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公開番号2025116900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011419
出願日2024-01-30
発明の名称電動式昇降装置
出願人メタルエンジニアリング株式会社
代理人個人,個人
主分類B66F 7/06 20060101AFI20250804BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】設置スペースの制限を生じさせない電動式昇降装置を提供する。
【解決手段】電動モータEMと、電動モータの軸心周りに回転する回転アーム2と、ガイドロッド8に支持され昇降する昇降部材3と、回転アームと昇降部材との間に介在され、力点と支点と作用点とが設定された揺動部材4と、回転アーム側の第一連結部で回転アームと回動可能に連結し、力点で揺動部材と回動可能に連結する第一リンク部材5と、揺動部材と昇降部材との間で上下方向に延在し、揺動部材と昇降部材とにそれぞれ回動可能に連結する第二リンク部材6と、を備え、昇降部材3が上昇端位置および下降端位置の位置にある場合において、回転駆動軸RDSの中心と第一連結部の中心と力点PPとが、一直線上に並び、揺動部材4は、支点FPおよび力点が、昇降部材3の直下より外れた位置に設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動モータと、
該電動モータの回転駆動軸の軸心周りに回転する回転アームと、
上下方向に延在するガイドロッドに支持され搬送物を載置して昇降する昇降部材と、
前記回転アームと前記昇降部材との間に介在され、前記回転アーム側からの力が付与される力点と、基台フレームによって支持される支点と、前記力点に付与された力によって前記支点を中心に回転して前記昇降部材側へ前記力点側からの力を伝える作用点と、が設定された揺動部材と、
前記回転アームと前記揺動部材との間に介在し、前記回転アーム側の第一連結部で前記回転アームと回動可能に連結し、前記力点で前記揺動部材と回動可能に連結する第一リンク部材と、
前記揺動部材と前記昇降部材との間で上下方向に延在し、前記揺動部材と前記昇降部材とにそれぞれ回動可能に連結する第二リンク部材と、を備え、
前記昇降部材が上昇端位置および下降端位置の位置にある場合において、前記回転駆動軸の中心と、前記第一連結部の中心と、前記力点とが、一直線上に並ぶ電動式昇降装置であって、
前記揺動部材は、前記力点および前記支点が、前記昇降部材の直下より外れた位置に設けられた、
電動式昇降装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記ガイドロッドが挿通する挿通穴を備え、前記基台フレームに貫通して固定された抱持部材であって、前記ガイドロッドが鉛直方向に対して傾く加重に対抗するように、前記ガイドロッドの外周面に対向する内周面を備え、かつ前記基台フレームより上方に所定長さ突出する前記抱持部材をさらに備える、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記昇降部材の前記下降端位置において、前記昇降部材と前記基台フレームとの間には、仮想上の水平面で当接するよう高さが整えられた複数の当接部材を備え、
前記昇降部材の傾斜を抑制する、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記ガイドロッドは複数本であり、
前記ガイドロッドの下部に設けられた上面を有する上面部と、前記基台フレームに設けられた下面と、の間には、前記上面或いは前記下面に均等に接触する複数のストッパ部材を備え、
前記昇降部材の前記上昇端位置において、前記ストッパ部材により前記昇降部材の傾斜が抑制される、
請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記揺動部材において、
前記支点を構成する回転軸は、該回転軸の軸心に沿った方向に所定寸法延在し、
前記力点が属する部分と、前記作用点が属する部分とは、前記回転軸が延在する方向に沿って互いに離間し、
前記力点と前記作用点とは、前記回転軸を中心に、それぞれ異なった鉛直平面内で回動する、
請求項1に記載の装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送物を上下方向に移動させる電動モータを使用した昇降装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電動モータを使用した電動式昇降装置としては、クランク機構を利用して昇降部材を一定のストロークで上下方向に移動させるものを発明者らは開発した(例えば下記特許文献1参照)。
このような昇降装置は、電動モータの回転駆動軸の軸心周りに回転する回転アームを一方向に回転させて上昇端(上死点)と下降端(下死点)の位置で停止させるのが一般的である。
【0003】
特許文献1の昇降装置は、昇降部材が上昇端に位置するときに回転アームが回転中心を下にして垂直に立った状態となり、上死点位置で昇降部材の重量が加わっても回転アームに回転力が作用せず駆動モータに付属するブレーキ装置に大きな負荷が加わることが無く、正確に高さを位置決めすることができる優れたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特願2022-099284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の昇降装置では、主要な機構部が昇降フレームの直下に位置していることで機構部の周囲に位置するガイドロッド等により設置スペースに制限を生じている。
特に昇降ストロークを長く必要とする場合、回転アームの半径が大きくなり機構部の配置が困難になるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、長い昇降ストロークが必要な場合においても、設置スペースの制限を生じさせない電動式昇降装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第一の態様の電動式昇降装置によれば、電動モータと、該電動モータの回転駆動軸の軸心周りに回転する回転アームと、上下方向に延在するガイドロッドに支持され搬送物を載置して昇降する昇降部材と、前記回転アームと前記昇降部材との間に介在され、前記回転アーム側からの力が付与される力点と、基台フレームによって支持される支点と、前記力点に付与された力によって前記支点を中心に回転して前記昇降部材側へ前記力点側からの力を伝える作用点と、が設定された揺動部材と、を備えている。
【0008】
そして、前記回転アームと前記揺動部材との間に介在し、前記回転アーム側の第一連結部で前記回転アームと回動可能に連結し、前記力点で前記揺動部材と回動可能に連結する第一リンク部材と、前記揺動部材と前記昇降部材との間で上下方向に延在し、前記揺動部材と前記昇降部材とにそれぞれ回動可能に連結する第二リンク部材と、を備えている。
【0009】
そして、前記揺動部材は、少なくとも前記力点が、前記昇降部材の直下より外れた位置に設けられ、前記昇降部材が上昇端位置および下降端位置の位置にある場合において、前記回転駆動軸の中心と、前記第一連結部の中心と、前記力点とが、一直線上に並ぶよう構成されている。
【0010】
これによれば、構造体に支持された支点や大掛かりな構造となる力点に力を付与する駆動機構が、昇降部材の直下より外れているため、設置スペースの制限を生じさせない。
また、昇降部材が上昇端および下降端に位置するときに、回転駆動軸の中心と、第一連結部の中心と、力点とが、一直線上に並ぶため、昇降部材の重量に基づく回転力が回転アームに作用しない。これによって、駆動モータに付属するブレーキ装置に大きな負荷が加わることが無く、正確な高さ位置を容易に維持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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