中間端子ＶＣ２と中間端子ＶＣ３との端子間電圧が変化する。この端子間電圧の変化を比較回路Ｃ２２により検出すれば、中間端子が外れている状態を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１５－１４４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、中間端子ＶＣ３が外れた状態では、中間端子ＶＣ３の電圧が（見かけ上）過充電電圧まで上昇し、基準電圧ＶＲ３を上回る電圧が長期にわたって比較回路Ｃ１３に入力され続けることで、比較回路Ｃ１３を構成するトランジスタの特性が劣化し、比較回路Ｃ１３のオフセット特性が劣化し、検出電圧の特性が劣化する、という観点から改善の余地がある。
【０００７】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、中間端子外れによる検出電圧の特性劣化を防止する充放電制御回路及びバッテリ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の充放電制御回路及びバッテリ装置は、
直列に接続された複数の二次電池の正極端子と電池間接続端子と負極端子がそれぞれ接続される正電源接続端子と中間端子と負電源接続端子と、
前記正電源接続端子と前記中間端子の間と、隣接する前記中間端子の間と、前記中間端子と前記負電源接続端子の間に、検出電流を流す定電流源と、
前記複数の二次電池にそれぞれ並列に接続される複数の電圧検出回路と、
前記複数の電圧検出回路の出力が入力される制御回路と、を備え、
前記電圧検出回路は、
正極入力端子と負極入力端子の間の入力電圧に基づく分圧電圧を出力する分圧回路と、
基準電圧を出力する基準電圧源と、
前記分圧電圧と前記基準電圧を入力し比較する第１比較回路と、
前記正極入力端子と前記負極入力端子の電位を入力し比較する第２比較回路と、
前記第１比較回路の入力電圧を遮断するスイッチと、を備え、
前記制御回路は、前記中間端子が外れると、
前記第２比較回路が出力した検出信号に基づいて、
前記第１比較回路の入力電圧を遮断することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、中間端子外れによる検出電圧の特性劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本実施形態の充放電制御回路及びバッテリ装置の回路図である。
本実施形態の充放電制御回路及びバッテリ装置の回路図である。
従来の充放電制御回路及びバッテリ装置の回路図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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