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公開番号
2025127586
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024357
出願日
2024-02-21
発明の名称
記録装置、及び、テストパターン形成方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250826BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】吐出不良である不良ノズルを検出できない事態を抑制する。
【解決手段】テストパターンは、複数の第一ノズルのそれぞれからの液体吐出による主走査方向に沿った複数の個別パターンを含んでいる。副走査方向において隣り合う個別パターンが前記主走査方向においてずれた位置にある。前記複数の第一ノズルは、前記副走査方向において連続する第一連続ノズル群、及び、前記副走査方向において連続する第二連続ノズル群を含んでいる。前記テストパターンは、前記第一連続ノズル群からの液体吐出に由来する第一パターン群、及び、前記第二連続ノズル群からの液体吐出に由来する第二パターン群を含んでいる。前記制御部は、前記第一パターン群の形成と前記第二パターン群の形成との間に副走査を行うことにより、少なくとも前記第一パターン群と前記第二パターン群とが前記主走査方向において並んだ前記テストパターンを形成する制御を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を媒体に吐出可能な複数の第一ノズルが並べられた第一ノズル列を有する記録ヘッドと、
前記複数の第一ノズルの並び方向と交差する主走査方向に沿って前記記録ヘッドを移動させる主走査、前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って前記媒体と前記記録ヘッドの少なくとも一方を移動させる副走査、及び、前記記録ヘッドからの前記液体の吐出を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数の第一ノズルのそれぞれからの液体吐出による前記主走査方向に沿った複数の個別パターンを含むテストパターンの形成を制御可能であり、
前記副走査方向において隣り合う前記個別パターンが前記主走査方向においてずれた位置にあり、
前記複数の第一ノズルは、前記副走査方向において連続する第一連続ノズル群、及び、前記副走査方向において連続する第二連続ノズル群を含み、
前記テストパターンは、前記第一連続ノズル群からの液体吐出に由来する第一パターン群、及び、前記第二連続ノズル群からの液体吐出に由来する第二パターン群を含み、
前記制御部は、前記第一パターン群の形成と前記第二パターン群の形成との間に前記副走査を行うことにより、少なくとも前記第一パターン群と前記第二パターン群とが前記主走査方向において並んだ前記テストパターンを形成する制御を行う、記録装置。
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【請求項2】
前記複数の第一ノズルは、前記副走査方向において連続する第三連続ノズル群、及び、前記副走査方向において連続する第四連続ノズル群をさらに含み、
前記テストパターンは、前記第一パターン群、前記第二パターン群、前記複数の第三連続ノズルからの液体吐出に由来する第三パターン群、及び、前記複数の第四連続ノズルからの液体吐出に由来する第四パターン群を含み、
前記テストパターンにおいて、前記第一ノズル列からの液体吐出に由来するパターン群の数が4であり、
前記制御部は、前記第二パターン群の形成と前記第三パターン群の形成との間に前記副走査を行い、前記第三パターン群の形成と前記第四パターン群の形成との間に前記副走査を行うことにより、少なくとも前記第一パターン群、前記第二パターン群、前記第三パターン群、及び、前記第四パターン群が前記主走査方向において並んだ前記テストパターンを形成する制御を行う、請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記記録ヘッドは、前記第一ノズル列に沿った第二ノズル列であって複数の第二ノズルが並べられた前記第二ノズル列を有し、
前記複数の第二ノズルは、第一の色の液体を前記媒体に吐出可能な複数の第一色ノズルが連続して並べられた第一連続色ノズル群、第二の色の液体を前記媒体に吐出可能な複数の第二色ノズルが連続して並べられた第二連続色ノズル群、及び、第三の色の液体を前記媒体に吐出可能な複数の第三色ノズルが連続して並べられた第三連続色ノズル群を含み、
前記テストパターンは、前記第一連続色ノズル群からの液体吐出に由来する第一色パターン群、前記第二連続色ノズル群からの液体吐出に由来する第二色パターン群、及び、前記第三連続色ノズル群からの液体吐出に由来する第三色パターン群を含み、
