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公開番号
2025116512
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024010982
出願日
2024-01-29
発明の名称
印刷装置および印刷装置の制御方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/17 20060101AFI20250801BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】印刷の途中で受容部材がなくなって印刷が中断する虞を抑制できる印刷装置および印刷装置の制御方法を提供する。
【解決手段】印刷装置は、液体を吐出して媒体に印刷する液体吐出部と、液体受容部と、制御部とを備える。液体受容部は、液体吐出部が印刷とは関係なくフラッシングで吐出する液体を受容する受容部材と、受容部材がセットされる繰出部と、受容部材を巻き取る巻取部とを有する。制御部は、印刷ジョブの開始信号を受け付けると、フラッシングに使用可能な受容部材の使用可能量と、受容部材を単位当たりに基準送り量で送った場合に、印刷ジョブにおいてフラッシングで使用されると予測される受容部材の使用予測量とを取得する(S11~S13)。制御部は、使用可能量が使用予測量よりも小さい場合(S14でYES)、単位当たりの基準送り量を、これよりも小さい単位当たりの送り量に変更して印刷ジョブを実行する延長動作を行う(S23)。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出することで媒体に印刷を行う液体吐出部と、
前記液体吐出部が前記印刷とは関係なくフラッシングで吐出する液体を受容する液体受容部と、
制御部と、を備え、
前記液体受容部は、
前記液体を受容する受容部材と、
前記受容部材がセットされる繰出部と、
前記受容部材を巻き取る巻取部と、
を有し、
前記制御部は、
印刷ジョブの開始信号を受け付けると、
前記フラッシングに使用可能な前記受容部材の使用可能量と、
前記受容部材を単位当たりに基準送り量で送った場合に、前記印刷ジョブにおいて前記フラッシングで使用されると予測される前記受容部材の使用予測量と、を取得し、
前記使用可能量が前記使用予測量よりも小さい場合、前記単位当たりの前記基準送り量を、前記単位当たりの前記基準送り量よりも小さい送り量に変更して前記印刷ジョブを実行する延長動作を行うことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記液体受容部は、前記受容部材を所定送り量ずつ間欠的に送る送り動作を行い、
前記単位当たりの前記基準送り量は、前記単位当たりに前記基準送り量で送る前記送り動作を1回行う頻度である基準頻度であり、前記使用可能量が前記使用予測量よりも小さい場合、前記基準頻度を、前記基準送り量よりも小さい前記送り量に変更した変更頻度としたうえで、前記印刷ジョブを実行する前記延長動作を行うことを特徴とする印刷装置。
【請求項3】
請求項1に記載の印刷装置であって、
変更された前記単位当たりの前記送り量は、前記印刷ジョブが完了した時点で前記使用可能量が前記受容部材の交換を促す際の交換設定値になるように算出されることを特徴とする印刷装置。
【請求項4】
請求項2に記載の印刷装置であって、
前記変更頻度は、前記印刷ジョブが完了した時点で前記使用可能量が零になるように算出されることを特徴とする印刷装置。
【請求項5】
請求項2に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、算出された前記単位当たりの前記送り量が下限値以下の場合、前記基準送り量を前記下限値に変更して前記印刷ジョブを実行することを特徴とする印刷装置。
【請求項6】
請求項5に記載の印刷装置であって、
情報を表示する表示部を備え、
前記制御部は、前記基準送り量を前記下限値に変更した場合、印刷が中断される旨を前記表示部に表示することを特徴とする印刷装置。
【請求項7】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記延長動作は、前記延長動作が有効とされる場合に実行されることを特徴とする印刷装置。
【請求項8】
請求項7に記載の印刷装置であって、
前記延長動作を実行するかどうかを選択する選択部を備え、
前記制御部は、前記選択部において前記延長動作の実行が選択された場合に、前記延長動作を有効とすることを特徴とする印刷装置。
【請求項9】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、前記印刷ジョブの前記開始信号を受け付けると、前記印刷ジョブの実行中に前記印刷ジョブを中断する中断動作があるかどうかを判断し、
前記使用可能量が前記使用予測量よりも小さく、前記中断動作がある場合は、前記単位当たりの前記基準送り量を、前記中断動作により前記印刷ジョブの実行が中断される時までの前記使用可能量が前記受容部材の交換を促すべき交換設定値になるように算出される前記単位当たりの前記送り量に変更して前記印刷ジョブを実行することを特徴とする印刷装置。
【請求項10】
請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、
複数の前記印刷ジョブの前記開始信号を受け付けると、
前記使用可能量と、
前記複数の印刷ジョブにおける前記使用予測量と、を取得し、
