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公開番号
2025100295
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2024088450
出願日
2024-05-30
発明の名称
加硫ゴム用離型剤、水希釈液、加硫ゴム成形品の製造方法及び加硫ゴム成形品
出願人
ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B29C
33/58 20060101AFI20250626BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】 挿入性、離型性、洗浄性及び白化防止性の全てに優れた加硫ゴム用離型剤を提供する。
【解決手段】 前記目的を達成するために、本開示の加硫ゴム用離型剤は、下記成分(A)及び(B)を含み、下記成分(B)の含有率が、前記加硫ゴム用離型剤の全質量の30~90質量%であり、かつ、下記成分(A)の質量を下記成分(B)の質量で割った質量比(A)/(B)が0.1~2であることを特徴とする。
(A)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキル脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルケニル脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、及びポリオキシアルキレンアルケニルアミンからなる群から選択される1種類以上のノニオン界面活性剤
(B)前記成分(A)に該当せず、かつ重量平均分子量が1000以上~10000未満である、アミンのポリオキシアルキレン誘導体及び多価アルコールのポリオキシアルキレン誘導体の少なくとも一方
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
加硫ゴム用離型剤であって、
下記成分(A)及び(B)を含み、
下記成分(B)の含有率が、前記加硫ゴム用離型剤の全質量の30~90質量%であり、かつ、
下記成分(A)の質量を下記成分(B)の質量で割った質量比(A)/(B)が0.1~2であることを特徴とする加硫ゴム用離型剤。
(A)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキル脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルケニル脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、及びポリオキシアルキレンアルケニルアミンからなる群から選択される1種類以上のノニオン界面活性剤
(B)前記成分(A)に該当せず、かつ重量平均分子量が1000以上~10000未満である、アミンのポリオキシアルキレン誘導体及び多価アルコールのポリオキシアルキレン誘導体の少なくとも一方
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記成分(A)のAO(ポリオキシアルキレン)平均付加モル数が1~90モルである請求項1記載の加硫ゴム用離型剤。
【請求項3】
前記成分(A)の重量平均分子量が200~1200である請求項1記載の加硫ゴム用離型剤。
【請求項4】
前記成分(B)が、グリセリンのポリオキシアルキレン付加物及びアミンのポリオキシアルキレン付加物の少なくとも一方を含む、請求項1記載の加硫ゴム用離型剤。
【請求項5】
前記成分(B)が、エチレンジアミンのポリオキシアルキレン付加物を含む、請求項1記載の加硫ゴム用離型剤。
【請求項6】
請求項1記載の加硫ゴム用離型剤と、水とを含むことを特徴とする加硫ゴム用離型剤水希釈液。
【請求項7】
未加硫ゴムと成形型との界面に請求項1に記載の加硫ゴム用離型剤又は請求項6記載の加硫ゴム用離型剤水希釈液が付着した状態で、前記未加硫ゴムを加硫成形する加硫成形工程を含むことを特徴とする加硫ゴム成形品の製造方法。
【請求項8】
前記成形型が、マンドレルである請求項7記載の製造方法。
【請求項9】
前記加硫ゴム成形品が、ゴムホースである請求項7記載の製造方法。
【請求項10】
請求項7記載の製造方法により製造される加硫ゴム成形品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、加硫ゴム用離型剤、水希釈液、加硫ゴム成形品の製造方法及び加硫ゴム成形品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車及びその他の分野において、ゴムホースなどの加硫ゴム成形品が多く使用されている。これらの加硫ゴム成形品の製造では、例えば、所定の形状に成形されたマンドレル等の金型に未加硫ゴムを挿入し、加硫成形した後、加硫されたゴム成形品を金型から引き離す。
【0003】
前記金型への未加硫ゴムの挿入及び引き離し作業を容易にするために、加硫ゴム用離型剤が用いられる。例えば、特許文献1では、成形時の挿入性、引抜き性及び洗浄性を同時に満足し、かつゴム製品の寸法安定性に優れる加硫ゴム用離型剤として、炭素数3~10の脂肪族アルコールにエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドをランダム状に共重合(平均付加モル数30~180)した化合物が提案されている(同文献請求項1、段落0025等)。また、特許文献2では、分子量が2000~4000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーで、オキシエチレン基の全分子中に占める割合が20~40%未満であるホース製造用マンドレル離型剤が提案されている(同文献請求項1、段落0015等)。また、特許文献3では、ジアミンのAO(アルキレンオキサイド)付加物を使用することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-114472号公報
特開2004-306409号公報
特開平7-292236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
加硫ゴム用離型剤には、成形型(例えばマンドレル等の金型)への未加硫ゴムの挿入作業の容易さ(挿入性)、加硫ゴム成形品の金型からの引き離し作業の容易さ(離型性)、及び、引き離した加硫ゴム成形品の表面に付着している離型剤の除去の容易さ(洗浄性)が必要である。
【0006】
また、未加硫ゴムを加硫成形する場合、加硫成形工程中にゴム配合物がゴム表面に遊離したブルーム物、ブリードアウト物によって、加硫ゴム成形品表面が白く変色するおそれがある。このような白色物のブルームは、加硫ゴム成形品の外観を損ねるだけでなく、部材組付け時の組付け不良の原因にもなるおそれがある。この白色物のブルームを除去するために、人力での除去や多量の洗浄剤による洗浄が必要となると、作業性低下や排水の増加などにつながるおそれがある。したがって、挿入性、離型性及び洗浄性に加え、加硫ゴム成形品の白化を防止する白化防止性に優れた加硫ゴム用離型剤が必要となる。
【0007】
そこで、本開示は、挿入性、離型性、洗浄性及び白化防止性の全てに優れた加硫ゴム用離型剤と、それを用いた加硫ゴム用離型剤水希釈液、加硫ゴム成形品の製造方法、及び加硫ゴム成形品とを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本開示の加硫ゴム用離型剤は、
下記成分(A)及び(B)を含み、
下記成分(B)の含有率が、前記加硫ゴム用離型剤の全質量の30~90質量%であり、かつ、
下記成分(A)の質量を下記成分(B)の質量で割った質量比(A)/(B)が0.1~2であることを特徴とする。
(A)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキル脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルケニル脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、及びポリオキシアルキレンアルケニルアミンからなる群から選択される1種類以上のノニオン界面活性剤
(B)前記成分(A)に該当せず、かつ重量平均分子量が1000以上~10000未満である、アミンのポリオキシアルキレン誘導体及び多価アルコールのポリオキシアルキレン誘導体の少なくとも一方
【0009】
本開示の水希釈液は、前記本開示の加硫ゴム用離型剤と、水とを含むことを特徴とする。
【0010】
本開示の加硫ゴム成形品の製造方法は、未加硫ゴムと成形型との界面に前記本開示の加硫ゴム用離型剤又は前記本開示の水希釈液が付着した状態で、前記未加硫ゴムを加硫成形する加硫成形工程を含むことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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