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公開番号
2025102039
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219230
出願日
2023-12-26
発明の名称
光拡散レンズ付きLED照明器具
出願人
瀧住電機工業株式会社
代理人
主分類
F21S
8/04 20060101AFI20250701BHJP(照明)
要約
【課題】LED素子を透明なレンズカバーで保護するとともに凹レンズの機能を持たせて居室内に拡散する構成とする。
【解決手段】LED基板の下に凹レンズ機能を持った透明なレンズカバーを備えてLED素子を保護するとともにLED素子の配光特性をさらに広げるとともにピーク部を和らげ、さらにランプカバーの光拡散機能により居室全体に均等に光を拡散させることで見上げても眩しくない構成にするとともに、電源カバーとレンズカバーとを爪による固定構造とすることで製造において電気回路の検査や品質保証上で回路全体を回路ユニットとして取り扱うことができるので経済的で品質管理が簡便な生産ができる光拡散レンズ付きLED照明器具を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
略水平に配置された円板状のベース部と、前記ベース部の下側面に配置された単数または複数で構成されたLED基板と、前記LED基板の下面方向に光を発出し複数の円環状でかつ同心円状に配列された複数のLED素子と、径方向で最外周の円環状に配列された前記LED素子より内側に配置された電源基板と、前記LED基板の下側に位置して前記LED素子の各々の円環状配列を収容する複数の円環状で同心円の溝状凹レンズ部と前記凹レンズ部間を連接するレンズ平面とで形成される略円環状のレンズカバーと、前記電源基板を下方から覆う底面部と前記底面部中央に設けた開口部と前記開口部端から上方に伸設した円筒壁とを備えて前記ベース部とで前記電源基板を囲う電源カバーと、前記ベース部の中央に設けられた直径が前記開口部より小さく前記開口部と同心状円形の貫通穴と、前記貫通穴に爪を係止する接続アダプタと、前記ベース部外周に固定された複数の回転脱着受け部と、前記回転脱着受け部に水平方向に回動して着脱自在に係止する係止部を備えて前記レンズカバーと前記電源カバーを下方から覆う光拡散性材料で形成されたランプカバーとで構成したLED照明器具。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
電源カバーに上方から電源基板を収容し、レンズカバーにLED基板を上方から固定し、前記レンズカバーを前記電源カバー下方から押圧し、前記電源カバーに設けた引掛け爪に前記レンズカバーに設けた凸部を弾性的に引掛けて、前記レンズカバーと前記電源カバーとで一体的に回路ユニットを構成した請求項1に記載のLED照明器具。
【請求項3】
LED基板は均等に分割した扇形状を成して円環状に配置し、複数のLED素子も前記LED基板の扇形状に沿って円環状に配列されて電気的に前記各LED基板上で接続され、前記各LED基板は扇形状に形成されるとともに前記LED基板の分割部は円環の中心を通る直線で分割され、前記各LED基板の電気的接続は接続電線により前記各LED基板の前記LED素子の配置位置よりも更に放射方向の外側で隣接する個別LED基板を接続した請求項1に記載のLED照明器具。
【請求項4】
隣接するLED基板を接続する接続電線と回転脱着受け部との位置関係は、円環状に配置された前記LED基板の円環中心から放射状に均等な角度で前記接続電線が配置され、前記回転脱着受け部は前記円環中心から前記接続電線を通る直線上以外で前記接続電線より外方の前記LED基板の円環と同心円上に均等な角度で配置される請求項3に記載のLED照明器具。
【請求項5】
LED基板はレンズカバーに基板ネジで固定されるとともに、前記レンズカバーは下方から前記レンズカバーと前記LED基板を貫通する貫通ネジによってベース部に固定し、前記貫通ネジの位置は下方から前記レンズカバーを見上げたときに円環状の前記LED基板の円環中心から同じ角度でかつ径方向で最外周のLED素子列の円と最内周のLED素子列の円の中間より前記最外周のLED素子列の円に近い同心円上に配置される請求項1に記載のLED照明器具。
【請求項6】
各回転脱着受け部の最下面を含む略水平面が、LED素子が固定されたLED基板の下側面より上下方向で下方に位置し、かつ電源カバーの最下面が前記LED基板の前記下側面より上下方向で下方に位置し、前記各回転脱着受け部は前記LED素子の照射角の外側に配置され、かつ前記電源カバーは前記LED素子の照射角内に一部が配置された請求項1に記載のLED照明器具。
【請求項7】
レンズカバーの溝状凹レンズ部は、LED基板下面に同心円状に配置されたLED素子の同心円に沿った溝状に前記レンズカバー上側面に形成され、同心円の中心を通る垂直面で前記溝状凹レンズ部を切断したときの前記溝状凹レンズ部の断面形状は上方に開口した状態で下方に凸状を成して任意の場所で同一形状であり、かつ断面は同心円状に配置された前記LED素子を通る垂直線に対して左右対称の断面形状である請求項1に記載のLED照明器具。
【請求項8】
電源カバーの最下面が前記LED基板の前記下側面より上下方向で下方に位置し、かつ電源基板が前記LED基板より上方に位置し、かつLED基板を直下から見上げたときに、水平に円環状に配置された前記LED基板の中心に近い側の一部が電源基板と重なって配置された請求項1に記載のLED照明器具。
【請求項9】
