TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025100436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2024219753
出願日2024-12-16
発明の名称船舶推進システム
出願人ボルボ ペンタ コーポレーション,VOLVO PENTA CORPORATION
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B63H 20/00 20060101AFI20250626BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】同じ船舶速度におけるエネルギー消費が最適化され、低減され得る船舶推進システムを提供する。
【解決手段】船舶推進システムは、トルク及び回転速度を提供する電気モータであって、トルク及び回転速度が電気モータのモータデータである電気モータと、船舶に対して枢動可能に構成された駆動ユニットであって、電気モータによって動力供給される駆動ユニットと、駆動ユニットのトリム角を調整するように構成されたトリム装置と、電気モータ及びトリム装置と動作可能に連結された制御ユニットであって、電気モータからモータデータを受信し及びトリム装置からトリムデータを受信するように構成され、モータデータとトリムデータとを比較するように構成された処理回路を含む制御ユニットとを備え、制御ユニットは、モータデータに基づいて駆動ユニットのトリム角を能動的に調整するように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
船舶速度を有する船舶のための船舶推進システムであって、
トルク及び回転速度を提供する電気モータであって、トルク及び回転速度が電気モータのモータデータである電気モータと、
前記船舶に対して枢動可能に構成された駆動ユニットであって、前記電気モータによって動力供給される駆動ユニットと、
前記駆動ユニットのトリム角を調整するように構成されたトリム装置と、
前記電気モータ及び前記トリム装置に動作可能に連結された制御ユニットであって、前記電気モータからモータデータを受信し及び前記トリム装置からトリムデータを受信するように構成され、前記モータデータと前記トリムデータとを比較するように構成された処理回路を含む制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、前記モータデータに基づいて前記駆動ユニットのトリム角を能動的に調整するように構成され、これによって、前記船舶がどのような状態であっても同じ船舶速度における前記電気モータのエネルギー消費が最適化され得る、
船舶推進システム。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記制御ユニットは、前記電気モータのトルク及び/又は回転速度を調整するように構成されている、請求項1に記載の船舶推進システム。
【請求項3】
前記モータデータは、前記電気モータのエネルギー消費に関連するエネルギー消費データを含む、請求項1に記載の船舶推進システム。
【請求項4】
前記処理回路は、所与の速度におけるエネルギー消費量が前記所与の速度についての所定のエネルギー消費量基準に照らして増加しているか又は減少しているかを検出するために前記モータデータと前記トリムデータとを比較し、
前記処理回路は、前記エネルギー消費量が前記所与の速度についての所定のエネルギー消費量基準に照らして増減している場合、前記駆動ユニットのトリム角を調整するために前記制御ユニットにメッセージを送信するように構成されている、
請求項3に記載の船舶推進システム。
【請求項5】
前記処理回路は、検出されたエネルギー消費量が前記所与の速度についての所定のエネルギー消費量基準に実質的に等しくなるまで、前記モータデータと前記トリムデータとの比較を継続的に行う、請求項4に記載の船舶推進システム。
【請求項6】
前記電気モータに電力を供給するための電源をさらに備える、請求項1に記載の船舶推進システム。
【請求項7】
前記電気モータのエネルギー消費量を監視するためにエネルギー消費センサが配置されている、請求項1に記載の船舶推進システム。
【請求項8】
GPSなどの測位ユニット及び/又はスピードログ若しくは速度読取装置をさらに備える、請求項1に記載の船舶推進システム。
【請求項9】
前記トリム角が反復されるたびに前記電気モータのトルク及び/又は回転速度を調整することにより前記船舶速度が実質的に維持される、請求項1に記載の船舶推進システム。
【請求項10】
同じエネルギー消費量でより高い船舶速度を得るように前記トリム角が反復されるたびに前記エネルギー消費量が維持される、請求項1に記載の船舶推進システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、概して推進システムに関する。具体的な態様において、本開示は、船舶のための船舶推進システムに関する。本開示は、ウォータクラフト、モータボート、作業ボート、スポーツ船舶、ボート、船などの船舶に適用され得る。本開示は、特定の船舶に関して説明されることがあるが、本開示は、特定の船舶にも限定されない。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
