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公開番号2025109485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003406
出願日2024-01-12
発明の名称車両用照明装置、および車両用灯具
出願人東芝ライテック株式会社
代理人個人,個人
主分類F21S 43/19 20180101AFI20250717BHJP(照明)
要約【課題】発光モジュールの基板と、接着層との間の接着強度を向上させることができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部側に設けられ、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を有し、前記第1の面に開口する凹部、および前記第1の面と前記第2の面との間を貫通する孔の少なくともいずれかが設けられた基板と;前記基板の前記第2の面側に設けられた発光素子と;前記ソケットと、前記基板の前記第1の面と、の間に設けられ、前記凹部の内壁、および前記孔の内壁の少なくともいずれかと、前記第1の面と、に付着している接着層と;を具備している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
ソケットと；
前記ソケットの一方の端部側に設けられ、第１の面と、前記第１の面に対向する第２の面と、を有し、前記第１の面に開口する凹部、および前記第１の面と前記第２の面との間を貫通する孔の少なくともいずれかが設けられた基板と；
前記基板の前記第２の面側に設けられた発光素子と；
前記ソケットと、前記基板の前記第１の面と、の間に設けられ、前記凹部の内壁、および前記孔の内壁の少なくともいずれかと、前記第１の面と、に付着している接着層と；
を具備した車両用照明装置。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
車両用照明装置の中心軸に沿った方向から見た場合に、前記凹部、および前記孔は、前記発光素子と重なっていない請求項１記載の車両用照明装置。
【請求項３】
前記基板は、セラミックスを含み、
前記凹部の深さは、前記基板の厚みの半分以下である請求項１または２に記載の車両用照明装置。
【請求項４】
前記ソケットと、前記接着層と、の間に設けられた伝熱部をさらに具備し、
前記ソケットは、高熱伝導性樹脂を含んでいる請求項１または２に記載の車両用照明装置。
【請求項５】
請求項１記載の車両用照明装置と；
前記車両用照明装置が取り付けられる筐体と；
を具備した車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、車両用照明装置、および車両用灯具に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
省エネルギー化や長寿命化などの観点から、フィラメントを有するランプを備えた車両用照明装置に代えて、発光ダイオードなどの発光素子を備えた車両用照明装置の普及が進んでいる。この様な車両用照明装置は、ソケットと、ソケットの一方の端部側に設けられた発光モジュールと、を備えている。発光モジュールは、例えば、基板と、基板の上に設けられた発光素子と、を備えている。発光モジュールの基板は、ソケットの一方の端部側に接着される。
【０００３】
ここで、車両用照明装置に設けられた発光素子の点灯と消灯に伴い、基板の温度、および、接着剤が硬化することで形成された接着層の温度が変化する。また、例えば、自動車に設けられる車両用照明装置の場合には、使用環境の温度が、－４０℃～８５℃となる。そのため、使用環境の温度の変化によっても、基板の温度、および接着層の温度が変化する。基板の温度、および接着層の温度が変化すると、基板と接着層との間に熱応力が発生する。また、車両用照明装置には走行に伴う振動や衝撃が加わる。
【０００４】
そのため、発光モジュールの基板と、接着層との間の接着強度が弱いと、発光モジュールがソケットから脱落するおそれがある。
そこで、発光モジュールの基板と、接着層との間の接着強度を向上させることができる技術の開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１６－１９５０９９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明が解決しようとする課題は、発光モジュールの基板と、接着層との間の接着強度を向上させることができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと；前記ソケットの一方の端部側に設けられ、第１の面と、前記第１の面に対向する第２の面と、を有し、前記第１の面に開口する凹部、および前記第１の面と前記第２の面との間を貫通する孔の少なくともいずれかが設けられた基板と；前記基板の前記第２の面側に設けられた発光素子と；前記ソケットと、前記基板の前記第１の面と、の間に設けられ、前記凹部の内壁、および前記孔の内壁の少なくともいずれかと、前記第１の面と、に付着している接着層と；を具備している。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の実施形態によれば、発光モジュールの基板と、接着層との間の接着強度を向上させることができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施の形態に係る車両用照明装置を例示するための模式分解図である。
図１における車両用照明装置のＡ－Ａ線断面図である。
発光モジュールを車両用照明装置１の中心軸に沿った方向から見た場合の模式平面図である。
凹部を例示するための模式断面図である。
（ａ）～（ｃ）は、他の実施形態に係る凹部を例示するための模式断面図である。
（ａ）、（ｂ）は、基板を貫通する孔を例示するための模式断面図である。
車両用灯具を例示するための模式部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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