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公開番号2025141550
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041546
出願日2024-03-15
発明の名称路面状態判別システム、路面状態判別方法および移動体
出願人株式会社タムロン
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G01N 21/21 20060101AFI20250919BHJP(測定;試験)
要約【課題】移動体が移動する路面の状態を判別する技術におけるさらなる省力化を実現する。
【解決手段】路面状態判別システムは、路面上を移動する自動車の熱源から輻射されて路面で反射した電磁波のP偏光成分の強度とS偏光成分の強度とを検出する検出装置(10)と、検出装置(10)で検出されたP偏光成分の強度とS偏光成分の強度との比に応じた路面の状態を示す情報を取得する路面状態情報取得部(22)とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
路面上を移動する移動体の熱源から輻射されて前記路面で反射した電磁波のP偏光成分の強度とS偏光成分の強度とを検出する検出装置と、
前記検出装置で検出された前記P偏光成分の強度と前記S偏光成分の強度との比に応じた前記路面の状態を示す情報を取得する路面状態情報取得部と、
を備える、路面状態判別システム。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記移動体は前記検出装置を搭載しており、
前記検出装置は、自身を搭載している前記移動体の熱源から輻射されて前記路面で反射した前記電磁波における前記P偏光成分の強度と前記S偏光成分の強度とを検出する、請求項1に記載の路面状態判別システム。
【請求項3】
前記移動体は前記検出装置を搭載しており、
前記検出装置は、自身を搭載している前記移動体以外の他の移動体の熱源から輻射されて前記路面で反射した前記電磁波における前記P偏光成分の強度と前記S偏光成分の強度とを検出する、請求項1に記載の路面状態判別システム。
【請求項4】
前記検出装置は、入射する前記電磁波からそのP偏光成分とS偏光成分とを分光する分光光学系と、入射光の強度を検出する検出器と、を含み、
前記分光光学系が偏光メタレンズを含む、請求項1に記載の路面状態判別システム。
【請求項5】
路面上を移動する移動体の熱源から輻射されて前記路面で反射した電磁波のP偏光成分の強度とS偏光成分の強度とを検出し、検出した前記P偏光成分の強度と前記S偏光成分の強度との比に応じて前記路面の状態を示す情報を取得する、路面状態判別方法。
【請求項6】
路面上を移動する移動体であって、請求項1~4のいずれか一項に記載の路面状態判別システムを備える移動体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、路面状態判別システム、路面状態判別方法および移動体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの移動体の自動運転技術の開発および実用化が検討されており、それに伴い、移動体に接する路面の状態を判別する技術が求められている。路面の状態を光学的に判別する技術には、光源から路面に光を照射し、路面における反射光のP偏光成分とS偏光成分とを受光し、その成分比p/s比に応じて路面の状態を判別する技術が知られている(例えば、特許文献1、2および非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-206314号公報
特開平10-206315号公報
【非特許文献】
【0004】
岩間ら、「近赤外偏光分光計測による路面状況の識別」、北海道の雪氷、No.36、(2017)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来技術は、路面の判別のための光源を必要としている。路面状態の判別では、路面上を移動する移動体または当該路面の近傍などの制限された状況にて路面からの反射光を検出する必要がある。よって、光源を有する場合には、光源および当該光源から光を照射するためのエネルギーが必要であり、省力化の観点から検討の余地が残されている。
【0006】
本発明の一態様は、移動体が移動する路面の状態を判別する技術におけるさらなる省力化を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る路面状態判別システムは、路面上を移動する移動体の熱源から輻射されて前記路面で反射した電磁波のP偏光成分の強度とS偏光成分の強度とを検出する検出装置と、前記検出装置で検出された前記P偏光成分の強度と前記S偏光成分の強度との比に応じた前記路面の状態を示す情報を取得する路面状態情報取得部と、を備える。
【0008】
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る路面状態判別方法は、路面上を移動する移動体の熱源から輻射されて前記路面で反射した電磁波のP偏光成分の強度とS偏光成分の強度とを検出し、検出した前記P偏光成分の強度と前記S偏光成分の強度との比に応じて前記路面の状態を示す情報を取得する。
【0009】
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る移動体は、上記の路面状態判別システムを備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、移動体が移動する路面の状態を判別する技術におけるさらなる省力化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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