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公開番号
2025104057
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221886
出願日
2023-12-27
発明の名称
射出成形機の制御装置
出願人
住友重機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
45/76 20060101AFI20250702BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】成形不良の発生を低減させる。
【解決手段】一実施形態に係る射出成形機の制御装置は、固定金型と可動金型とを有する金型装置と、固定金型と可動金型とを開閉する型締装置と、金型装置に成形材料を射出する射出機と、を備える射出成形機を制御する制御装置であって、成形材料が金型装置に射出された際に、金型装置からの成形材料の排出を抑制するために、固定金型と可動金型との間の隙間の大きさとして許容される許容量を取得し、固定金型と可動金型との間に気体を排出するために設けられた隙間の大きさを示した隙間量を取得する取得部と、型締装置で閉じられた金型装置に成形材料が射出される際に、成形材料の射出によって生じる固定金型と可動金型との間の開き量と、隙間量と、に基づいた値が、許容量による条件を満たすように、型締装置の型締力を調整する調整部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
固定金型と可動金型とを有する金型装置と、前記固定金型と前記可動金型とを開閉する型締装置と、金型装置に成形材料を射出する射出機と、を備える射出成形機を制御する制御装置であって、
前記成形材料が前記金型装置に射出された際に、前記金型装置からの前記成形材料の排出を抑制するために、前記固定金型と前記可動金型との間の隙間の大きさとして許容される許容量を取得し、
前記固定金型と前記可動金型との間に気体を排出するために設けられた隙間の大きさを示した隙間量を取得する取得部と、
前記型締装置で閉じられた前記金型装置に前記成形材料が射出される際に、前記成形材料の射出によって生じる前記固定金型と前記可動金型との間の隙間の大きさを示した開き量と、前記隙間量と、に基づいた値が、前記許容量による条件を満たすように、前記型締装置の型締力を調整する調整部と、
を備える射出成形機の制御装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記調整部は、前記開き量と、前記隙間量と、に基づいた値が、前記許容量による条件を満たし且つ前記許容量に近づくように、前記型締装置による前記金型装置に対する型締力を調整する、
請求項1に記載の射出成形機の制御装置。
【請求項3】
前記取得部は、前記型締力に応じて伸びるタイバーに設けられた検出装置の検知結果から、前記型締力を取得し、
前記調整部は、前記金型装置に前記成形材料が射出される際の前記型締力の変化量に基づいて、前記型締装置の前記型締力を調整する、
請求項1又は2に記載の射出成形機の制御装置。
【請求項4】
前記取得部は、操作装置から入力を受け付けた、前記隙間量を取得する、
請求項1又は2に記載の射出成形機の制御装置。
【請求項5】
前記取得部は、入力を受け付けた前記成形材料の種類に対応する前記許容量を取得する、
請求項1又は2に記載の射出成形機の制御装置。
【請求項6】
前記許容量、前記開き量、及び、前記開き量と前記隙間量とに基づいた値のうち、いずれか一つ以上を表示装置に出力する出力制御部、
をさらに備える、請求項1又は2に記載の射出成形機の制御装置。
【請求項7】
前記型締装置で閉じられた前記金型装置に前記成形材料が射出される毎に、前記開き量と前記隙間量とに基づいた値が、前記許容量による条件を満たすか否かを監視する処理部、
をさらに備える、請求項1又は2に記載の射出成形機の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、射出成形機の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、射出成形機は、固定金型と可動金型とのを含む金型装置と、金型装置の型締めを行う型締装置と、金型装置の内部に成形材料を充填する射出装置と、を備えている。射出装置が成形材料を金型装置に充填する際には、型締装置が適切な型締力で金型装置の閉じる必要がある。
【0003】
特許文献1の型締力設定方法は、2つ以上の異なる設定型締力で型締力を発生させて射出を行い、該射出中の型締力を検出する。そうして、検出型締力の最大値と設定型締力との関係式を求め、該関係式から検出型締力の最大値と設定型締力とが等しくなるような型締力を求めて、当該求められた型締力を設定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-206499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示されているように、従来から型締力の設定方法が提案されている。しかしながら、適切な型締力を導出するのは難しい。例えば、型締力が小さい場合、成形材料の圧力によって固定金型と可動金型が開き、成形材料が漏出して、バリが発生する。つまり、金型装置800の開き量を考慮して、型締力を調整する必要がある。
【0006】
本発明の一態様は、成形不良の発生を低減するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る射出成形機の制御装置は、固定金型と可動金型とを有する金型装置と、前記固定金型と前記可動金型とを開閉する型締装置と、金型装置に成形材料を射出する射出機と、を備える射出成形機を制御する制御装置であって、前記成形材料が前記金型装置に射出された際に、前記金型装置からの前記成形材料の排出を抑制するために、前記固定金型と前記可動金型との間の隙間の大きさとして許容される許容量を取得し、前記固定金型と前記可動金型との間に気体を排出するために設けられた隙間の大きさを示した隙間量を取得する取得部と、前記型締装置で閉じられた前記金型装置に前記成形材料が射出される際に、前記成形材料の射出によって生じる前記固定金型と前記可動金型との間の開き量と、前記隙間量と、に基づいた値が、前記許容量による条件を満たすように、前記型締装置の型締力を調整する調整部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、型締装置の型締力を調整することで、成形不良の発生の低減を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。
図2は、一実施形態に係る射出成形機の型締時の状態を示す図である。
図3は、第1の実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図4は、第1の実施形態に係る成形サイクルの工程の一例を示す図である。
図5は、第1の実施形態に係る成金型装置の内部に流れ込む成形材料の一例を示す断面図である。
図6は、第1の実施形態に係る金型装置を示した断面図である。
図7は、第1の実施形態に係る金型装置の分割面が開いた状況を示した断面図である。
図8は、第1の実施形態に係る許容最大値記憶部のテーブル構造を示した図である。
図9は、第1の実施形態に係るタイバーの有効長の一例を示す断面図である。
図10は、型締力の実績値の時間変化の一例を示す図である。
図11は、第1の実施形態に係る出力制御部が表示装置に出力する設定画面の一例を示した図である。
図12は、第1の実施形態に係る制御装置が実行する、基準型締力の調整するための処理手順を示したフローチャートである。
図13は、第1の実施形態に係る出力制御部が出力したログ情報画面を例示した図である。
図14は、第1の実施形態に係る出力制御部が出力した隙間量表示画面を例示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。また、以下で説明する実施形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述される全ての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の又は対応する符号を付し、説明を省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)
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