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公開番号2025147816
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048248
出願日2024-03-25
発明の名称温度センサ
出願人三菱マテリアル株式会社
代理人個人
主分類G01K 1/14 20210101AFI20250930BHJP(測定;試験)
要約【課題】 測定対象物に挿入されて確実に抜け止めされる温度センサを提供すること。
【解決手段】 測定対象物に設けられたソケット部のセンサ用穴内に挿入される温度センサ1であって、帯状の絶縁性基板3と、絶縁性基板の一端側に設けられた感熱素子4と、絶縁性基板に形成され感熱素子に一端が接続された一対のパターン配線5と、絶縁性基板の一端側に取り付けられた板バネ部材6とを備え、板バネ部材が、絶縁性基板の一端側が上面に固定された底板部6aと、底板部の一端に接続されていると共に底板部の他端側に向けて底板部から漸次離間して延在し底板部から離間する方向に付勢力を有する上板部6bとを備え、ソケット部が、センサ用穴内から上面まで貫通した貫通孔を有し、上板部が、上方に突出していると共にセンサ用穴に挿入した際に貫通孔内に嵌まる係止部6cを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
測定対象物に設けられたソケット部のセンサ用穴内に挿入される温度センサであって、
帯状の絶縁性基板と、
前記絶縁性基板の一端側に設けられた感熱素子と、
前記絶縁性基板に形成され前記感熱素子に一端が接続された一対のパターン配線と、
前記絶縁性基板の一端側に取り付けられた板バネ部材とを備え、
前記板バネ部材が、前記絶縁性基板の一端側が上面に固定された底板部と、
前記底板部の一端に接続されていると共に前記底板部の他端側に向けて前記底板部から漸次離間して延在し前記底板部から離間する方向に付勢力を有する上板部とを備え、
前記ソケット部が、前記センサ用穴内から上面まで貫通した貫通孔を有し、
前記上板部が、上方に突出していると共に前記センサ用穴に挿入した際に前記貫通孔内に嵌まる係止部を備えていることを特徴とする温度センサ。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
請求項1に記載の温度センサにおいて、
前記上板部の他端に、前記センサ用穴に挿入され前記係止部が前記貫通孔内に嵌まった際に、前記ソケット部の前記センサ用穴が開口している面に当接する突出部を備えていることを特徴とする温度センサ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の温度センサにおいて、
前記絶縁性基板が、絶縁性フィルムで形成されていることを特徴とする温度センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測定対象物に取り付けが容易な温度センサに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モジュール部品等の測定対象物に温度センサを組み付ける場合、測定対象物に設けられたソケット部に温度センサを挿入して温度センサを取り付けるものがある。
例えば、特許文献1には、モジュール部品のソケット部に差し込んで取り付ける温度センサが記載されている。この温度センサは、ソケット部の穴部に嵌まる抜け止め片と、弾性変形してソケット部に温度センサを押し付けるアームとを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-173927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、特許文献1の温度センサでは、固定され突出した抜け止め片を穴部に嵌めるには、モジュール部品のソケット部となる部分も弾性を有して変形することが必要であり、ソケット部側の材料や構造等に制限があるという不都合があった。また、ソケット部側も弾性があって変形するため、挿入した温度センサを弾性に抗して引っ張ると、ソケット部が変形して抜け止め片が穴部から外れ、温度センサが抜けてしまうおそれがあった。
【0005】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、測定対象物に挿入されて確実に抜け止めされる温度センサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係る温度センサは、測定対象物に設けられたソケットのセンサ用穴内に挿入される温度センサであって、帯状の絶縁性基板と、前記絶縁性基板の一端側に設けられた感熱素子と、前記絶縁性基板に形成され前記感熱素子に一端が接続された一対のパターン配線と、前記絶縁性基板の一端側に取り付けられた板バネ部材とを備え、前記板バネ部材が、前記絶縁性基板の一端側が上面に固定された底板部と、前記底板部の一端に接続されていると共に前記底板部の他端側に向けて前記底板部から漸次離間して延在し前記底板部から離間する方向に付勢力を有する上板部とを備え、前記ソケット部が、前記センサ用穴内から上面まで貫通した貫通孔を有し、前記上板部が、上方に突出していると共に前記センサ用穴に挿入した際に前記貫通孔内に嵌まる係止部を備えていることを特徴とする。
【0007】
この温度センサでは、上板部が、上方に突出していると共にセンサ用穴に挿入した際に貫通孔内に嵌まる係止部を備えているので、板バネ部材をソケット部のセンサ用穴に挿入し、係止部が貫通孔の位置まで挿入されると、上板部の付勢力によって板バネ部材がセンサ用穴内に拡がろうとすると共に、係止部が貫通孔内に嵌まる。
すなわち、板バネ部材の付勢力によって係止部が常に貫通孔内に押し付けられると共に係止部が貫通孔の内壁に係止されることで、係止部がストッパとして機能し、温度センサがソケット部のセンサ用穴から抜けることを防止できる。したがって、ソケット部が弾性変形しなくても、容易に挿入、嵌め込み及び確実な抜け止め防止が可能になる。
また、温度センサをソケット部から取り外したいときは、付勢力に抗して貫通孔内の係止部をセンサ用穴まで下方に押すと共に、板バネ部材をセンサ用穴から引き抜くことで、容易に温度センサを取り外し可能である。
なお、上板部が、一端部から他端部に向けて底板部から漸次離間して延在しているので、先細形状であり、センサ用穴への挿入が容易である。
【0008】
第2の発明に係る温度センサは、第1の発明において、前記上板部の他端に、前記センサ用穴に挿入され前記係止部が前記貫通孔内に嵌まった際に、前記ソケット部の前記センサ用穴が開口している面に当接する突出部を備えていることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、上板部の他端に、センサ用穴に挿入され係止部が貫通孔内に嵌まった際に、ソケット部のセンサ用穴が開口している面に当接する突出部を備えているので、突出部がセンサ用穴の開口面に当接することで、板バネ部材がこれ以上センサ用穴に挿入してしまうことを防ぐと共に、位置決めすることができる。また、温度センサを取り外しする際に、突出部を押し下げることで係止部を貫通孔からセンサ用穴まで押し下げ、さらに取っ手として突出部を引っ張ることで、センサ用穴から板バネ部材を抜き出すことが容易となる。
【0009】
第3の発明に係る温度センサは、第1又は第2の発明において、前記絶縁性基板が、絶縁性フィルムで形成されていることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、絶縁性基板が、絶縁性フィルムで形成されているので、熱容量を低減できると共に熱伝導性が向上し、また薄型化を図ることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る温度センサによれば、上板部が、上方に突出していると共にセンサ用穴に挿入した際に貫通孔内に嵌まる係止部を備えているので、付勢力によって係止部が常に貫通孔内に押し付けられると共に係止部が貫通孔の内壁に係止されることで、係止部がストッパとして機能し、温度センサがソケット部のセンサ用穴から抜けることを防止できる。
したがって、本発明の温度センサでは、ソケット部自体が弾性変形しなくても容易に挿入できると共に、ソケット部の弾性変形の有無によらず係止部が付勢されてしっかり嵌まっていることで、抜け止め効果を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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