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公開番号2025128553
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025274
出願日2024-02-22
発明の名称印刷装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250827BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 微細な乱れを検出するのは難しく、水系インクに対しては適用が難しい。
【解決手段】 印刷装置10は、印刷媒体Bを搬送経路に沿って搬送する搬送部20と、搬送部20によって搬送される印刷媒体Bを支持する支持部40と、支持部40に支持された印刷媒体Bに液体を吐出して画像を形成する印刷部30と、搬送経路の途中で、吐出された液体を定着させる定着部50と、定着部50を通過した印刷媒体Bの液体の定着状態を検査する検査部60とを有し、搬送部20は、搬送経路において定着部50の下流側に配置されて印刷媒体Bの面と接触する印刷面接触ローラー23を有し、検査部60は、印刷面接触ローラー23の周面の状態を検査するラインセンサー61と、ラインセンサー61の出力に基づいて印刷媒体Bの一方の面に付着した液体の定着の状態を判定する判定部71とを有している。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
印刷媒体を所定の搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
前記印刷媒体を支持する支持部と、
前記支持部に支持された前記印刷媒体の一方の面に液体を吐出して画像を形成する印刷部と、
前記搬送経路の途中で、前記印刷部によって吐出され前記一方の面に付着した前記液体を定着させる定着部と、
前記定着部を通過した前記印刷媒体の前記一方の面に付着した前記液体の定着状態を検査する検査部と、を有し、
前記搬送部は、前記搬送経路において前記定着部の下流側に配置されて前記一方の面と接触する印刷面接触ローラーを有し、
前記検査部は、
前記印刷面接触ローラーの周面の状態を検査するセンサーと、
前記センサーの出力に基づいて前記印刷媒体の一方の面に付着した前記液体の定着の状態を判定する判定部と、を有することを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
報知部を有し、
前記判定部は、前記センサーの出力に応じて前記報知部を用いて報知させることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記センサーの出力に応じて定着が不十分であるときは、前記搬送部による前記印刷媒体の搬送を停止し、前記印刷部による画像の形成を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記搬送経路において、前記定着部よりも下流側に前記印刷面接触ローラーを複数有し、
前記検査部は、前記定着部よりも前記搬送経路の下流側において、複数の前記印刷面接触ローラーのうち、最上流に位置する印刷面接触ローラーの前記周面の状態を検査することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記検査部は、
前記印刷面接触ローラーの長手方向に沿って配置された光源と、前記印刷面接触ローラーの長手方向に沿って配置され、前記光源から照射された光が前記周面によって反射された反射光を検出する前記センサーとしてのラインセンサーと、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記定着部は、送風及び加熱の少なくとも一方によって前記液体を乾燥する乾燥部であることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記液体は、紫外線硬化型のインクであり、
前記定着部は、前記紫外線硬化型のインクに紫外線を照射する紫外線照射部であることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関し、特に、吐出される液体を定着部で定着させる印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
液体を吐出して印刷を行う印刷装置では、液体を媒体に定着させるために乾燥炉などの定着部を備えるものがあり、さらに、確実に定着しているか確認する検査部を備えるものがある。
特許文献1に開示された技術は、紫外線を照射して硬化させた印刷物の表面にブラシを接触させ、ブラシの下流に配置した撮像装置で印刷物を撮像する。画像から得られた印刷結果を印刷データと照合することでインクの硬化状態を判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-123663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の方法では、UVインクが固化する前にブラシが触れたことによって生じた微細な画像の乱れ部分を検出する必要があり、撮像装置として高価な性能の高い物を用いる必要があるし、微細な乱れを検出するには画像照合技術として高度な照合技術が求められる。また、検査対象物が変わるごとに照合する印刷データを変更する必要がある。
【0005】
さらに、印刷物表面にインクの膜が形成されるUVインクのようなものにしか適用できず、紙系の印刷媒体に吸収される水系のインクに対しては適用が難しい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の印刷装置は、印刷媒体を所定の搬送経路に沿って搬送する搬送部と、前記印刷媒体を支持する支持部と、前記支持部に支持された前記印刷媒体の一方の面に液体を吐出して画像を形成する印刷部と、前記搬送経路の途中で、前記印刷部によって吐出され前記一方の面に付着した前記液体を定着させる定着部と、前記定着部を通過した前記印刷媒体の前記一方の面に付着した前記液体の定着状態を検査する検査部とを有しており、前記搬送部は、前記搬送経路において前記定着部の下流側に配置されて前記一方の面と接触する印刷面接触ローラーを有し、前記検査部は、前記印刷面接触ローラーの周面の状態を検査するセンサーと、前記センサーの出力に基づいて前記印刷媒体の一方の面に付着した前記液体の定着の状態を判定する判定部とを有している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明が適用される印刷装置の概略構成図である。
同印刷装置の概略ブロック図である。
搬送部の印刷面接触ローラーと検査部の模式図である。
印刷面接触ローラーとセンサーの出力を示す図である。
印刷面接触ローラーとセンサーの出力を示す図である。
制御プログラムに対応したフローチャートである。
検査部の変形例を示す図である。
変形例にかかる検査部のセンサーの出力と印刷面接触ローラーを示す図である。
変形例にかかる検査部のセンサーの出力と印刷面接触ローラーを示す図である。
他の変形例にかかる検査部のセンサーの出力を示す図である。
他の変形例にかかる印刷装置の概略構成図である。
同変形例にかかる印刷面接触ローラーと検査部のセンサーの配置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明が適用される印刷装置を概略構成図により示しており、図2は、同印刷装置を概略ブロック図により示している。
【0009】
この印刷装置10は、繰出ローラー21から巻き取りローラー22までの所定の搬送経路に沿って印刷媒体Bを搬送する搬送部20を備えている。この搬送経路の途中には、搬送部20によって搬送される印刷媒体Bを支持する支持部40と、支持部40に支持された印刷媒体Bの一方の面に印刷ヘッドのノズルから液体を吐出して画像を形成する印刷部30とが設置されている。印刷部30は、印刷媒体Bの一方の面に液体を吐出して画像を形成する。印刷部30の印刷ヘッドは印刷媒体Bと交差して往復動しながら液体を吐出するシリアル方式の印刷ヘッドであっても良いし、印刷媒体Bの搬送経路の搬送方向と交差するように設置されて印刷領域の幅にわたって液体を吐出するラインヘッドであるなど、特に限定されない。また、支持部40は搬送部20によって搬送される印刷媒体Bを支持するプラテンを備えており、ドラムタイプのプラテンを備えているものであってもよいし、平面のタイプのプラテンを備えているなど、特に限定されない。印刷部30は、支持部40にて支持されたロール状の印刷媒体Bにおける一方の面に液体を吐出する。図1においては、水平方向のプラテンの表面に液体を吐出している。
【0010】
この印刷装置10はロール状の印刷媒体Bに液体を吐出して印刷を行なうが、巻き取りローラー22にて巻き取られる前に同液体が印刷媒体Bに適切に定着している必要がある。定着するというのは、水性の液体インクであれば乾燥し、UV光硬化性インクであれば固化するというように、印刷媒体Bから他のものへ転写しない状況を表している。この印刷装置10は、熱源からの熱線と温風で水性の液体インクを乾燥させる乾燥炉51が定着部50として備えられている。すなわち、この定着部50は、搬送経路の途中で印刷部30によって吐出され一方の面に付着した液体を定着させる。なお、温風でなく、送風のみでの乾燥も可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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