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公開番号2025106669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000074
出願日2024-01-04
発明の名称クレーン装置及び、吊荷の搬送方法
出願人JFE物流株式会社
代理人個人
主分類B66C 13/06 20060101AFI20250709BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】 いわゆる、多重振り子運動を抑制することが可能なクレーン装置を提供する。
【解決手段】
吊荷を吊持する吊部と、前記吊部に接続部を介して接続される保持部と、前記保持部を水平方向に沿った方向に移動させる移動部と、を有するクレーン装置である。前記吊部は、前記接続部が架けられかつ、回転軸と、前記回転軸の軸回りに回転自在に軸支される回転体と、前記回転体の回転による運動エネルギーを熱エネルギーに変換する変換部と、前記回転体の回転による運動エネルギーを前記変換部に伝達する伝達手段と、を含む荷振れ抑制部を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
吊荷を吊持する吊部と、前記吊部に接続部を介して接続される保持部と、前記保持部を水平方向に沿った方向に移動させる移動部と、を有するクレーン装置であって、
前記吊部は、回転軸及び、前記回転軸の軸回りに回転自在に軸支される回転体と、
前記回転体の回転による運動エネルギーを熱エネルギーに変換する変換部及び、前記回転体の回転による運動エネルギーを前記変換部に伝達する伝達手段、を含む荷振れ抑制部と、
を有する、クレーン装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記伝達手段による前記回転体と前記荷振れ抑制部との伝達状態を切り替える切替部を有し、
前記切替部は、前記吊部の移動を検知する検知部を有しかつ、前記検知部の検知態様に基づいて、前記伝達手段による伝達を切断する、請求項1に記載のクレーン装置。
【請求項3】
前記検知部は、前記吊部の昇降移動を検知し、
前記切替部は、前記検知部の前記検知に基づいて、前記伝達手段による伝達を切断する、請求項2に記載のクレーン装置。
【請求項4】
請求項2又は、3に記載のクレーン装置を用いた吊荷の搬送方法であって、
前記吊部の移動を検知する検知ステップと、
前記検知ステップの検知態様に基づいて、前記伝達手段による前記回転体と前記荷振れ抑制部との伝達を切断する切断ステップと、を含む、吊荷の搬送方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、いわゆる、多重振り子構造を有するクレーン装置及び、吊荷の搬送方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
吊荷を吊持する吊部を水平方向に沿った方向に移動させると、その移動の開始の際や、移動の停止の際に吊荷が振り子のように揺れ動く、いわゆる荷振れが生じる。従来、このような荷振れが生じることを抑制することが行われている。
【0003】
例えば、特許文献1においては、振れ止め用ロープの長さを調節することにより、吊荷の振れを抑制することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-127127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、吊部には、回転軸の軸回りに回転自在に軸支されるシーブが設けられているものがある。シーブを有する吊部を水平方向に沿った方向に移動させると、シーブにおいても振り子運動が生じることになり、いわゆる、二重振り子運動が生じる。このような二重振り子運動が行われると、吊荷側で生じる振り子運動は、吊部を保持する側で生じる振り子運動よりも動作の予想が難しく、その動作を抑えることが求められている。
【0006】
特許文献1に記載の荷振れの抑制方法では、吊荷側で生じる振り子運動については、抑制効果が乏しく、さらなる改善が求められている。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、いわゆる、多重振り子運動を抑制することが可能なクレーン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は以下の特徴を有する。
【0009】
[1]
吊荷を吊持する吊部と、前記吊部に接続部を介して接続される保持部と、前記保持部を水平方向に沿った方向に移動させる移動部と、を有するクレーン装置であって、
前記吊部は、回転軸及び、前記回転軸の軸回りに回転自在に軸支される回転体と、
前記回転体の回転による運動エネルギーを熱エネルギーに変換する変換部及び、前記回転体の回転による運動エネルギーを前記変換部に伝達する伝達手段、を含む荷振れ抑制部と、
を有する、クレーン装置。
[2]
前記吊部の移動を検知する検知部と、
前記伝達手段による前記回転体と前記荷振れ抑制部との伝達状態を切り替える切替部と、を有し、
前記切替部は、前記検知部の検知態様に基づいて、前記伝達手段による伝達を切断する、[1]に記載のクレーン装置。
[3]
前記検知部は、前記吊部の昇降移動を検知し、
前記切替部は、前記検知部の前記検知に基づいて、前記伝達手段による伝達を切断する、[2]に記載のクレーン装置。
[4]
[2]又は、[3]に記載のクレーン装置を用いた吊荷の搬送方法であって、
前記吊部の移動を検知する検知ステップと、
前記検知ステップの検知態様に基づいて、前記伝達手段による前記回転体と前記荷振れ抑制部との伝達を切断する切断ステップと、を含む、吊荷の搬送方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明のクレーン装置によれば、回転体の回転による運動エネルギーを熱エネルギーに変換する変換部と、回転体の回転による運動エネルギーを当該変換部に伝達する伝達手段と、を含む荷振れ抑制部を有する。これにより、回転体の回転による運動エネルギーが熱エネルギーに変換されるため、吊部の吊持方向の先端側で生じる多重振り子運動を抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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