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公開番号2025117414
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012241
出願日2024-01-30
発明の名称照明装置及びその動作方法
出願人チームラボ株式会社
代理人個人,個人
主分類F21S 10/00 20060101AFI20250804BHJP(照明)
要約【課題】シャボン玉の挙動をより自然に再現することのできる照明装置を提供する
【解決手段】吊下げ型の照明装置100であって、ワイヤ部材10と、内部に空間を有する透明又は半透明の外装部材20と、この外装部材20内に設けられた発光部材30と、外装部材20内に設けられた回転子及び固定子を含む回転部材40と、これらのワイヤ部材10、外装部材20、及び回転部材40の固定子をいずれか部材に加えられた力が他の部材に伝達するように連結した連結構造50を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
吊下げ型の照明装置であって、
ワイヤ部材と、
内部に空間を有する透明又は半透明の外装部材と、
前記外装部材内に設けられた発光部材と、
前記外装部材内に設けられた回転子及び固定子を含む回転部材と、
前記ワイヤ部材、前記外装部材、及び前記回転部材の前記固定子をいずれか部材に加えられた力が他の部材に伝達するように連結した連結構造を備える
照明装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記回転部材の前記回転子を回転させることにより前記外装部材が一方向に回転するとともに前記ワイヤ部材に捻れが生じ、
その後前記回転部材の前記回転子を停止させることにより前記ワイヤ部材の捻れが復元して前記外装部材が逆方向に回転する
請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記回転部材は、前記回転子の回転と停止を交互に実行する
請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記回転部材は、モータにより回転駆動されるファンである
請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
【請求項5】
前記回転部材は、モータにより回転駆動されるフライホイールである
請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
【請求項6】
前記回転部材は、前記固定子が取り付けられたフレームを含み、
前記連結構造は、
前記回転部材の前記フレームの下部に固定され、前記回転部材を収容するコンテナ部材と、
前記回転部材の前記フレームの上部に固定され、前記コンテナ部材内に収容された押え部材と、
前記外装部材に固定され、前記コンテナ部材を前記外装部材内に保持する蓋部材を含み、
前記ワイヤ部材は、前記押え部材に固定されている
請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
【請求項7】
吊下げ型の照明装置を動作させる方法であって、
前記照明装置は、
ワイヤ部材と、
内部に空間を有する透明又は半透明の外装部材と、
前記外装部材内に設けられた発光部材と、
前記外装部材内に設けられた回転子及び固定子を含む回転部材と、
前記ワイヤ部材、前記外装部材、及び前記回転部材の前記固定子をいずれか部材に加えられた力が他の部材に伝達するように連結した連結構造を備え、
前記方法は、
前記回転部材の前記回転子を回転させることにより前記外装部材を一方向に回転させるとともに前記ワイヤ部材に捻れを生じさせる工程と、
その後前記回転部材の前記回転子を停止させることにより前記ワイヤ部材の捻れを復元させて前記外装部材を逆方向に回転させる工程を含む
方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置とその動作方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、シャボン玉を模した形状の照明装置が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1に記載の照明装置は、LEDからの光があたるグローブ部が透明なガラス製でシャボン玉の様な形状をしており、自然の作り出す一瞬の形をガラスで表現したものであるとされている。
【0003】
また、特許文献2には、屈折水晶カバーの中に複数の装飾用LEDストリップを配置し、このLEDストリップを機械的に揺れ動かす照明装置が開示されている
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
意匠登録第1454514号公報
中国実用新案第207796637号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、実物のシャボン玉はその動きや回転方向、輝き方などが時々刻々と変化するものである。しかしながら、特許文献1の照明装置は、ガラス製のグローブ内にLEDが配置されたものであり、また静止して使用することが想定されたものであるため、その動きや輝き方はほとんど変化しない。つまり、特許文献1の照明装置は、シャボン玉の一瞬の形状を模したものに過ぎず、シャボン玉の自然な挙動までは再現することができない。
【0006】
また、特許文献2の照明装置は、屈折水晶カバー内の装飾用LEDストリップを揺れ動かす機構を備えているが、屈折水晶カバー自体は回転したり揺動したりするものではない。また、この照明装置はテーブルや床面に置いて使用するものであると考えられる。このため、特許文献2の照明装置もシャボン玉の自然な挙動を再現することはできない。
【0007】
そこで、本発明は、シャボン玉の挙動をより自然に再現することのできる照明装置を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の発明者は、上記の目的を達成する手段について鋭意検討した結果、ワイヤ部材に吊下げられた外装部材内に発光部材と回転部材を設け、この回転部材の回転子を回転させたときの力が間接的に外装部材とワイヤ部材に伝達するようにする構成することとした。これにより、回転部材の回転子の回転と停止を制御することによって照明装置をシャボン玉のように自然に回転させることができるようになる。そして、本発明者は、上記知見に基づけば従来技術の課題を解決できることに想到し、本発明を完成させた。具体的に説明すると、本発明は以下の構成を有する。
【0009】
本発明の第1の側面は、吊下げ型の照明装置100に関する。本発明に係る照明装置100は、ワイヤ部材10、外装部材20、発光部材30、回転部材40、連結構造50を備える。ワイヤ部材10は、照明装置100を例えば天井に吊り下げるために利用される。外装部材20は、内部に空間を有する透明又は半透明のものである。外装部材20の外面側はハーフミラーとなっていることが好ましい。また、外装部材20は、プラスチックやガラス製のハードケースであってもよいし、プラスチックフィルムなどからなるソフトケースであってもよい。発光部材30は、外装部材20内に設けられる。発光部材30は、外装部材20内に遊動的に設けられたケーブル状のものであるとよい。なお、「遊動的」とは、ケーブル状の発光部材30の全体が他の構造体に固定されたものではなく、発光部材30の少なくとも一部が他の構造体から遊離しており何らかの作用によって外装部材20内にて運動することを意味する。回転部材40は、外装部材20内に設けられた回転子及び固定子を含む。例えば回転子はモータのロータであり、固定子はモータのステータである。連結構造50は、これらのワイヤ部材10、外装部材20、及び回転部材40の固定子をいずれか部材に加えられた力が他の部材に伝達するように連結している。例えば回転子を回転させることにより固定子も徐々に同方向に回転しようとするが、このようにして固定子に加わった回転力が連結構造50によってワイヤ部材10と外装部材20にも及ぶ。回転部材40の回転子の回転と停止は、照明装置100が独自に制御することとしてもよいし、この照明装置100に接続された上位の制御装置によって制御することとしてもよい。
【0010】
上記構成のように、照明装置100の外装部材20の内部に回転部材40を設けることで、この照明装置100を独自に回転させることができる。例えばこの照明装置100によれば、外装部材20を回転させるために外部に風力の強いファンなどを置く必要がなくなる。また、例えば外部のファンによって照明装置100を回転させようとすると、照明装置100を設置した会場が広いような場合に、全ての照明装置100に対して風を送り込むことが難しくなる。また、吊り下げ用のケーブルに直接的に捻り加えることで照明装置100を回転させることもできるが、その場合ケーブルに大きな負荷がかかりケーブルが損傷する恐れがある。本発明によれば、これらの問題を解決して、シャボン玉の挙動をより自然に再現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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