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公開番号
2025135728
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024033660
出願日
2024-03-06
発明の名称
カートリッジ、および、カートリッジの製造方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20250911BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】液体収容部内に消費されることなく残留する液体の量を低減することができる技術を提供する。
【解決手段】カートリッジは、外殻を形成して内部に液体収容部を形成する本体部であって、液体収容部の底壁を形成する本体底壁を有する本体部と、液体収容部と連通し、カートリッジ装着部に液体を供給する液体供給部であって、本体底壁から突出する液体供給部と、を備え、本体底壁は、液体供給部を挿通させる流出開口部を区画する開口形成部と、開口形成部に接続され、開口形成部の周囲に位置する接続部と、接続部を挟んで開口形成部とは反対側に位置し、接続部に接続された接続底壁部と、を有し、接続部の厚さは、接続底壁部の厚さよりも大きく、本体底壁のうち液体収容部の底面を形成する内表面において、接続底壁部から流出開口部に至る部分は、液体収容部の内方側へ隆起する隆起部分を有さない。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷装置のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されるカートリッジであって、
外殻を形成して内部に液体収容部を形成する本体部であって、前記液体収容部の底壁を形成する本体底壁を有する本体部と、
前記液体収容部と連通し、前記カートリッジ装着部に液体を供給する液体供給部であって、前記本体底壁から突出する液体供給部と、を備え、
前記本体底壁は、
前記液体供給部を挿通させる流出開口部を区画する開口形成部と、
前記開口形成部に接続され、前記開口形成部の周囲に位置する接続部と、
前記接続部を挟んで前記開口形成部とは反対側に位置し、前記接続部に接続された接続底壁部と、を有し、
前記接続部の厚さは、前記接続底壁部の厚さよりも大きく、
前記本体底壁のうち前記液体収容部の底面を形成する内表面において、前記接続底壁部から前記流出開口部に至る部分は、前記液体収容部の内方側へ隆起する隆起部分を有さない、カートリッジ。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のカートリッジであって、
前記本体底壁のうち前記内表面とは反対側の外表面において、前記接続部は、前記接続底壁部に対して、段差状に接続されている、カートリッジ。
【請求項3】
請求項1に記載のカートリッジであって、
前記接続部の厚さは、前記接続底壁部から前記開口形成部に向かうほどに大きい、カートリッジ。
【請求項4】
印刷装置のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されるカートリッジであって、
外殻を形成して内部に液体収容部を形成する本体部であって、前記液体収容部の底壁を形成する本体底壁を有する本体部と、
前記液体収容部と連通し、前記カートリッジ装着部に液体を供給する液体供給部であって、前記本体底壁から突出する液体供給部と、を備え、
前記本体底壁は、
前記液体供給部を挿通させる流出開口部を区画する開口形成部と、
前記開口形成部に接続され、前記開口形成部の周囲に位置する接続部と、
前記接続部を挟んで前記開口形成部とは反対側に位置し、前記接続部に接続された接続底壁部と、を有し、
前記液体収容部は、前記本体部を形成する材料を収容した金型内に空気を吹き込むブロー成型によって、前記本体部の内部に形成され、
前記金型の内表面において、前記接続部を形成する接続形成部は、前記接続底壁部を形成する底壁形成部よりも前記金型の外表面側に位置するように、前記底壁形成部に対して、前記金型の前記外表面側に突出している、カートリッジ。
【請求項5】
請求項4に記載のカートリッジであって、
前記金型の前記内表面において、前記接続形成部は、前記底壁形成部に対して、段差状に接続されている、カートリッジ。
【請求項6】
請求項4に記載のカートリッジであって、
前記接続形成部の厚さは、前記開口形成部を形成する端部形成部から前記底壁形成部に向かうほどに大きい、カートリッジ。
【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、前記カートリッジ装着部に対して水平方向である挿入方向に挿入された挿入完了の後に、前記挿入方向の奥側を回転支点として、前記カートリッジのうち、前記挿入方向の手前側部分を、重力方向成分を有する回転装着方向に移動させる装着動作によって、前記カートリッジ装着部に装着され、
