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公開番号2025112396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006590
出願日2024-01-19
発明の名称情報処理システム及びプログラム
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250725BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】画像診断により検知された画像異常が悪化するものであることを報知しない場合に比べ、ダウンタイムの発生を抑制する。
【解決手段】1又は複数のプロセッサを備える情報処理システムであり、1又は複数のプロセッサは、画像形成手段により出力された記録媒体の診断用画像を読取り手段が読み取った画像である読取り画像30を取得し、取得した読取り画像30の診断により読取り画像30に画像異常32があり画像異常32が画像形成手段の経時的変化により程度が悪化する悪化異常である場合に、悪化異常に関する情報32b、70を出力する、情報処理システムである。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
1又は複数のプロセッサを備える情報処理システムであり、
前記1又は複数のプロセッサは、
画像形成手段により出力された記録媒体の診断用画像を読取り手段が読み取った画像である読取り画像を取得し、
取得した前記読取り画像の診断により当該読取り画像に画像異常があり当該画像異常が前記画像形成手段の経時的変化により程度が悪化する悪化異常である場合に、当該悪化異常に関する情報を出力する、
情報処理システム。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記悪化異常以外の他の異常に関する情報を出力し、
前記悪化異常に関する情報は、前記他の異常に関する情報に比べて、ユーザへの強調度合いを高めた形態で出力されるものである、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記ユーザへの強調度合いを高めた形態は、視認性を高めて表示するものである、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記悪化異常に関する情報は、将来的に起こり得る事象に関する注意喚起を行う表示を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記注意喚起を行う表示は、前記悪化異常の対応を示す情報を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記注意喚起を行う表示は、予め定めた時期における推測した前記悪化異常の状態を示す情報を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記注意喚起を行う表示は、次回の診断予定日を特定し特定した次回の診断予定日に前記悪化異常について予め定められている条件を満たす場合に、前記悪化異常に関する情報に含まれる、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記画像異常の発生原因に応じ、当該画像異常が前記悪化異常であるかどうかを定める、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項9】
情報処理装置に、
画像形成手段により出力された記録媒体の診断用画像を読取り手段が読み取った画像である読取り画像を取得する取得機能と、
前記取得機能により取得した前記読取り画像の診断により当該読取り画像に画像異常があり当該画像異常が前記画像形成手段の経時的変化により程度が悪化する悪化異常である場合に、当該悪化異常に関する情報を出力する出力機能と、
を実現させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 4,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、出力部により出力されたテストパターンの読み取りが読み取り部で行われる毎に、記憶制御部が、読み取られたテストパターンのデータを、順次、記憶部に記憶制御し、また、記憶されたテストパターンのデータの読出制御を行うと、差分画像生成部は、記憶部に記憶されているテストパターンと、異常発生時に読み取り部に読み取られたテストパターンとの差分画像を生成し、解析部が差分画像を解析し、解析結果に基づいて異常の原因を特定する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-141345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成手段により記録媒体の診断用画像が出力され、出力された診断用画像を読取り手段が読み取り、読み取った読取り画像の診断で読取り画像に画像異常がある場合、出力される記録媒体に画像異常が発生しないように対処を行う。また、問題となるような画像異常ではないものに対しては、すぐに対処を行わずに後回しにすることがある。
ところで、読取り画像の診断により検知された画像異常には、画像形成手段の経時的変化により程度が悪化するものがある。画像異常が悪化するものであることを報知しない場合、その後にダウンタイムが発生するおそれがある。
本発明の目的は、画像診断により検知された画像異常が悪化するものであることを報知しない場合に比べ、ダウンタイムの発生を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、1又は複数のプロセッサを備える情報処理システムであり、前記1又は複数のプロセッサは、画像形成手段により出力された記録媒体の診断用画像を読取り手段が読み取った画像である読取り画像を取得し、取得した前記読取り画像の診断により当該読取り画像に画像異常があり当該画像異常が前記画像形成手段の経時的変化により程度が悪化する悪化異常である場合に、当該悪化異常に関する情報を出力する、情報処理システムである。