前記制御部は、少なくとも前記第一パターン群、前記第二パターン群、及び、前記第一色パターン群が前記主走査方向において並んだ前記テストパターンを形成する制御を行う、請求項1又は請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記記録ヘッドは、前記第一ノズル列に沿った第二ノズル列であって複数の第二ノズルが並べられた前記第二ノズル列を有し、
前記複数の第二ノズルは、前記副走査方向において連続する第五連続ノズル群、及び、前記副走査方向において連続する第六連続ノズル群を含み、
前記テストパターンは、前記第五連続ノズル群からの液体吐出に由来する第五パターン群、及び、前記第六連続ノズル群からの液体吐出に由来する第六パターン群を含み、
前記制御部は、前記第五パターン群の形成と前記第六パターン群の形成との間に前記副走査を行うことにより、少なくとも前記第一パターン群、前記第二パターン群、前記第五パターン群、及び、前記第六パターン群が前記主走査方向において並んだ前記テストパターンを形成する制御を行う、請求項1又は請求項2に記載の記録装置。
【請求項5】
前記テストパターンは、前記第一パターン群及び前記第二パターン群を含む複数のパターン群を含み、
前記制御部は、各前記パターン群に含まれる各前記個別パターンの前記副走査方向における位置が他の前記パターン群に含まれるいずれかの前記個別パターンの前記副走査方向における位置に一致するように、前記複数のパターン群が前記主走査方向において並んだ前記テストパターンを形成する制御を行う、請求項1又は請求項2に記載の記録装置。
【請求項6】
液体を媒体に吐出可能な複数の第一ノズルが並べられた第一ノズル列を有する記録ヘッドを前記複数の第一ノズルの並び方向と交差する主走査方向に沿って移動させる主走査、及び、前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って前記媒体と前記記録ヘッドの少なくとも一方を移動させる副走査を行い、テストパターンを形成するテストパターン形成方法であって、
前記テストパターンは、前記複数の第一ノズルのそれぞれからの液体吐出による前記主走査方向に沿った複数の個別パターンを含み、
前記副走査方向において隣り合う前記個別パターンが前記主走査方向においてずれた位置にあり、
前記複数の第一ノズルは、前記副走査方向において連続する第一連続ノズル群、及び、前記副走査方向において連続する第二連続ノズル群を含み、
前記テストパターン形成方法は、
前記第一連続ノズル群から前記液体を吐出することにより第一パターン群を前記媒体に形成する第一パターン群形成工程と、
前記第二連続ノズル群から前記液体を吐出することにより第二パターン群を前記媒体に形成する第二パターン群形成工程と、
前記第一パターン群と前記第二パターン群とが前記主走査方向において並ぶように前記副走査を行う副走査工程と、を含む、テストパターン形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルの吐出状態を示すテストパターンを形成可能な記録装置、及び、テストパターン形成方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
記録装置として、記録ヘッドから媒体に液体としてのインクを吐出するインクジェットプリンターが知られている。ノズル内のインクの粘度が増加したり、ノズルに気泡が混入したり、ノズルに塵や紙粉が付着したり等すると、ノズルからインク滴が吐出されなかったり、ノズルから吐出されるインク滴が媒体の正常な位置に着弾しなかったりすることがある。ここで、インク滴が正常に吐出されないノズルを不良ノズルと呼ぶことにする。
【0003】
特許文献1には、ノズル列からのインクの吐出状態を検査するために各ノズルの吐出状態を主走査方向に沿った罫線すなわち個別パターンで示すテストパターンを印刷媒体に印刷することが示されている。副走査方向におけるテストパターンの長さは、副走査方向におけるノズル列の長さに対応している。例えば、記録ヘッドのノズル列がC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、及び、K(ブラック)の4列である場合、Cのパターン群、Mのパターン群、Yのパターン群、及び、Kのパターン群が主走査方向において並んだテストパターンが印刷される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-11429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
