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公開番号2025115554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010065
出願日2024-01-26
発明の名称波長変換素子および発光装置
出願人京セラ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 5/20 20060101AFI20250731BHJP(光学)
要約【課題】波長変換素子における効率および光量を向上させる。
【解決手段】波長変換素子は波長変換部を備える。波長変換部は、複数の蛍光体粒子と、バインダー層とを含む。バインダー層は該複数の蛍光体粒子どうしを接合しているとともにガラスを含む。波長変換部の厚さは30μm以上かつ100μm以下である。波長変換部における複数の蛍光体粒子の体積濃度は20vol%以上である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の蛍光体粒子と、該複数の蛍光体粒子どうしを接合しているとともにガラスを含むバインダー層と、を含む、波長変換部を備え、
前記波長変換部の厚さは30μm以上かつ100μm以下であり、
前記波長変換部における前記複数の蛍光体粒子の体積濃度は20vol%以上である、波長変換素子。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1に記載の波長変換素子であって、
前記体積濃度は、35vol%以上であり、
前記厚さは30μm以上かつ70μm以下である、波長変換素子。
【請求項3】
請求項2に記載の波長変換素子であって、
前記厚さは40μm以上かつ60μm以下である、波長変換素子。
【請求項4】
請求項1から請求項3の何れか一つに記載の波長変換素子であって、
前記体積濃度は70vol%以下である、波長変換素子。
【請求項5】
請求項1から請求項3の何れか一つに記載の波長変換素子であって、
前記バインダー層は、アルカリ金属酸化物を含み、
前記バインダー層における前記アルカリ金属酸化物のモル濃度は、10mol%以上かつ19mol%以下である、波長変換素子。
【請求項6】
請求項1から請求項3の何れか一つに記載の波長変換素子であって、
前記波長変換部の緻密度は82%以上である、波長変換素子。
【請求項7】
請求項1から請求項3の何れか一つに記載の波長変換素子であって、
前記波長変換部を支持している、前記波長変換部よりも高い反射率を有する反射基材をさらに備え、
前記バインダー層が前記反射基材に直接接合している、波長変換素子。
【請求項8】
請求項7に記載の波長変換素子であって、
前記反射基材は酸化アルミニウムによって形成される、波長変換素子。
【請求項9】
請求項8に記載の波長変換素子であって、
前記バインダー層はホウケイ酸亜鉛系ガラスによって形成される、波長変換素子。
【請求項10】
請求項1から請求項3の何れか一つに記載の波長変換素子と、
前記波長変換素子に励起光を出力するレーザー光源部と
を備える、発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、波長変換素子および発光装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
蛍光体に励起光を照射して、この励起光を異なる波長の光に変換する波長変換素子が知られている。例えば、特許文献1には、ガラスをマトリックスとして蛍光体粒子および熱伝導性フィラーがマトリックスに分散された構成を有する蛍光体粒子分散ガラスと、励起光を発する半導体発光素子と、を備えた発光装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-26105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
波長変換素子については、効率および光量を向上させる点で改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
波長変換素子が開示される。
【0006】
一実施形態において、波長変換素子は波長変換部を備える。波長変換部は、複数の蛍光体粒子と、バインダー層とを含む。バインダー層は該複数の蛍光体粒子どうしを接合しているとともにガラスを含む。波長変換部の厚さは30μm以上かつ100μm以下である。波長変換部における複数の蛍光体粒子の体積濃度は20vol%以上である。
【発明の効果】
【0007】
波長変換素子における効率および光量を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る照明システムの構成の一例を示す概略図である。
図2は、第1実施形態に係る波長変換素子の構成の一例を示す断面図である。
図3は、第1実施形態に係る波長変換素子の断面構成の一例を示すイメージ図である。
図4は、波長変換部の厚さと表面温度との関係を示すグラフである。
図5は、波長変換部の厚さと蛍光の光量との関係を示すグラフである。
図6は、波長変換部の厚さと効率との関係を示すグラフである。
図7は、図5のグラフから31vol%の波長変換部の実験結果を除いて得られたグラフである。
図8は、図6のグラフから31vol%の波長変換部の実験結果を除いて得られたグラフである。
図9は、波長変換部における緻密度と表面温度との関係を示すグラフである。
図10は、第1実施形態に係る波長変換素子の製造フローの一例を示す流れ図である。
図11は、波長変換素子の製造途中の状態の一例を示す断面図である。
図12は、波長変換素子の製造途中の状態の一例を示す断面図である。
図13は、波長変換素子の製造途中の状態の一例を示す断面図である。
図14は、波長変換素子の製造途中の状態の一例を示す断面図である。
図15は、波長変換素子の製造途中の状態の一例を示す断面図である。
図16は、第2実施形態に係る基材の構成の一例を示す斜視図である。
図17は、第2実施形態に係る基材の構成の一例を示す断面図である。
図18は、第2実施形態に係る波長変換素子の製造フローの一例を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
レーザー光などの励起光を蛍光体に照射して励起光とは異なる波長の光に変換する波長変換素子が知られている。この波長変換素子については、例えば、複数の蛍光体粒子と、隣接する蛍光体粒子を連結するガラスを含むバインダー層とを備えた構成が考えられる。
【0010】
この波長変換素子は、例えば、ガラス粉末と複数の蛍光体粒子とを混合して得られた混合物を用いてガラス粉末の焼結を行うことで製造され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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