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公開番号
2025127379
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024024092
出願日
2024-02-20
発明の名称
円筒状物品の認証搬送装置
出願人
日鉄テックスエンジ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B66C
1/24 20060101AFI20250825BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】円筒状物品の認証を高精度で実施でき、作業性の向上も図ることが可能な円筒状物品の認証搬送装置を提供すること。
【解決手段】円筒状物品11に形成された貫通孔12の一側又は両側から挿入可能な挿入部13を備える支持手段14を有し、挿入部13を貫通孔12に挿入した際に、貫通孔12内に取付けられたRFタグ15の識別情報を読み取り、筒状物品11を支持手段14で支持して移動させる認証搬送装置10であり、支持手段14には、RFタグ15との間で電磁波の送受信を行うアンテナ素子19を先側に備える同軸ケーブル18を用いたフレキシブルアンテナ16と、その基側に接続された外部と無線通信するRFリーダ17とが設置され、挿入部13にアンテナ素子19が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒状物品に形成された貫通孔の一側又は両側から挿入可能な挿入部を備える支持手段を有し、前記挿入部を前記貫通孔に挿入した際に、該貫通孔内に取付けられたRFタグの識別情報を読み取り、前記円筒状物品を前記支持手段で支持して移動させる認証搬送装置であって、
前記支持手段には、前記RFタグとの間で電磁波の送受信を行うアンテナ素子を先側に備える同軸ケーブルを用いたフレキシブルアンテナと、該フレキシブルアンテナの基側に接続された外部と無線通信するRFリーダとが設置され、前記挿入部に前記アンテナ素子が配置されていることを特徴とする円筒状物品の認証搬送装置。
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【請求項2】
前記同軸ケーブルは、内部導体と、該内部導体の周囲表面を覆う筒状絶縁体と、該筒状絶縁体の周囲表面を覆う外部導体と、該外部導体の周囲表面を覆う外被とが同軸上に設けられ、
前記フレキシブルアンテナが、
1)前記同軸ケーブルの先側に、該同軸ケーブルの前記内部導体及び前記筒状絶縁体のみを延長して形成された素子部を有し、該素子部の基側が前記外部導体と導通する導電性のテープ又はチューブからなるバラン導体で覆われて、該バラン導体で覆われていない前記素子部の先側に前記筒状絶縁体の周囲表面が露出した前記アンテナ素子が形成されている、
又は、
2)前記内部導体のみを前記同軸ケーブルの先側から突出させて、前記筒状絶縁体、前記外部導体及び前記外被が存在しない素子部を形成し、該素子部の基側の前記内部導体の周囲表面は、樹脂部材を介して前記同軸ケーブルの前記外部導体と導通する導電性のテープ又はチューブからなるバラン導体で覆われて、該バラン導体で覆われていない前記素子部の先側を前記内部導体の周囲表面が露出した前記アンテナ素子とし、前記素子部のアンテナ性能を向上させ、かつ、前記同軸ケーブルにアンテナ機能を付与した、
ことを特徴とする請求項1記載の円筒状物品の認証搬送装置。
【請求項3】
前記挿入部の先側端部には、該挿入部が前記貫通孔に挿入されたことを検知可能にするセンサが取付けられていることを特徴とする請求項2記載の円筒状物品の認証搬送装置。
【請求項4】
前記支持手段が、クレーンに取付けられたC型フックであることを特徴とする請求項2又は3記載の円筒状物品の認証搬送装置。
【請求項5】
前記支持手段が、クレーンに取付けられたコイルリフターであり、前記挿入部が、前記コイルリフターの対となるアーム部下端の爪部であり、該対となる爪部のいずれか一方又は双方に前記アンテナ素子が配置されていることを特徴とする請求項2又は3記載の円筒状物品の認証搬送装置。
【請求項6】
前記支持手段が、フォークリフトの車体前方に設けられた昇降手段であり、前記挿入部が、前記昇降手段のフォークであることを特徴とする請求項2又は3記載の円筒状物品の認証搬送装置。
【請求項7】
前記円筒状物品が、鋼板コイル又は線材コイルであることを特徴とする請求項2又は3記載の円筒状物品の認証搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、鋼板(薄板)コイルや線材コイル、紙ロール等の円筒状物品の認証と移動を行うための円筒状物品の認証搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、薄板製品や線材製品、紙製品等は、コイル状の荷姿(円筒状物品、以下コイルとも記載)にして屋内等に多数保管され、例えば、要求に応じて、対象となるコイルが天井クレーンに取付けられたC型フックやコイルリフター等の支持手段により支持され搬出されている(例えば、特許文献1、2参照)。
