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公開番号2025100211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217410
出願日2023-12-22
発明の名称管内張り材基材および管内張り材
出願人日本バイリーン株式会社
代理人
主分類B29C 63/34 20060101AFI20250626BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】機械的強度が優れる管内張り材基材、および、この管内張り材基材に硬化性樹脂を含浸させた管内張り材の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の管内張り材基材は、例えば特許文献1に開示されているニードルパンチ処理のように、ガラスよりも固い物質(例えばステンレス製ニードルなど)により不織布とガラス織物とが接合されているのに比べ、ガラスよりも柔らかい物質である水により不織布とガラス織物とが水流絡合によって接合されたものである。そのため、ガラス織物に破断が生じにくい。そのため、管内張り材基材へ外力が作用した場合における、更に目ずれの発生が抑制されていることから、機械的強度に優れる管内張り材基材である。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
有機繊維で構成された不織布とガラス織物とが重ね合わされて接合された水流絡合積層部材を含む、管内張り材基材。
続きを表示(約 51 文字)【請求項2】
請求項1に記載の管内張り材基材に、硬化性樹脂を含浸させた、管内張り材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上下水道管などの管路の補修や補強などに用いられる管内張り材を構成する管内張り材基材、および、当該管内張り材基材に硬化性樹脂を含浸させた管内張り材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、老朽化した上下水道管などの既設管路の内面に、光硬化性樹脂液または熱硬化性樹脂液を含浸させたシートを設置し、これらの樹脂液を既設管路の内面で硬化させることによって、既存管路の補修や補強を行うことが行われている。例えば特許文献1(特開2012-86386号公報)には、有機樹脂で構成された不織布(以降、不織布と略することがある)とガラス織物とが重ね合わされてニードルパンチで接合された積層部材を含む管路の内張り材が開示されている。
【0003】
この管路の内張り材(以降、管内張り材基材と称する)は、ガラス織物を備えているため高い強度を有する。更に、不織布とガラス織物がニードルパンチで接合されていることによって、ガラス織物が不織布の構成繊維によって補強された状態にある。そのため、管内張り材基材へ外力が作用した場合であっても、ガラス織物を構成するガラス繊維が移動することで生じる目ずれの発生が抑制されており、不織布の存在により、ガラス織物にほつれが生じることも防止されている。なお、ガラス織物における目ずれが発生した箇所は、局所的に強度が低下している箇所となることから、目ずれの発生は管内張り材基材の剛性を不均一化させ機械的強度の低下を招く原因となる。
【0004】
以上から、特許文献1など従来技術に開示されている管内張り材基材を用いることで、管路の内面に、均一で機械的強度の高い内張り層を形成可能であると考えられた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-86386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1など従来技術にかかる管内張り材基材が備えるガラス織物には、ガラス繊維の破断箇所が存在しているものであった。その結果、管内張り材基材へ外力が作用した場合に、ガラス織物に目ずれが生じ、機械的強度の低下を招くことがあった。特にこの課題は、管内張り材基材の取り扱い性を向上させるため、不織布の目付を低減化した際に顕著に生じるものであった。
【0007】
そのため、本発明は、更に、機械的強度が優れる管内張り材基材、および、当該管内張り材基材に硬化性樹脂を含浸させた管内張り材の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の請求項1にかかる発明は、「有機繊維で構成された不織布とガラス織物とが重ね合わされて接合された水流絡合積層部材を含む、管内張り材基材。」である。
【0009】
本発明の請求項2にかかる発明は、「請求項1に記載の管内張り材基材に、硬化性樹脂を含浸させた、管内張り材。」である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の請求項1にかかる管内張り材基材は、例えば特許文献1に開示されているニードルパンチ処理のように、ガラスよりも固い物質(例えばステンレス製ニードルなど)により不織布とガラス織物とが接合されているのに比べ、ガラスよりも柔らかい物質である水により不織布とガラス織物とが水流絡合によって接合されたものである。そのため、ガラス織物に破断が生じにくい。
そのため、管内張り材基材へ外力が作用した場合における、更に目ずれの発生が抑制されていることから、機械的強度に優れる管内張り材基材である。
(【0011】以降は省略されています)

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