電源基板とLED基板を電気的に接続する電線をLED基板側でコネクタ接続し、前記LED基板に固定するコネクタはLED素子が配列された前記LED基板の下側面の反対側面である前記LED基板の上側面に固定されて前記LED素子と電気的に接続された請求項1に記載のLED照明器具。
【請求項10】
レンズカバーとLED基板を貫通してベース部に固定する貫通ネジの配置は、前記LED基板に同心円状に配置されたLED素子の最外周の同心円より内側かまたは最内周の同心円より外側の円周上に配置され、かつ前記ベース部の前記LED基板を密着させる下側面は、貫通孔を中心にして同心円状に外方に向かうほど上方向にわずかに傾斜した円錐面を形成し、かつ前記レンズカバーは前記貫通孔を中心にして同心円状に外方に向かうほど前記円錐面よりわずかに大きな傾斜で上方向に傾斜した円錐状に傾斜して形成して溝状凹レンズ部と複数の前記LED素子の位置関係が上下方向で均一に維持した請求項5に記載のLED照明器具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、天井に備え付ける照明用のシーリングライトに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に、段落0021に、レンズ部32は、前方(図3中の上側)に凸となる凸曲面に形成され、後方(図3中の下側)には対応するLED22を配置するための収納凹部32cが設けられている。また、組付状態のレンズ部32と給電部5とを結ぶ方向(第1の方向)(図3中の左右方向)においてレンズ部32の給電部5側(図3中の左側)の端部には、第1の凸部32aが設けられており、この第1の凸部32aに入射されたLED22からの光は、前方に配置された拡散部材4の中心部側に向けて配光される。さらに、上記第1の方向においてレンズ部32の給電部5と反対側(図3中の右側)の端部には、第2の凸部32bが設けられており、この第2の凸部32bに入射されたLED22からの光は、前方に配置された拡散部材4の外縁部側に向けて配光されると開示されている。
【0003】
また、段落0022に、レンズ部33は、同じく前方(図3中の上側)に凸となる凸曲面に形成され、後方(図3中の下側)には対応するLED22を配置するための収納凹部33cが設けられている。また、上記第1の方向においてレンズ部33の給電部5側(図3中の左側)の端部には、第1の凸部33aが設けられており、この第1の凸部33aに入射されたLED22からの光は、前方に配置された拡散部材4の中心部側に向けて配光される。さらに、上記第1の方向においてレンズ部33の給電部5と反対側(図3中の右側)の端部には、第2の凸部33bが設けられており、この第2の凸部33bに入射されたLED22からの光は、前方に配置された拡散部材4の外縁部側に向けて配光されると開示されている。
【0004】
この構造ではレンズ部32とレンズ部33の同心円状のレンズ部で構成されているが、より広く光を拡散させるためにはレンズ部の数が十分ではない。さらに、レンズ部32とレンズ部33の肉厚について、一番肉厚部分が図3においてLED22を中心にして右上約40度と左上40度の角度の位置であり、その外側は肉薄傾向にある。よって図4から図7の配光特性図に共通するのは配光のピークが中央から60度から70度あたりに存在することとなり、全体に均等な配向傾向とは若干異なる構造となる。
【0005】
次に、下記特許文献2に、段落0026に、図1(a)に示すように、器具本体11の中央に対向するセード14の中央部分14aは、円周上の各LED素子35から突出部21の周辺部に接して延びる接線である仮想線48が器具本体11の中央側で交差する交点Pの位置より器具本体11側から離反する位置に配置されていると開示されている。
【0006】
しかし、配光制御体41の断面形状についてはレンズ効果やプリズム効果については明記されていない。段落0044に、図1(a)に示すように、器具本体11の中央に対向するセード14の中央部分14aは、円周上の各LED素子35から突出部21の周辺部に接して延びる接線である仮想線48が器具本体11の中央側で交差する交点Pの位置より器具本体11側から離反する位置に配置されていると開示されている。
【0007】
このことから、LED素子35から発出された光は配光制御体41を直線的に通過すると考えることができる。配光制御体41がレンズ効果やプリズム効果を有している場合は配光制御体41を通過する光が屈折することにより、突出部21にぶつかって多くの光束を損失してしまうこととなる。
【0008】
次に、下記特許文献3に、段落0023に、拡散部材3は、レンズ部材であり、図7の参照を加えて説明するように、例えば、ポリカーボネートやアクリル樹脂等の絶縁性を有する透明合成樹脂からなり、強化絶縁性能を有している。そして、前記発光素子22の配置に沿って略サークル状に一体的に形成されていて、発光素子22を含めて基板21の全面を覆うように配設されていると開示されている。
【0009】
また、段落0025に、さらに、これら突条部31からは幅方向に延出する平坦部33が形成されており、これにより基板21の全面が覆われるようになっていると開示されている。
【0010】
しかし、実際の生産においては、同じ形状の基板21を用いて仕様の異なる照明器具を生産するといったことがしばしばある。このとき仕様の異なる旨を基板21に印刷して見分けることが多い。しかし、基板21の全面を拡散部材3で覆うと、材料が透明樹脂であっても光の反射や屈折といったことにより印刷が読み取りにくいことがあり間違って仕様の異なる部材を使ってしまうといった課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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