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公開番号2025127120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023652
出願日2024-02-20
発明の名称着色度計測器
出願人荏原実業株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類G01N 21/27 20060101AFI20250825BHJP(測定;試験)
要約【課題】液体の着色度を人手を介さずに連続的に測定し、異常の発生をすぐに通知することができる着色度計測器を提供する。
【解決手段】本開示の一実施形態による液体の着色度計測器は、光源部及び受光部を含む計測部と、液体中に浸漬される検知部とを備える。検知部は、光源部から光ファイバを経由して導入された光を、空隙部の液体に照射する発光端と、液体を透過した透過光を受光する受光端とを含む。受光端が受光した透過光は、光ファイバを経由して受光部へ導入され、計測部が、受光部において検出された受光量を計測する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体の着色度計測器であって、
光源部及び受光部を含む計測部と、液体中に浸漬される検知部とを備え、
前記検知部は、
前記光源部から光ファイバを経由して導入された光を、空隙部の前記液体に照射する発光端と、
前記液体を透過した透過光を受光する受光端とを含み、
前記受光端が受光した前記透過光は、光ファイバを経由して前記受光部へ導入され、
前記計測部が、前記受光部において検出された受光量を計測することを特徴とする着色度計測器。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記検知部は、前記発光端及び前記受光端の少なくとも一方をスライドさせて、前記空隙部における光路長を変化させるスライド機構を有することを特徴とする請求項1に記載の着色度計測器。
【請求項3】
前記スライド機構は、複数段階のスライドが可能であること特徴とする請求項2に記載の着色度計測器。
【請求項4】
前記スライド機構は、前記透過光の透過率に応じて前記光路長を変化させることを特徴とする請求項2または3に記載の着色度計測器。
【請求項5】
前記スライド機構は、前記透過率が第1の感度閾値以下である場合に前記光路長を短くし、前記透過率が第2の感度閾値以上である場合に前記光路長を長くすることを特徴とする請求項4に記載の着色度計測器。
【請求項6】
前記光ファイバは、フッ素樹脂で覆われている、あるいは、フッ素コートされた樹脂で覆われていることを特徴とする請求項1に記載の着色度計測器。
【請求項7】
前記検知部は、前記発光端及び前記受光端の気体洗浄のための吐出口を有することを特徴とする請求項1に記載の着色度計測器。
【請求項8】
前記発光端及び前記受光端の光軸が一致していることを特徴とする請求項1に記載の着色度計測器。
【請求項9】
前記光源部は白色LEDであり、前記受光部はRGBカラーセンサであることを特徴とする請求項1に記載の着色度計測器。
【請求項10】
前記光源部はRGB三色LEDであり、前記受光部は受光素子であることを特徴とする請求項1に記載の着色度計測器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体の着色度計測器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、工場等から河川への着色排水の流出により、近隣住民からのクレームによる企業イメージ(価値)の低下、景観や生態系への悪影響が懸念されている。水質汚濁防止法においては、着色排水に関する明確な記載がないため、事故を防止する仕組みは存在しない。そのため、一部の自治体では、独自規制の制定や染色工場への注意喚起が行われている。
【0003】
特許文献1には、液体あるいは加熱して液状になる化学製品の着色度測定器であって、光源からの光を被測定液体が入った試料セルを通過させて、フォトセンサで検出するように構成された着色度測定器が開示されている。この着色度測定器では、光源として一つのパッケージに封印されたRGB三色LEDを用い、該三色LEDをマイクロコンピュータで制御して、赤、緑、青、それぞれ単独、且つ順繰りに発光させて、同LEDの発光色に同期してフォトセンサの検出値を区別して分類し、色別の検出値から色の三刺激値X、Y、Zを計算し、その値から被測定液体の色数を算出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-134246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の着色度測定器では、工場排水のような液体の着色度を人手を介さずに常時測定し、異常が検知された場合にはそれをすぐに通知することはできなかった。
【0006】
本開示は、このような問題に鑑みてなされたものであり、液体の着色度を人手を介さずに連続的に測定し、異常の発生をすぐに通知することができる着色度計測器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によると、液体の着色度計測器は、光源部及び受光部を含む計測部と、液体中に浸漬される検知部とを備え、前記検知部は、前記光源部から光ファイバを経由して導入された光を、空隙部の前記液体に照射する発光端と、前記液体を透過した透過光を受光する受光端とを含み、前記受光端が受光した前記透過光は、光ファイバを経由して前記受光部へ導入され、前記計測部が、前記受光部において検出された受光量を計測することを特徴とする。
【0008】
また、本開示の一態様によると、前記検知部は、前記発光端及び前記受光端の少なくとも一方をスライドさせて、前記空隙部における光路長を変化させるスライド機構を有することを特徴とする。
【0009】
また、本開示の一態様によると、前記スライド機構は、複数段階のスライドが可能であること特徴とする。
【0010】
また、本開示の一態様によると、前記スライド機構は、前記透過光の透過率に応じて前記光路長を変化させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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