請求項2に記載の発明は、前記悪化異常以外の他の異常に関する情報を出力し、前記悪化異常に関する情報は、前記他の異常に関する情報に比べて、ユーザへの強調度合いを高めた形態で出力されるものである、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記ユーザへの強調度合いを高めた形態は、視認性を高めて表示するものである、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記悪化異常に関する情報は、将来的に起こり得る事象に関する注意喚起を行う表示を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記注意喚起を行う表示は、前記悪化異常の対応を示す情報を含む、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載の発明は、前記注意喚起を行う表示は、予め定めた時期における推測した前記悪化異常の状態を示す情報を含む、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、前記注意喚起を行う表示は、次回の診断予定日を特定し特定した次回の診断予定日に前記悪化異常について予め定められている条件を満たす場合に、前記悪化異常に関する情報に含まれる、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記画像異常の発生原因に応じ、当該画像異常が前記悪化異常であるかどうかを定める、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、情報処理装置に、画像形成手段により出力された記録媒体の診断用画像を読取り手段が読み取った画像である読取り画像を取得する取得機能と、前記取得機能により取得した前記読取り画像の診断により当該読取り画像に画像異常があり当該画像異常が前記画像形成手段の経時的変化により程度が悪化する悪化異常である場合に、当該悪化異常に関する情報を出力する出力機能と、を実現させるプログラムである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、画像診断により検知された画像異常が悪化するものであることを報知しない場合に比べ、ダウンタイムの発生を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、悪化異常以外の他の異常に関する情報を出力し、悪化異常に関する情報は、他の異常に関する情報に比べて、ユーザへの強調度合いを高めた形態で出力されるものである構成を採用しない場合に比べて、悪化異常に関する情報をユーザが認識し易くなる。
請求項3の発明によれば、ユーザへの強調度合いを高めた形態は、視認性を高めて表示するものである構成を採用しない場合に比べて、悪化異常に関する情報をユーザが容易に視認することができる。
請求項4の発明によれば、悪化異常に関する情報は、将来的に起こり得る事象に関する注意喚起を行う表示を含む構成を採用しない場合に比べて、ユーザに将来的に起こり得る事象に対する対処を促すことができる。
請求項5の発明によれば、注意喚起を行う表示は、悪化異常の対応を示す情報を含む構成を採用しない場合に比べて、ユーザによる将来的に起こり得る事象に対する対処が容易になる。
請求項6の発明によれば、注意喚起を行う表示は、予め定めた時期における推測した悪化異常の状態を示す情報を含む構成を採用しない場合に比べて、将来的に起こり得る事象に対する対処の時期をユーザに提示することができる。
請求項7の発明によれば、注意喚起を行う表示は、次回の診断予定日を特定し特定した次回の診断予定日に悪化異常について予め定められている条件を満たす場合に、悪化異常に関する情報に含まれる構成を採用しない場合に比べて、ユーザが不要な対処を行うことを防止することができる。
請求項8の発明によれば、画像異常の発生原因に応じ、画像異常が悪化異常であるかどうかを定める構成を採用しない場合に比べて、悪化異常であるかどうかの判断の精度を高めることができる。
請求項9の発明によれば、画像診断により検知された画像異常が悪化するものであることを報知しない場合に比べ、ダウンタイムの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
診断システムの一例を示した図である。
サーバ装置、画像形成装置に設けられた情報処理部のハードウェアの構成例を示した図である。
画像形成装置を説明する図である。
画像形成装置において用紙への画像形成を行う構成例を説明する図である。
画像異常の原因を特定する方法を説明する表であり、(a)は、チャート用紙を生成する場合の様々な画像形成条件を示し、(b)は、特定される原因を示す。
サーバ装置に設けられるCPUの機能構成を説明するブロック図である。
診断結果取得部による処理を説明する図であり、(a)は読取り画像、(b)は平均化明度プロファイル、(c)は診断結果をそれぞれ示す。
ユーザ端末の表示装置に表示される結果表示画面を説明する図であり、(a)は、診断対象の読取り画像、(b)は、読取り画像の診断結果の一つの例である結果表示画面、(c)は、読取り画像の診断結果の他の例である結果表示画面を示す。
結果表示画面の表示内容を定める処理を説明するフローチャートである。
グレード増加量算出処理を説明するフローチャートである。
次回訪問時筋グレード処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、診断システム1の一例を示した図である。
本実施形態の診断システム1では、複数台の画像形成装置100と、この複数台の画像形成装置100の各々に対して通信回線900を介して接続されるサーバ装置200とが設けられている。本実施形態では、情報処理システムの一例及び情報処理装置の一例としてのサーバ装置200において、画像形成装置100の各々の診断が行われる。
さらに、本実施形態の診断システム1には、サーバ装置200に接続され、ユーザから操作を受け付けるユーザ端末300が設けられている。
なお、図1では、複数台の画像形成装置100のうちの2台の画像形成装置100を表示している。
【0009】
ユーザ端末300には、表示装置310が設けられている。ユーザ端末300は、コンピュータにより実現される。ユーザ端末300の形態としては、例えば、PC(Personal Computer)や、スマートフォンや、タブレット端末が挙げられる。
画像形成装置100には、記録媒体の一例である用紙への画像の形成を行う画像形成手段の一例としての画像形成部100Aが設けられている。
画像形成部100Aによる用紙への画像の形成は、例えば、インクジェット方式や電子写真方式が用いられて行われる。なお、画像形成部100Aによる用紙への画像の形成は、インクジェット方式や電子写真方式に限らず、他の方式を用いて行ってもよい。
画像形成装置100には、さらに、情報処理部100Bが設けられている。情報処理部100Bは、画像形成装置100について行われる各種の処理を実行する。
【0010】
図2は、サーバ装置200、画像形成装置100に設けられた情報処理部100Bのハードウェアの構成例を示した図である。サーバ装置200、画像形成装置100に設けられた情報処理部100Bは、コンピュータにより実現される。
サーバ装置200、情報処理部100Bの各々は、プログラムに従ってデジタル演算処理を実行する演算処理部11と、情報を記憶する2次記憶部12とを有する。
2次記憶部12は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリ、磁気テープ等、既存の情報記憶装置により実現される。
(【0011】以降は省略されています)

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