TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025122361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017772
出願日2024-02-08
発明の名称画像形成装置、制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250814BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 多系統ネットワーク接続を提供する画像形成装置における印刷成果物のセキュリティを効果的に確保するための仕組みを提供する。
【解決手段】 主たる回線と副たる回線の双方が共に有効であると判別される場合に、主たる回線経由で受信した印刷ジョブの画像形成を直ちに行わず、装置内部に留め置くように制御する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
ネットワークを介して通信を行う第一の接続手段およびネットワークを介して通信を行う第二の接続手段の2つを有する画像形成装置であって、
前記第一の接続手段および前記第二の接続手段の両方の接続が有効な状態において、前記第一の接続手段を介して印刷ジョブを受信したと判定した場合、受信した前記印刷ジョブに対して画像形成処理を実施するよう制御し、一方で、前記第二の接続手段を介して印刷ジョブを受信したと判定した場合、受信した前記印刷ジョブに対して画像形成処理を実施せずに格納手段に格納するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第一の接続手段および前記第二の接続手段の両方が有効になる場合、前記第一の接続手段を介して受信した印刷ジョブに対して画像形成処理を実施せずに前記格納手段に格納するための留め置き設定を有効にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第一の接続手段および前記第二の接続手段の両方が有効になる場合、前記第一の接続手段を介して受信した印刷ジョブに対して画像形成処理を実施せずに前記格納手段に格納するための留め置き設定を有効にすることを通知し、通知の結果、留め置き設定を有効にすることが許可されなかった際、前記第一の接続手段は有効に、前記第二の接続手段は無効になることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第一の接続手段および前記第二の接続手段の両方が有効になる場合、前記第二の接続手段を介して受信した印刷ジョブに対して画像形成処理を実施せずに前記格納手段に格納するための留め置き設定をユーザの指示により有効もしくは無効に設定させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記留め置き設定をユーザの指示により無効にされた際、前記第一の接続手段を介して受信した印刷ジョブの実行を中断することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成装置のセキュリティポリシーに応じて前記第一の接続手段および前記第二の接続手段の両方が有効になる場合も、前記留め置き設定を有効にすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第一の接続手段は有線LANによる接続手段であり、前記第二の接続手段は無線LANによる接続手段であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第二の接続手段は2つ以上の無線LANによる接続手段からなることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項10】
ネットワークを介して通信を行う第一の接続手段およびネットワークを介して通信を行う第二の接続手段の2つを有する画像形成装置を制御する制御方法であって、
前記第一の接続手段および前記第二の接続手段の両方の接続が有効な状態において、前記第一の接続手段を介して印刷ジョブを受信したと判定した場合、受信した前記印刷ジョブに対して画像形成処理を実施するよう制御し、一方で、前記第二の接続手段を介して印刷ジョブを受信したと判定した場合、受信した前記印刷ジョブに対して画像形成処理を実施せずに格納手段に格納するよう制御する制御ステップを含むことを特徴とする制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数系統のネットワークを有する画像形成装置、制御方法、及びそのプログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置(複合機(Multi Function Periferal)ともいう、以下MFPと称する)はネットワーク経由で接続された外部のクライアント装置から受信した印刷ジョブを実行する機能を有する。その際に受信したジョブデータを直ちに印刷するのみならず、BOXや強制留め置きと呼ばれる印刷ジョブデータを一時的にMFP内部に格納する。そして、該ジョブのオーナーが適宜のタイミングでMFPを操作することによって印刷ジョブを出力する溜め置き印刷機能等を有するMFPが存在する。
【0003】
さらには近年複数系統のネットワークを有する形態のMFPが普及しつつある。例えば有線LANを2系統備えたMFPである。またさらには有線LANに加えて無線LANをさらに備えた構成の多系統ネットワークを利用可能なMFPも存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021ー149809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
多系統LANが使われることになった主要な理由の一つとして、MFPを利用するユーザが属する組織や利用条件、セキュリティ要件などが異なることにより、それら性質を異にするユーザを単一の装置を分離利用させることが挙げられる。一例を上げれば次のようなケースである。すなわち従業員と顧客が同一MFPを利用するような環境を想定する。
【0006】
従業員が使用する情報処理装置はイントラネットを経由してMFPと接続される。一方で顧客が有する情報処理装置は主にセキュリティ的な理由から従業員と同一のイントラネットに接続させることは敬遠される。そのためイントラネットは別に設けられた第二の系統のネットワークに顧客の情報処理装置を接続させることで、ネットワークの系統を分離する。これによって従業員と顧客のネットワーク環境は分離されるため前述の意セキュリティ的な懸念は解消する。そのため上記のような環境に設置されるMFPは従業員と顧客双方のネットワークからの接続を実現するために多系統(2系統)のネットワーク接続構成を有する。
【0007】
しかしながら、印刷成果物のセキュリティを担保する上では次に示すような課題が存在する。従業員は顧客には見せたくない機密情報を含んだ文書1を上述のように顧客と共有環境にあるMFPによって印刷することを想定する。その場合、従業員が文書1を従業員用のネットワークを介してMFPに印刷し、その印刷成果物がMFPの出力トレイに排出される。その状態で次に顧客が顧客用のネットワークを介して同一MFPに文書2の印刷を指示したとする。
【0008】
上述の例に示した操作によって結果的にMFPの出力トレイ上には従業員による文書1とその上に顧客による文書2が排出された状態となる。すなわち出力トレイ上で従業員と顧客の印刷成果物が混在して積載された状態となる。
【0009】
この場合、次に示す理由によって従業員の印刷成果物の情報セキュリティが損なわれる可能性がある。第一に従業員が出力した文書は出力トレイ上に排出されるため、第三者、例えば顧客に文書1の内容を閲覧されてしまう可能性がある。第二に出力トレイ上に排出された文書1を上述の例によれば顧客が文書2をトレイから撤去する際にその下に混在して排出された文書1を誤って若しくは故意に持ち去る可能性がある。何れも従業員の印刷成果物の情報セキュリティが損なわれることとなる。
【0010】
本発明は上述のような状況を鑑みて為されたものであり、少なくとも1つの課題を解決する。すなわち、多系統のネットワークによって接続され共有利用されるMFPにおいて、一方のネットワーク経由の印刷成果物のセキュリティを損なうことなく多系統からの共有利用を可能とすることによって利便性および情報の安全性を確保可能なシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

シヤチハタ株式会社
印判
2か月前
東レ株式会社
凸版印刷版原版
8か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
7か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
9か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
5か月前
三光株式会社
感熱記録材料
4か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
5か月前
独立行政法人 国立印刷局
貼付機構
9日前
株式会社リコー
液体吐出装置
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
6か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
6か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
7か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
11日前
フジコピアン株式会社
熱転写記録媒体
9か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
4か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
10日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
7か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6か月前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
8か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
8か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
4か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
10日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
2か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
6か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
7か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
2か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
4か月前
続きを見る