前記液体供給部は、前記挿入完了したときに、前記挿入方向の前記手前側において、前記重力方向に沿って形成されている、カートリッジ。
【請求項8】
印刷装置のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されるカートリッジの製造方法であって、
前記カートリッジは、
外殻を形成して内部に液体収容部を形成する本体部であって、前記液体収容部の底壁を形成する本体底壁を有する本体部と、
前記液体収容部と連通し、前記カートリッジ装着部に液体を供給する液体供給部であって、前記本体底壁から突出する液体供給部と、を備え、
前記本体底壁は、
前記液体供給部を挿通させる流出開口部を区画する開口形成部と、
前記開口形成部に接続され、前記開口形成部の周囲に位置する接続部と、
前記接続部を挟んで前記開口形成部とは反対側に位置し、前記接続部に接続された接続底壁部と、を有し、
前記液体収容部は、前記本体部を形成する材料を収容した金型内に空気を吹き込むブロー成型によって、前記本体部の内部に形成され、
前記カートリッジの前記製造方法は、
前記本体部の形状に応じた金型を準備する金型準備工程と、
前記金型内に前記本体部を形成する材料を収容させる材料収容工程と、
前記金型にブローピンを挿通させて、前記ブローピンから前記金型内に空気を吹き込むことで、内部に前記液体収容部を有する前記本体部を形成する形成工程と、を備え、
前記金型の内表面において、前記接続部を形成する接続形成部は、前記接続底壁部を形成する底壁形成部よりも前記金型の外表面側に位置するように、前記底壁形成部に対して、前記金型の前記外表面側に突出している、カートリッジの製造方法。
【請求項9】
請求項8に記載のカートリッジの製造方法であって、
前記金型の前記内表面において、前記接続形成部は、前記底壁形成部に対して、段差状に接続されている、カートリッジの製造方法。
【請求項10】
請求項8に記載のカートリッジの製造方法であって、
前記接続形成部の厚さは、前記開口形成部を形成する端部形成部から前記底壁形成部に向かうほどに大きい、カートリッジの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、カートリッジ、および、カートリッジの製造方法の技術に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、印刷装置に供給する液体を収容する液体収容部と、液体収容部に連通し、印刷装置に液体を供給する液体供給部と、を備えるカートリッジが知られている(特許文献1)。この技術では、液体収容部は、カートリッジ本体の内部に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-53794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カートリッジ本体を形成する材料を収容した金型に挿通させたブローピンから金型内に空気を吹き込むブロー成型によって、カートリッジ本体の内部に液体収容部を形成する場合がある。この場合において、カートリッジ本体のうち、ブローピンの先端部によって押し込まれた部分が、液体収容部の内方側へ隆起する場合がある。カートリッジ本体の一部が液体収容部の内方側へ隆起した場合、液体収容部内に消費されることなく残留する液体の量が増大する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本開示の第1形態によれば、カートリッジが提供される。印刷装置のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されるカートリッジは、外殻を形成して内部に液体収容部を形成する本体部であって、前記液体収容部の底壁を形成する本体底壁を有する本体部と、前記液体収容部と連通し、前記カートリッジ装着部に液体を供給する液体供給部であって、前記本体底壁から突出する液体供給部と、を備え、前記本体底壁は、前記液体供給部を挿通させる流出開口部を区画する開口形成部と、前記開口形成部に接続され、前記開口形成部の周囲に位置する接続部と、前記接続部を挟んで前記開口形成部とは反対側に位置し、前記接続部に接続された接続底壁部と、を有し、前記接続部の厚さは、前記接続底壁部の厚さよりも大きく、前記本体底壁のうち前記液体収容部の底面を形成する内表面において、前記接続底壁部から前記流出開口部に至る部分は、前記液体収容部の内方側へ隆起する隆起部分を有さない。
【0006】