記録ヘッドには、K用ノズル列に沿ってC用ノズル群、M用ノズル群、及び、Y用ノズル群が1列に並べられた色ノズル列を有する「縦配列ヘッド」がある。色ノズル列において、C用ノズル群とM用ノズル群との間には使用されないノズルがあり、M用ノズル群とY用ノズル群との間には使用されないノズルがある。縦配列ヘッドのノズル列は2列しかないため、Kとカラーの2つのパターン群が主走査方向において並んだテストパターンが印刷されることになる。この場合、K用ノズル列の不良ノズルと色ノズル列の不良ノズルが同じ位置にある場合、テストパターンから不良ノズルに対応する位置を検出できない可能性がある。また、色ノズル列からのインク吐出に由来するパターン群には色の変わり目に隙間ができるため、隙間に隣接する箇所の個別パターンに対応するノズルが不良ノズルである場合も、テストパターンから不良ノズルに対応する位置を検出できない可能性がある。不良ノズルに対応する位置が検出されない場合、ノズル列に含まれる不良ノズルが検出されないことになる。
【0006】
尚、上述のような問題は、記録ヘッドにK用ノズル列しかないモノクロプリンター等、縦配列ヘッドを備えるインクジェットプリンター以外の記録装置にも考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の記録装置は、
液体を媒体に吐出可能な複数の第一ノズルが並べられた第一ノズル列を有する記録ヘッドと、
前記複数の第一ノズルの並び方向と交差する主走査方向に沿って前記記録ヘッドを移動させる主走査、前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って前記媒体と前記記録ヘッドの少なくとも一方を移動させる副走査、及び、前記記録ヘッドからの前記液体の吐出を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数の第一ノズルのそれぞれからの液体吐出による前記主走査方向に沿った複数の個別パターンを含むテストパターンの形成を制御可能であり、
前記副走査方向において隣り合う前記個別パターンが前記主走査方向においてずれた位置にあり、
前記複数の第一ノズルは、前記副走査方向において連続する第一連続ノズル群、及び、前記副走査方向において連続する第二連続ノズル群を含み、
前記テストパターンは、前記第一連続ノズル群からの液体吐出に由来する第一パターン群、及び、前記第二連続ノズル群からの液体吐出に由来する第二パターン群を含み、
前記制御部は、前記第一パターン群の形成と前記第二パターン群の形成との間に前記副走査を行うことにより、少なくとも前記第一パターン群と前記第二パターン群とが前記主走査方向において並んだ前記テストパターンを形成する制御を行う、態様を有する。
【0008】
また、本発明のテストパターン形成方法は、液体を媒体に吐出可能な複数の第一ノズルが並べられた第一ノズル列を有する記録ヘッドを前記複数の第一ノズルの並び方向と交差する主走査方向に沿って移動させる主走査、及び、前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って前記媒体と前記記録ヘッドの少なくとも一方を移動させる副走査を行い、テストパターンを形成するテストパターン形成方法であって、
前記テストパターンは、前記複数の第一ノズルのそれぞれからの液体吐出による前記主走査方向に沿った複数の個別パターンを含み、
前記副走査方向において隣り合う前記個別パターンが前記主走査方向においてずれた位置にあり、
前記複数の第一ノズルは、前記副走査方向において連続する第一連続ノズル群、及び、前記副走査方向において連続する第二連続ノズル群を含み、
前記テストパターン形成方法は、
前記第一連続ノズル群から前記液体を吐出することにより第一パターン群を前記媒体に形成する第一パターン群形成工程と、
前記第二連続ノズル群から前記液体を吐出することにより第二パターン群を前記媒体に形成する第二パターン群形成工程と、
前記第一パターン群と前記第二パターン群とが前記主走査方向において並ぶように前記副走査を行う副走査工程と、を含む、態様を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
記録装置の例を模式的に示す図。
記録ヘッドとテストパターンの例を模式的に示す図。
ノズル群の分類例を模式的に示す図。
テストパターンの例を模式的に示す図。
テストパターン形成方法の例を模式的に示す図。
テストパターン形成方法の例を模式的に示す図。
不良ノズルの個別パターン位置を含むテストパターンの例を模式的に示す図。
テストパターンの別の例を模式的に示す図。
比較例において不良ノズルの個別パターン位置を含むテストパターンの例を模式的に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)
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