1つ又は複数のプロペラを有する駆動ユニットは、様々なトリム角でトリムされ得る。トリム角は、現在、手動で又は事前に設定された条件状態によって調整される。多くの場合、船舶の操縦者は、最適化の観点からはなく、操縦者の好みの観点からトリム角を設定している。船舶に適用される条件及び環境は変化するため、事前に設定されたトリム角の条件は十分な場合もあれば、十分ではない場合もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
多くの先行技術の解決策は、駆動ユニットのトリミングの観点では十分に機能し得るものであるが、例えば、船舶の様々な航行条件における設計、制御、及び信頼性の観点においては、依然として改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の第1の態様によると、船舶速度を有する船舶のための船舶推進システムは、
トルク及び回転速度を提供する電気モータであって、トルク及び回転速度が電気モータのモータデータである電気モータと、
前記船舶に対して枢動可能に構成された駆動ユニットであって、前記電気モータによって動力供給される駆動ユニットと、
前記駆動ユニットのトリム角を調整するように構成されたトリム装置と、
前記電気モータ及び前記トリム装置と動作可能に連結された制御ユニットであって、前記電気モータからモータデータを受信し及び前記トリム装置からトリムデータを受信するように構成され、前記モータデータと前記トリムデータとを比較するように構成された処理回路を含む制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、前記モータデータに基づいて前記駆動ユニットのトリム角を能動的に調整するように構成され、これによって、前記船舶がどのような状態であっても同じ船舶速度における前記電気モータのエネルギー消費が最適化され得る。
【0005】
本開示の第1の態様は、手動で又は事前に設定された条件状態によって駆動ユニットをトリミングすることによる、背景技術で言及された欠点に対する解決策を提供することを目的とし得る。技術的利点は、同じ船舶速度で必要な推進エネルギーを低減するように、駆動ユニットのトリム角を最適化することを含み得る。システムが電気モータの消費エネルギーに応じてトリム角を調整できるようにすることにより、同じ船舶速度におけるエネルギー消費が最適化され、低減され得る。
【0006】
任意選択的に、少なくとも1つの好ましい例を含むいくつかの例において、制御ユニットは、電気モータのトルク及び/又は回転速度を調整するように構成されている。技術的利点は、エネルギー消費が船舶の様々な条件下で低減され及び最適化され得ることを含み得る。
【0007】
任意選択的に、少なくとも1つの好ましい例を含むいくつかの例において、モータデータは、電気モータのエネルギー消費に関連するエネルギー消費データを含む。技術的利点は、電気モータのエネルギー消費が監視され、及び様々なトリム角と比較され、これによって、エネルギー消費が最適化され得ることを含み得る。
【0008】
任意選択的に、少なくとも1つの好ましい例を含むいくつかの例では、電気モータにエネルギーを供給するための電源をさらに備える。
【0009】
任意選択的に、少なくとも1つの好ましい例を含むいくつかの例では、GPSなどの測位ユニット及び/又はスピードログ若しくは速度読取装置をさらに備える。技術的利点は、船舶速度とモータデータ及びトリムデータとを比較することによって、エネルギー消費の最適化に関連して船舶速度が使用され得ることを含み得る。
【0010】
任意選択的に、少なくとも1つの好ましい例を含むいくつかの例では、トリム角が反復(繰り返し調整)されるたびに電気モータのトルク及び/又は回転速度を調整することにより船舶速度が実質的に維持される。技術的利点は、反復(繰り返し調整)の間、船舶速度を一定に保つことによって、最適なトリム角が特定され得ることを含み得る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
水上遊具
1か月前
個人
川下り用船
7か月前
個人
シーアンカー
10か月前
個人
発電船
8か月前
個人
船用横揺防止具
5か月前
個人
補助機構
3か月前
個人
コンパクトシティ船
3か月前
個人
渦流動力推進構造
3か月前
小柳建設株式会社
台船
10か月前
ウラカミ合同会社
曳航ロボット
11か月前
個人
水質浄化・集熱昇温システム
18日前
炎重工株式会社
浮標
5か月前
炎重工株式会社
浮標
5か月前
炎重工株式会社
移動体
8か月前
個人
水陸両用移動装置
11か月前
住友重機械工業株式会社
船舶
13日前
個人
スクリュープロペラ
3か月前
株式会社ラフティ
サーフボード
4日前
株式会社フルトン
水中捕捉装置
3か月前
個人
船舶
5か月前
オーケー工業株式会社
係留フック
4か月前
個人
回転式による流体流出防止タンカー
3か月前
常石造船株式会社
メタノール燃料船
6か月前
ヤマハ発動機株式会社
船外機
5か月前
株式会社テラサン
位置保持システム
9か月前
スズキ株式会社
船外機
2か月前
スズキ株式会社
船外機
3か月前
スズキ株式会社
船外機
2か月前
誠加興業股分有限公司
呼吸用マスク
11か月前
スズキ株式会社
船外機
3か月前
株式会社神戸タフ興産
船舶の甲板構造
7か月前
藤倉コンポジット株式会社
架台
6か月前
株式会社ユピテル
システム及びプログラム等
2か月前
炎重工株式会社
自律航行浮遊体
5か月前
スズキ株式会社
船舶推進機
1か月前
スズキ株式会社
船舶推進機
1か月前
続きを見る