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公開番号
2025122247
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2025094860,2022057043
出願日
2025-06-06,2022-03-30
発明の名称
クレーン
出願人
住友重機械建機クレーン株式会社
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
B66C
13/23 20060101AFI20250813BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】複数のウインチの同調性を改善する。
【解決手段】第1ウインチと、第1ウインチを駆動する可変容量式の第1油圧モータと、第2ウインチと、第2ウインチを駆動する可変容量式の第2油圧モータと、第1油圧モータ及び第2油圧モータに圧油を供給する油圧ポンプと、を備えたクレーンにおいて、第1ウインチが停止状態から動作を開始した時には、第1所定時間に亘って、操作者により指示された第1ウインチの回転速度に関わらず、第1油圧モータのモータ傾転を時間の経過に伴って大傾転から小傾転に徐々に変化させる第1制御を行い、第2ウインチが停止状態から動作を開始した時には、第2所定時間に亘って、操作者により指示された第2ウインチの回転速度に関わらず、第2油圧モータのモータ傾転を時間の経過に伴って大傾転から小傾転に徐々に変化させる第2制御を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ウインチと、前記第1ウインチを駆動する可変容量式の第1油圧モータと、
第2ウインチと、前記第2ウインチを駆動する可変容量式の第2油圧モータと、
前記第1油圧モータ及び前記第2油圧モータに圧油を供給する油圧ポンプと、を備えた
クレーンにおいて、
前記第1ウインチが停止状態から動作を開始した時には、
第1所定時間に亘って、操作者により指示された前記第1ウインチの回転速度に関わら
ず、前記第1油圧モータのモータ傾転を時間の経過に伴って大傾転から小傾転に徐々に変
化させる第1制御を行い、
前記第2ウインチが停止状態から動作を開始した時には、
第2所定時間に亘って、前記操作者により指示された前記第2ウインチの回転速度に関
わらず、前記第2油圧モータのモータ傾転を時間の経過に伴って大傾転から小傾転に徐々
に変化させる第2制御を行うことを特徴とするクレーン。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のクレーンにおいて、
パイロット圧によって作動し、前記第1油圧モータのモータ傾転を制御する第1スプー
ルと、
前記パイロット圧によって作動し、前記第2油圧モータのモータ傾転を制御する第2ス
プールと、
パイロット油圧源と、
前記パイロット油圧源と前記第1スプールとの間に設けられ、前記パイロット油圧源か
ら前記第1スプールに供給される前記パイロット圧を制御する第1電磁比例弁と、
前記パイロット油圧源と前記第2スプールとの間に設けられ、前記パイロット油圧源か
ら前記第2スプールに供給される前記パイロット圧を制御する第2電磁比例弁と、を備え
、
前記第1電磁比例弁は、前記第1所定時間に亘って、前記第1油圧モータのモータ傾転
が時間の経過に伴って前記大傾転から前記小傾転に徐々に変化するように、前記パイロッ
ト圧を制御し、
前記第2電磁比例弁は、前記第2所定時間に亘って、前記第2油圧モータのモータ傾転
が時間の経過に伴って前記大傾転から前記小傾転に徐々に変化するように、前記パイロッ
ト圧を制御することを特徴とするクレーン。
【請求項3】
請求項1または2に記載のクレーンにおいて、
前記第1制御及び前記第2制御は、前記第1ウインチ及び前記第2ウインチが少なくと
も同一方向に操作された場合に行うことを特徴とするクレーン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クレーンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
クレーンでは、多数のアクチュエータを同時に高速駆動するため、油圧ポンプから吐出
される圧油を、上流側の油圧モータから下流側の油圧モータへと順次直列に供給するシリ
ーズ回路(油圧回路)を採用する場合がある。この種のクレーンの油圧回路において、油
圧モータの負荷による圧力が設定圧を超えた場合には、油圧モータを大傾転に制御して、
圧力を抑えるようにする場合がある(例えば、特許文献1参照)。また、ウインチのモー
タ傾転は、操作レバーの操作量に合わせて大傾転状態から小傾転状態へ可変する構成とし
ている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4291110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
油圧モータに搭載される容量制御装置には絞りが内蔵される場合があり、2つの油圧モ
ータの間に圧力差がある場合、絞りの通過流量に差が生じることで、モータ容量の可変速
度の差となり、結果としてウインチの駆動開始時の回転が同調しにくくなるという課題が
あった。
【0005】
本発明はこの点を鑑み、複数のウインチを同時に駆動開始した場合において、回転動作
の同調性を改善させたクレーンを提供することを目的として考案された。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、代表的な本発明は、第1ウインチと、前記第1ウインチを駆動する可変容量式の第1油圧モータと、第2ウインチと、前記第2ウインチを駆動する可変容量式の第2油圧モータと、前記第1油圧モータ及び前記第2油圧モータに圧油を供給する油圧ポンプと、を備えたクレーンにおいて、前記第1ウインチが停止状態から動作を開始した時には、第1所定時間に亘って、操作者により指示された前記第1ウインチの回転速度に関わらず、前記第1油圧モータのモータ傾転を時間の経過に伴って大傾転から小傾転に徐々に変化させる第1制御を行い、前記第2ウインチが停止状態から動作を開始した時には、第2所定時間に亘って、前記操作者により指示された前記第2ウインチの回転速度に関わらず、前記第2油圧モータのモータ傾転を時間の経過に伴って大傾転から小傾転に徐々に変化させる第2制御を行うことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、複数のウインチを同時に駆動した場合において、各ウインチの回転動
作の同調性を改善させることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以
下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るクレーンの側面図である。
クレーンの油圧回路の全体構成を示す概略図である。
主巻ウインチの駆動装置の全体構成図(油圧回路図)である。
油圧モータのモータ傾転制御の処理手順を示すフローチャートである。
操作レバーの操作量と電磁比例弁に出力する電流指令値との関係を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係るクレーンの実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係るクレーンの側面図である。図1に示すクレーン1は、
クローラクレーンであり、走行体2と、旋回装置3を介して走行体2上に旋回可能に搭載
された旋回体4と、旋回体4の先端部に起伏可能に取り付けられたブーム5と、ブーム5
の先端に設けられたシーブ10,11及びシーブ17,18とを有している。シーブ10
及びシーブ17を経由した主巻ロープ12と、シーブ11及びシーブ18を経由した補巻
ロープ13とによって、アタッチメントの一例であるバケット16が吊り下げられている
。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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