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公開番号
2025165575
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2024069708
出願日
2024-04-23
発明の名称
化学センサ
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
27/30 20060101AFI20251028BHJP(測定;試験)
要約
【課題】より簡便な方法で化学物質を検知することのできる化学センサを提供する。
【解決手段】化学センサ1は、検査対象物中に含まれる所定の化学物質を測定するセンサである。化学センサ1は、検知極21と、対極22と、参照極23とを備えている。検知極21は、貴金属を担持した金属酸化物粒子41を含んでいる。この金属酸化物粒子41の周囲には、測定対象の化学物質を鋳型とする分子鋳型膜42が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
検査対象物中に含まれる所定の化学物質を測定する化学センサであって、
検知極と、対極と、参照極とを備え、
前記検知極は、貴金属を担持した金属酸化物粒子を含み、
前記金属酸化物粒子の周囲には、前記化学物質を鋳型とする分子鋳型膜が設けられている、化学センサ。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記化学物質は、ジェオスミン、2-メチルイソボルネオール、ハロゲン化アニソール、オクタ-1,3-ジエン、α-テルピネオール、4,4,6-トリメチル-1,3-ジオキサン、トリメチルアニソール、および1-オクテン-3-オールの何れかである、
請求項1に記載の化学センサ。
【請求項3】
前記分子鋳型膜は、導電性を有している、
請求項1または2に記載の化学センサ。
【請求項4】
前記貴金属は、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、および金(Au)の何れかである、
請求項1または2に記載の化学センサ。
【請求項5】
前記貴金属は、白金(Pt)またはパラジウム(Pd)である、
請求項4に記載の化学センサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査対象物中に含まれる化学物質を検知する化学センサに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
水道水などの生活用水のカビ臭は、日本および世界各国で問題となっている。このカビ臭の原因は、水源の水中に生息するバクテリアが産生するジェオスミンや2-メチルイソボルネオール(2-MIB)などの化学物質であることが知られている。
【0003】
カビ臭の原因となる化学物質を検知するための方法としては、ガスクロマトグラフィー質量分析(GS-MS)が用いられる。しかし、GS-MSによる化学物質の分析は、使用する装置が大型である、および分析結果が出るまでに時間がかかる、操作が複雑で専門知識が必要となるなどの課題がある。そのため、例えば、浄水場から遠く離れた水源地などで採取されたサンプル中に特定の化学物質が含まれているか否かを、採取現場で即座に判定することは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-124643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、微量なカビ臭物質等を検知する臭い検出装置が開示されている。この臭い検出装置は、受水層槽の上部に臭い収集器を設置し、その上にガスによる抵抗値が変化する金属酸化物半導体を設置し、吸気ファンによって受水槽の原水の臭いを金属酸化物半導体に吹き付けるように構成されている。
【0006】
特許文献1に開示されている臭い検出装置も比較的大型であり、装置の移動は難しいと考えられる。そのため、異なるサンプル採取場所において、サンプル採取の都度、短時間で化学物質の検知を行うことは困難である。
【0007】
本発明では、より簡便な方法で化学物質を検知することのできる化学センサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一局面にかかる化学センサは、検査対象物中に含まれる所定の化学物質を測定する化学センサであって、検知極と、対極と、参照極とを備えている。前記検知極は、貴金属を担持した金属酸化物粒子を含み、前記金属酸化物粒子の周囲には、前記化学物質を鋳型とする分子鋳型膜が設けられている。
【0009】
上記の構成によれば、検査対象物を各電極上に置き、電極間の電流値を測定するという方法で化学物質の濃度を測定することができる。そのため、ガスクロマトグラフィーなどを用いて行う化学物質の濃度測定と比較して、より簡便な方法で化学物質の濃度検知を行うことができる。また、測定機器の小型化も実現できる。
【0010】
上記の本発明の一局面にかかる化学センサにおいて、前記化学物質は、ジェオスミン、2-メチルイソボルネオール、ハロゲン化アニソール、オクタ-1,3-ジエン、α-テルピネオール、4,4,6-トリメチル-1,3-ジオキサン、トリメチルアニソール、および1-オクテン-3-オールの何れかであってもよい。ハロゲン化アニソールとして具体的には、例えば、2,4,6-トリクロロアニソールなどが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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