保管されるコイルにはRFタグ(RFIDタグとも称す)が貼付けられており、このRFタグに、その仕様等の識別情報(個別情報)が保持(記録)され、コイル搬出の際には、この識別情報を確認して、搬出対象となるコイルの認証を行っている。RFタグのコイルへの貼付けは、例えば、コイル状にした製品がその状態を維持するように拘束する結束バンドに対して行われる。
【0003】
RFタグの識別情報の確認には、例えば、図9(a)、(b)に示す認証搬送装置90が使用されている。
認証搬送装置90は、クレーン(不図示)に取付けられた、コイル91を支持するC型フック92を備え、その上端部に、RFタグ93に保持された識別情報を読み取る平面アンテナ94が取付けられている。詳細には、C型フック92の上部に、その両側方へ突出するように金属製のフレーム95が取付けられ、このフレーム95の下側両端部に平面アンテナ94が取付け固定されている。
これにより、C型フック92がコイル91を支持した際に、平面アンテナ94が、コイル91に貼付けられたRFタグ93の上方に配置されるため、RFタグ93の識別情報を読み取ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-195583号公報
特開2019-167184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
RFタグ93は、例えば、コイル91が置場ヤードへ払い出される前に、作業者により手貼りされる。このとき、RFタグ93は、コイル91の上側へ貼るようになってはいるが、稀に略中央近傍に貼られる場合もあり、そのとき、コイル91の外径が大きいほど、認証漏れが発生し易くなる(図9(a)参照)。
【0006】
また、コイル91をC型フック92で吊り上げる際は、図10の上図から下図に示すように、C型フック92の向きを変える必要があるが、置場ヤードに保管される複数のコイル91は、隣接するコイル91列同士の間隔が狭いため、平面アンテナ94を取付けたフレーム95がコイル91に接触するおそれがある。
【0007】
更に、RFタグ93の貼付け位置は前記したように、コイル91を拘束する結束バンド96の上側領域であるが、図11に示すように、結束バンド96は多くても2本しか使用されないため、RFタグ93が仮に平面アンテナ94から離れた側の結束バンド96(図11中の二点鎖線)に取付けられた場合、検知範囲外となるケースもある。この図11中の符号97は、C型フック92をクレーンにぶら下げるための取付け手段である。
【0008】
なお、RFタグの識別情報の読み取り(認証)は、平面アンテナから電磁波(具体的には電波、以下同じ)を照射することにより行われるが、電磁波の照射は、通常、クレーンの操縦者が端末を立ち上げた際に自動的に開始され、また、作業を終えて端末をシャットダウンした際に終了する。即ち、クレーンによる作業中は常時、電磁波を照射し続ける状態であるため、バッテリ(ポータブルバッテリやモバイルバッテリ等)の消費が早くなり、かつ、平面アンテナの位置によっては、他のコイルに貼り付けられたRFタグの識別情報を読み取るおそれもあり、この場合、C型フックにより一旦コイルを持ち上げ、他のコイルから離れた状態とした後、識別情報の読み取りを行う必要もあり、作業性が悪かった。
【0009】
本発明の課題は、円筒状物品の認証を高精度で実施でき、作業性の向上も図ることが可能な円筒状物品の認証搬送装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を達成するために検討した結果、本発明者らは、以下の知見を見出し、本発明を完成するに至った。
平面アンテナとは異なる同軸ケーブルを用いたフレキシブルアンテナを、円筒状物品を支持する支持手段に取付けることにより、支持手段の形状に沿った(追従した)敷設が可能となるため、従来の平面アンテナ敷設用のフレーム等が一切不要となり、円筒状物品等との干渉のおそれがなくなる。
また、RFタグを円筒状物品の貫通孔内へ取付け、RFタグとの間で電磁波の送受信を行うフレキシブルアンテナのアンテナ部(素子とケーブル部)を、貫通孔に挿入する支持手段の挿入部に取付けることにより、RFタグの取付け位置に影響されることなく、識別情報の読み取りが可能になる。
更に、支持手段に取付けられ、フレキシブルアンテナの基側に接続されたRFリーダが、外部と無線通信可能な構成とすることにより、RFリーダと外部とを有線で接続した場合のように、有線が作業の邪魔になる(例えば、引っ掛かる)おそれ等がなくなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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