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公開番号2025100337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2024173159
出願日2024-10-02
発明の名称延伸装置
出願人株式会社井元製作所
代理人弁理士法人京都国際特許事務所
主分類B29C 55/12 20060101AFI20250626BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】小型化することができる二軸延伸装置を提供する。
【解決手段】被処理シート(S)の4辺に設けられた延伸機構(10)の各々が、該延伸機構の対応辺に平行に設けられた2本のスライダー(13)をスライドさせるレール(12)を備えたスライダーボックス(11)と、前記2本のスライダー(13)のそれぞれに設けられた、被処理シート(S)の前記対応辺を把持するためのチャック(14)と、前記スライダーボックス(11)を前記対応辺に垂直な方向に引っ張る駆動機構(19)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被処理シートの4辺に設けられた延伸機構の各々が、
a) 該延伸機構の対応辺に平行に設けられた2本のスライダーをスライドさせるレールを備えたスライダーボックスと、
b) 前記2本のスライダーのそれぞれに設けられた、被処理シートの前記対応辺を把持するためのチャックと、
c) 前記スライダーボックスを前記対応辺に垂直な方向に引っ張る駆動機構
を備えることを特徴とする二軸延伸装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
さらに、
d) 前記2本のスライダーのそれぞれに固定された同ピッチのラックと、
e) 前記2本の各ラックのそれぞれに噛合する同歯数のピニオンと、
f) 前記2個のピニオンを互いに逆方向に同期して回転させる同期機構
を備えることを特徴とする請求項1に記載の二軸延伸装置。
【請求項3】
さらに、
g) 被処理シートの隣接する辺に対応する延伸機構の駆動機構の動きに同期して本延伸機構の2個のピニオンを回転させる同期拡張機構
を備えることを特徴とする請求項2に記載の二軸延伸装置。
【請求項4】
前記スライダーボックス内に、さらに2本の追加ラック付スライダーをスライドさせるレールが設けられており、
該2本の追加ラック付スライダーのそれぞれに前記被処理シートの前記対応辺を把持する追加チャック及び追加ピニオンが設けられており、
該2本の追加ラック付スライダーの追加ラックと追加ピニオンが、前記2個のチャックと該2個の追加チャックの前記対応辺における把持位置に応じた速度で互いに逆方向に移動するように設定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の二軸延伸装置。
【請求項5】
長方形の被処理シートの対向する2辺をそれぞれの辺に沿って把持する2個の棒状の把持部材と、
前記2個の把持部材の各々の一端を回動可能に保持する2個の第1把持部材保持部と、
前記2個の把持部材の各々の他端を回動可能に保持する2個の第2把持部材保持部と、
前記2個の第1把持部材保持部と前記2個の第2把持部材保持部を、前記2辺に垂直な方向に、互いに異なる速度で引っ張る駆動機構と
を備えることを特徴とする延伸装置。
【請求項6】
前記駆動機構が前記2個の第1把持部材保持部を引っ張る速度は0であることを特徴とする請求項5に記載の延伸装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱可塑性樹脂等から成る被処理シートを2方向に引き延ばす二軸延伸装置等の延伸装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
二軸延伸装置は、被処理シートを延伸加工することによって元の被処理シートよりも薄いシート状製品を製造する際に用いられる。例えば特許文献1に記載の二軸延伸装置は、正方形の被処理シートの各辺に複数本のアームがクリップ(チャック)により取り付けられ、各辺の複数本のアームは互いにパンタグラフにより連結されている。
【0003】
この状態で4辺のアームを外側に向けて移動させると、被処理シートは2方向に引き延ばされる。被処理シートが引き延ばされるにつれ、各辺の複数のアームの間隔も広がらざるを得ないが、各辺のアーム間に設けられたパンタグラフがその辺のアーム間の拡がりを吸収するとともに、その拡がりが均等になるように調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-199617号公報
実全平01-088660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の二軸延伸装置では、パンタグラフは、初期状態(被処理シートが未だ引き延ばされていない状態)では被処理シートの各辺に垂直な方向に最も長くなっており、被処理シートを最大に延伸した時に、各辺に平行な方向に最も長くなる。パンタグラフの大きさは最大延伸時の被処理シートの各辺の長さにより定まる。従って、被処理シートの延伸倍率を大きくしようとすればするほど、初期状態における各辺に垂直な方向のパンタグラフの長さが大きくなり、その結果、装置全体が大きくなってしまう。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、小型化することができる二軸延伸装置等の延伸装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために成された本発明の第1の態様に係る二軸延伸装置は、被処理シートの4辺に設けられた延伸機構の各々が、
a) 該延伸機構の対応辺に平行に設けられた2本のスライダーをスライドさせるレールを備えたスライダーボックスと、
b) 前記2本のスライダーのそれぞれに設けられた、被処理シートの前記対応辺を把持するためのチャックと、
c) 前記スライダーボックスを前記対応辺に垂直な方向に引っ張る駆動機構
を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る二軸延伸装置では、各辺(対応辺)の延伸機構が2本のスライダーを備えており、各スライダーに設けられたチャックが該対応辺を把持する。その辺と、その辺に対向する辺(対向辺)の延伸機構のスライダーボックスを、それらの駆動機構により互いに逆方向に引っ張ることにより、被処理シートはそれらの辺を結ぶ方向(それらの辺に垂直な方向)に引っ張られる。
【0009】
被処理シートは同時に、それらの辺に隣接する2辺においても、それらの延伸機構により同様に引っ張られる。そうすると、前記対応辺と対向辺において被処理シートを把持する2個のチャックの間隔が広がる。本発明に係る二軸延伸装置では、そられ2個のチャックの間隔の広がりを、それぞれのスライダーがスライダーボックス内をスライドすることにより、吸収する。
【0010】
本発明に係る二軸延伸装置によれば、チャックの間隔の調整を行うための構成要素であるレールが被処理シートの対応辺に平行に設けられているため、該対応辺に垂直な方向に関して装置が占めるスペースを抑えることができ、それにより装置全体を小型化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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