前記使用可能量が前記使用予測量よりも小さい場合、前記単位当たりの前記基準送り量を、前記基準送り量よりも小さい前記送り量に変更して前記複数の印刷ジョブを実行する前記延長動作を行うことを特徴とする印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吐出する液体吐出部を備える印刷装置および印刷装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、媒体に液滴を吐出するノズルを有する吐出ヘッド(液体吐出部の一例)と、フラッシングユニットとを備える液滴吐出装置が開示されている。フラッシングユニットは、ノズルから吐出された液滴を吐出対象物に着弾させる前に、予めノズルから液滴を吐出させるフラッシング動作を行うための装置である。液滴吐出装置は、基板等の吐出対象物とは異なる吐出対象物に、液体吐出部のノズルから液滴を吐出することで、ノズル内の増粘した液体を排出するフラッシング(空吐出)の機能を備える。
【0003】
フラッシングユニットは、フラッシング時に吐出ヘッドのノズルから吐出された液滴を受容する布等よりなるシート部材(受容部材の一例)を有する。フラッシングユニットは、吐出ヘッドのノズル面に対して対向する位置にシート部材を供給する供給リール(繰出部の一例)と、供給リールから供給されたシート部材を巻き取る巻取リール(巻取部の一例)とを備える。シート部材は、アクチュエーターの駆動により供給リールから巻取リールへと移動する(送る)ことが可能である。
【0004】
なお、液滴吐出装置が、用紙等の媒体にインク等の液滴を吐出することで媒体に印刷する印刷装置である場合においても、ノズル内の増粘したインク等の液体をノズルから吐出するフラッシングは行われる。このため、印刷装置においても、前述のフラッシングユニットは用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-247923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載されたフラッシングユニットは、印刷中に、シート部材が全て供給リールから巻取リールへ移動した状態になってしまうと、ノズル面と対向する位置にシート部材をこれ以上送ることができない。この場合、フラッシングができないため、印刷が中断してしまうという課題がある。なお、フラッシングができないと判定されるタイミングは、シート部材が全て供給リールから巻取リールへ移動した状態に限らず、シート部材の残量が、フラッシングを行わないと予め設定された値(零よりも大きな値(>0))になったときなども含まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する印刷装置は、液体を吐出することで媒体に印刷を行う液体吐出部と、前記液体吐出部が前記印刷とは関係なくフラッシングで吐出する液体を受容する液体受容部と、制御部と、を備え、前記液体受容部は、前記液体を受容する受容部材と、前記受容部材がセットされる繰出部と、前記受容部材を巻き取る巻取部と、を有し、前記制御部は、印刷ジョブの開始信号を受け付けると、前記フラッシングに使用可能な前記受容部材の使用可能量と、前記受容部材を単位当たりに基準送り量で送った場合に、前記印刷ジョブにおいて前記フラッシングで使用されると予測される前記受容部材の使用予測量と、を取得し、前記使用可能量が前記使用予測量よりも小さい場合、前記単位当たりの前記基準送り量を、前記単位当たりの前記基準送り量よりも小さい送り量に変更して前記印刷ジョブを実行する延長動作を行う。
【0008】
上記課題を解決する印刷装置の制御方法は、液体を吐出することで媒体に印刷を行う液体吐出部と、前記液体吐出部が前記印刷とは関係なくフラッシングで吐出する液体を受容する液体受容部と、を備え、前記液体受容部は、前記液体を受容する受容部材と、前記受容部材がセットされる繰出部と、前記受容部材を巻き取る巻取部と、を有する印刷装置の制御方法であって、印刷ジョブの開始信号を受け付けると、前記フラッシングに使用可能な前記受容部材の使用可能量と、前記受容部材を単位当たりに基準送り量で送った場合に、前記印刷ジョブにおいて前記フラッシングで使用されると予測される前記受容部材の使用予測量と、を取得することと、前記使用可能量が前記使用予測量よりも小さい場合、前記単位当たりの前記基準送り量を、前記単位当たりの前記基準送り量よりも小さい送り量に変更して前記印刷ジョブを実行する延長動作を行うことと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態における印刷装置を示す模式正断面図である。
図2は、液体吐出部が液体受容部と対向する排出位置にある状態を示す模式正断面図である。
図3は、液体受容部の一例を示す模式正断面図である。
図4は、印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。
図5は、延長動作選択画面を示す模式図である。
図6は、エラー画面を示す模式図である。
図7は、報知画面を示す模式図である。
図8は、受容部材がなくなった際のエラー画面を示す模式図である。
図9は、印刷準備処理ルーチンを示すフローチャートである。
図10は、第2実施形態における印刷準備処理ルーチンを示すフローチャートである。
図11は、第3実施形態における印刷準備処理ルーチンを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、印刷装置の第1実施形態について図面を参照して説明する。印刷装置は、例えば、用紙、布帛などの媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を印刷するインクジェット式のプリンターである。
(【0011】以降は省略されています)
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