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公開番号2025140103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024039279
出願日2024-03-13
発明の名称制御装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B23Q 3/155 20060101AFI20250919BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】リトライ処理の実行により工作機械の加工時間が増加したことをユーザが容易に把握できる制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置は、工具交換装置を用いて装着動作を行う。制御装置は、装着動作を行った後、装着状態が異物付着状態であるか否か判定する。制御装置は、装着状態が異物付着状態であると判定した場合、リトライ処理を実行する。制御装置は、リトライ情報を記憶装置に記憶する記憶処理と、アラーム履歴画像、サイクルタイム履歴画像、及び使用工具履歴画像330を表示装置38に表示する表示処理とを実行する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
工具を装着する主軸と、
前記工具を積載し、前記主軸に装着される前記工具を交換する工具交換装置と、
を備える工作機械を制御する制御装置であって、
前記工具交換装置により前記主軸に対する前記工具の装着動作を実行する装着処理と、
前記装着処理による前記装着動作において、前記主軸と前記工具との間に異物が付着したまま前記主軸に対して前記工具が装着された異物付着状態であるか否かを判定する判定処理と、
前記判定処理により前記異物付着状態であると判定された場合、前記工具交換装置により前記工具の脱離動作及び前記装着動作を実行し、その後、前記異物付着状態であるか否かを判定するリトライ処理と、
前記リトライ処理が実行された場合に、前記リトライ処理が実行されたことを示すリトライ情報を記憶する記憶処理、又は前記リトライ情報を報知する報知処理の少なくとも一方を含む後処理と、
を実行することを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記リトライ処理が実行された場合に、前記後処理において少なくとも前記報知処理を実行し、
前記報知処理は、前記リトライ情報を報知装置により報知すること
を特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記報知装置は、画像を表示する表示装置を含み、
前記報知処理は、前記リトライ情報を示すリトライ画像を前記表示装置に表示すること
を特徴とする請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記報知処理は、
前記リトライ情報として、前記リトライ処理が実行された時刻を表示することを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記報知処理は、
前記リトライ情報として、前記リトライ処理において前記脱離動作及び前記装着動作の対象となった前記工具の工具情報を表示することを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
【請求項6】
前記報知処理は、
前記工具情報として、前記リトライ処理において前記脱離動作及び前記装着動作の対象となった前記工具を識別するために割り当てられる工具番号を表示することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記報知処理は、
前記工具情報として、前記工作機械により被削材を加工する為の加工プログラムの実行中における、前記工具毎の前記リトライ処理が実行された回数を表示することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
【請求項8】
前記報知処理は、
前記リトライ情報として、前記工作機械により被削材を加工する為の加工プログラムの実行中に前記リトライ処理が実行された総数を表示することを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
【請求項9】
前記リトライ処理が実行された場合に、前記後処理において前記記憶処理及び前記報知処理を実行し、
前記記憶処理は、前記リトライ情報を記憶装置に記憶し、
前記報知処理は、前記記憶装置に記憶された前記リトライ情報の履歴を示す前記リトライ画像を前記表示装置に表示すること
を特徴とする請求項3に記載の制御装置。
【請求項10】
前記報知装置は、通信のための信号を出力する出力装置を含み、
前記報知処理は、
前記リトライ情報を示すリトライ信号を前記出力装置により出力すること
を特徴とする請求項2に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
工作機械の主軸に工具が装着されたときの装着状態を判定する数値制御装置が公知である。特許文献1に記載の数値制御装置は装着機構のZ軸方向の移動により主軸に工具を装着する。このとき、数値制御装置は装着機構を移動させるZ軸モータのトルクを時系列で取得する。数値制御装置はトルクの微分値を導出し、微分値と装着機構のZ軸方向の位置とを対応付けて記憶する。数値制御装置は微分値の変動からピーク位置を決定して記憶する。数値制御装置はピーク位置を統計処理した統計値に基づき装着状態を判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-56673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
装着状態には、主軸と工具との間に異物が付着したまま主軸に対して工具が装着された異物付着状態がある。装着状態が異物付着状態であると判定された場合、異物付着状態を解消するため工具の脱離と工具の再装着とを行うリトライ動作を数値制御装置が実行することが考えられる。このとき、リトライ動作の時間の分、工作機械による加工時間は増加する。このとき、ユーザはリトライ動作により工作機械の加工時間が増加したことを把握できない可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、リトライ処理の実行により工作機械の加工時間が増加したことをユーザが容易に把握できる制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る制御装置は、工具を装着する主軸と、前記工具を積載し、前記主軸に装着される前記工具を交換する工具交換装置と、を備える工作機械を制御する制御装置であって、前記工具交換装置により前記主軸に対する前記工具の装着動作を実行する装着処理と、前記装着処理による前記装着動作において、前記主軸と前記工具との間に異物が付着したまま前記主軸に対して前記工具が装着された異物付着状態であるか否かを判定する判定処理と、前記判定処理により前記異物付着状態であると判定された場合、前記工具交換装置により前記工具の脱離動作及び前記装着動作を実行し、その後、前記異物付着状態であるか否かを判定するリトライ処理と、前記リトライ処理が実行された場合に、前記リトライ処理が実行されたことを示すリトライ情報を記憶する記憶処理、又は前記リトライ情報を報知する報知処理の少なくとも一方を含む後処理と、を実行することを特徴とする。
【0007】
これによれば、制御装置はリトライ処理が実行された場合に記憶処理又は報知処理の少なくとも一方が実行される。記憶処理により記憶されたリトライ情報又は報知処理により報知されたリトライ情報を確認することで、ユーザはリトライ処理が実行されたことを把握できる。よって、制御装置はリトライ処理の実行により工作機械の加工時間が増加したことをユーザが容易に把握できる。
【0008】
本発明の制御装置は、前記リトライ処理が実行された場合に、前記後処理において少なくとも前記報知処理を実行し、前記報知処理は、前記リトライ情報を報知装置により報知してもよい。これによれば、ユーザは報知装置により報知されたリトライ情報を確認することで、リトライ処理が実行されたことを把握できる。よって、制御装置はリトライ処理の実行により加工時間が増加したことをユーザが容易に把握できる。
【0009】
本発明において、前記報知装置は、画像を表示する表示装置を含み、前記報知処理は、前記リトライ情報を示すリトライ画像を前記表示装置に表示してもよい。これによれば、ユーザは表示装置により表示されたリトライ画像を確認することで、リトライ処理が実行されたことを把握できる。よって、制御装置は画像を用いて報知する場合であっても、リトライ処理の実行により加工時間が増加したことをユーザが容易に把握できる。
【0010】
本発明において、前記報知処理は、前記リトライ情報として、前記リトライ処理が実行された時刻を表示してもよい。これによれば、ユーザは表示装置により表示されたリトライ画像を確認することで、リトライ処理が実行された時刻を把握できる。よって、制御装置はリトライ処理が実行された時刻を表示することにより、加工時間が増加した時刻をユーザが容易に把握できる。
(【0011】以降は省略されています)

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