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公開番号
2025130133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027095
出願日
2024-02-27
発明の名称
多層管
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類
B32B
1/08 20060101AFI20250901BHJP(積層体)
要約
【課題】断熱性を高め、かつ耐火性を高めることができる多層管を提供する。
【解決手段】本発明に係る多層管は、内層と、前記内層の外側に配置された発泡層と、前記発泡層の外側に配置された外層とを備え、前記内層、前記発泡層及び前記外層の3つの層のうちの少なくとも1つの層が、熱可塑性樹脂とアルミノシリカ系粘土鉱物とを含む層Aである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内層と、前記内層の外側に配置された発泡層と、前記発泡層の外側に配置された外層とを備え、
前記内層、前記発泡層及び前記外層の3つの層のうちの少なくとも1つの層が、熱可塑性樹脂とアルミノシリカ系粘土鉱物とを含む層Aである、多層管。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記熱可塑性樹脂は、塩化ビニル系樹脂である、請求項1に記載の多層管。
【請求項3】
前記層A中の前記熱可塑性樹脂100重量部に対して、前記層A中の前記アルミノシリカ系粘土鉱物の含有量が、0.3重量部以上12重量部以下である、請求項1又は2に記載の多層管。
【請求項4】
前記層A中の前記熱可塑性樹脂100重量部に対して、前記層A中の前記アルミノシリカ系粘土鉱物の含有量が、0.5重量部以上10重量部以下である、請求項3に記載の多層管。
【請求項5】
前記アルミノシリカ系粘土鉱物が、ハロイサイトである、請求項1又は2に記載の多層管。
【請求項6】
前記内層、前記発泡層及び前記外層の3つの層のうちの少なくとも前記内層が、前記層Aであるか、又は、前記内層、前記発泡層及び前記外層の3つの層のうちの少なくとも前記外層が、前記層Aである、請求項1又は2に記載の多層管。
【請求項7】
前記内層、前記発泡層及び前記外層の3つの層のうちの少なくとも前記内層が、前記層Aである、請求項6に記載の多層管。
【請求項8】
前記内層、前記発泡層及び前記外層の3つの層のうちの少なくとも前記外層が、前記層Aである、請求項6に記載の多層管。
【請求項9】
前記内層、前記発泡層及び前記外層の3つの層のうちの少なくとも前記内層と前記外層とが、前記層Aである、請求項6に記載の多層管。
【請求項10】
前記多層管は、膨張黒鉛を含まないか、又は、膨張黒鉛を前記多層管100重量%中5重量%未満で含む、請求項1又は2に記載の多層管。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡層を備える多層管に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
建築物において、空調設備用ドレン配管が張り巡らされている。空調設備用ドレン配管として、樹脂製の多層管が用いられている。建築技術の高度化に伴い、空調設備用ドレン配管には、高い断熱性が要求される。断熱性を高めるために、発泡層を備える多層管が用いられることがある。
【0003】
また、空調設備用ドレン配管を防火区画に使用するためには、ISO(International Organization for Standardization)により規定される耐火性を満たす必要がある。
【0004】
しかしながら、従来の空調設備用ドレン配管では、該配管を区画貫通部で使用する場合には特別な処理を行う必要があり、コスト面及び施工面で負担が大きい。空調設備用ドレン配管自体がISOにより規定される上記耐火性を満たす性質を有していれば、特別な処理を行わずに、配管を防火区画で使用することができる。
【0005】
空調設備用ドレン配管における耐火性の具体的な性能としては、熱源により熱せられた配管が膨張して管自体が閉塞することで、配管を通じた燃え移りを防ぐ性能が挙げられる。このような性能を発揮するために、膨張黒鉛を用いることが検討されている。
【0006】
下記の特許文献1には、内面スキン層と、外面スキン層と、上記内面スキン層及び上記外面スキン層の間に発泡層とを備える多層管が開示されている。特許文献1では、断熱性を高めるために、上記発泡層における発泡構造が制御されている。
【0007】
下記の特許文献2には、発泡層と、該発泡層の外側及び内側の少なくとも一方に被覆層とを備える多層管が開示されている。この多層管では、上記発泡層は、熱可塑性樹脂と、膨張黒鉛とを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2007-283733号公報
特開2020-159476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に記載の多層管では、上記発泡層が備えられているので、断熱性をある程度高めることができる。
【0010】
しかしながら、上記発泡層における発泡構造を制御するだけでは、断熱性の向上には限界がある。さらに、特許文献1に記載の多層管では、耐火性が低いことがある。特許文献1に記載の多層管では、ISOにより規定される耐火性を満たすために、上記多層管を設置する際に特別な処理を行うことが必要な場合があり、コスト面や作業面での負担が大きい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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