(2)本開示の第2形態によれば、カートリッジが提供される。印刷装置のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されるカートリッジは、外殻を形成して内部に液体収容部を形成する本体部であって、前記液体収容部の底壁を形成する本体底壁を有する本体部と、前記液体収容部と連通し、前記カートリッジ装着部に液体を供給する液体供給部であって、前記本体底壁から突出する液体供給部と、を備え、前記本体底壁は、前記液体供給部を挿通させる流出開口部を区画する開口形成部と、前記開口形成部に接続され、前記開口形成部の周囲に位置する接続部と、前記接続部を挟んで前記開口形成部とは反対側に位置し、前記接続部に接続された接続底壁部と、を有し、前記液体収容部は、前記本体部を形成する材料を収容した金型内に空気を吹き込むブロー成型によって、前記本体部の内部に形成され、前記金型の内表面において、前記接続部を形成する接続形成部は、前記接続底壁部を形成する底壁形成部よりも前記金型の外表面側に位置するように、前記底壁形成部に対して、前記金型の前記外表面側に突出している。
【0007】
(3)本開示の第3形態によれば、カートリッジの製造方法が提供される。印刷装置のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されるカートリッジの製造方法において、前記カートリッジは、外殻を形成して内部に液体収容部を形成する本体部であって、前記液体収容部の底壁を形成する本体底壁を有する本体部と、前記液体収容部と連通し、前記カートリッジ装着部に液体を供給する液体供給部であって、前記本体底壁から突出する液体供給部と、を備え、前記本体底壁は、前記液体供給部を挿通させる流出開口部を区画する開口形成部と、前記開口形成部に接続され、前記開口形成部の周囲に位置する接続部と、前記接続部を挟んで前記開口形成部とは反対側に位置し、前記接続部に接続された接続底壁部と、を有し、前記液体収容部は、前記本体部を形成する材料を収容した金型内に空気を吹き込むブロー成型によって、前記本体部の内部に形成され、前記カートリッジの前記製造方法は、前記本体部の形状に応じた金型を準備する金型準備工程と、前記金型内に前記本体部を形成する材料を収容させる材料収容工程と、前記金型にブローピンを挿通させて、前記ブローピンから前記金型内に空気を吹き込むことで、内部に前記液体収容部を有する前記本体部を形成する形成工程と、を備え、前記金型の内表面において、前記接続部を形成する接続形成部は、前記接続底壁部を形成する底壁形成部よりも前記金型の外表面側に位置するように、前記底壁形成部に対して、前記金型の前記外表面側に突出している。
【図面の簡単な説明】
【0008】
印刷システムの概略構成を示す斜視図。
カートリッジ装着部の斜視図。
カートリッジ装着部を+Z方向側から見た図。
液体導入部と液体供給部との詳細を説明するための図。
カートリッジ装着部に対するカートリッジの着脱過程を説明するための図。
挿入完了状態におけるカートリッジおよびカートリッジ装着部を示す断面図。
装着状態におけるカートリッジおよびカートリッジ装着部を示す断面図。
カートリッジの斜視図。
本体部の構成を説明するための図。
カートリッジの製造方法を示すフローチャート。
第1実施形態におけるカートリッジの製造方法を示す模式図。
図11の領域の拡大図。
比較例としてのカートリッジの製造方法を示す模式図。
図13の領域の拡大図。
第2実施形態におけるカートリッジの製造方法を示す模式図。
図15の領域の拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.第1実施形態:
A-1.印刷システムの構成:
図1は、印刷システム1の概略構成を示す斜視図である。図1には、互いに直交する3つの空間軸であるXYZ軸が描かれている。X軸,Y軸,Z軸の矢印が向いている方向は、それぞれX軸,Y軸,Z軸に沿った正の方向を示している。X軸,Y軸,Z軸に沿った正の方向を、それぞれ+X方向,+Y方向,+Z方向とする。X軸,Y軸,Z軸の向いている方向と逆の方向が、それぞれX軸,Y軸,Z軸に沿った負の方向である。X軸,Y軸,Z軸に沿った負の方向を、それぞれ-X方向,-Y方向,-Z方向とする。X軸,Y軸,Z軸に沿った方向で正負を問わないものを、それぞれX方向,Y方向,Z方向と呼ぶ。
【0010】
本実施形態では、印刷システム1の使用状態において、X軸およびY軸が水平面に沿った軸であり、Z軸が重力方向に沿った軸である。以下においては、重力方向を-Z方向とし、反重力方向を+Z方向とする。印刷システム1の前面側から後面側に向かう方向を-Y方向とし、後面側から前面側に向かう方向を+Y方向とする。また、印刷システム1を前面側から見たときに、右側から左側に向かう方向を+X方向とし、左側から右側に向かう方向を-X方向とする。なお、「印刷システム1の使用状態」とは、水平面に印刷システム1が設置された状態を指す。これ以降に示す図および説明についても同様とする。
(【0011】以降は省略されています)
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