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公開番号
2025099450
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216126
出願日
2023-12-21
発明の名称
封入物取出し装置
出願人
株式会社サム技研
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
B43M
7/02 20060101AFI20250626BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】一辺が開封された開封済み封筒内から、薄板状の封入物を自動的に取り出し得る装置を提供する。
【解決手段】二重平板状で、縁部EPの一部が直線状に開封されて開封口EOOをなす開封辺部EOであり、内部に薄板状の封入物PCが収容されている開封済み封筒EVから封入物を取り出す封入物取出し装置1,101である。この装置は、開封辺部を下方VDHに向けた姿勢とした開封済み封筒の第1主面部に接して封筒搬送方向EHに搬送する環状の封筒搬送ベルト11を有する封筒搬送コンベア10と、その下方に位置し、開封口を通じて開封済み封筒内から一部が露出した封入物を下方から支持し、封筒搬送方向に進むほど、封筒搬送ベルトとの間隔Gが大きくなる形態を有し、開封済み封筒を封筒搬送方向に進行させるほど、封入物のうち開封済み封筒内から露出した露出部分PCEが大きくなるように構成された支持部材21,121と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1主面部と、前記第1主面部に対向する第2主面部と、前記第1主面部及び前記第2主面部の周縁に位置する縁部と、を有する二重平板状で、
前記縁部の一部は、直線状に開封されて開封口をなす開封辺部であり、
前記縁部の残部は、閉じられて前記第1主面部と前記第2主面部とを結ぶ閉封縁部であり、
内部に1又は複数の薄板状の封入物が収容されている
開封済み封筒から前記封入物を取り出す封入物取出し装置であって、
前記開封辺部を下方に向けた姿勢とした前記開封済み封筒の前記第1主面部に接して、前記第1主面部に沿う封筒搬送方向に搬送する環状の封筒搬送ベルトを有する封筒搬送コンベアと、
前記封筒搬送ベルトの下方に位置し、前記開封辺部の前記開封口を通じて前記開封済み封筒内から一部が露出した前記封入物を下方から支持する支持部材であって、
前記封筒搬送方向に進むほど、前記封筒搬送ベルトとの間隔が大きくなる形態を有し、
前記開封済み封筒を前記封筒搬送方向に進行させるほど、前記封入物のうち前記開封済み封筒内から露出した露出部分が大きくなるように構成された
支持部材と、を備える
封入物取出し装置。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の封入物取出し装置であって、
前記封筒搬送コンベアは、
前記封筒搬送ベルトであり、ベルト周方向の全周に亘る帯状に多数の吸着孔が形成されたサクションベルトと、
前記サクションベルトのうち吸着領域において、前記吸着孔を通じてエアーを吸引して、前記第1主面部を前記サクションベルトに吸着して前記開封済み封筒を搬送可能とする吸引部とを有する
サクションコンベアであり、
前記サクションベルトは、
前記吸着領域において、前記開封済み封筒の前記第1主面部を吸着して、前記開封済み封筒を前記第1主面部を斜め上方に向けた姿勢としつつ搬送する
封入物取出し装置。
【請求項3】
請求項2に記載の封入物取出し装置であって、
前記開封済み封筒は紙製であり、
前記開封済み封筒の前記第1主面部は、
所定の窓位置に透明又は半透明で、前記開封済み封筒をなす紙よりも透気性の低い窓材を有する窓部を有しており、
前記サクションベルトは、
前記窓部の少なくとも一部を吸着する位置に前記吸着孔を有する
封入物取出し装置。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の封入物取出し装置であって、
前記封筒搬送方向に搬送される前記開封済み封筒及び前記封入物に振動を加える加振機構を有する
封入物取出し装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開封済み封筒から封入物を取り出す封入物取出し装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
封入物が入れられた封筒から封入物を自動的に取り出す装置として、例えば特許文献1が挙げられる。この特許文献1には、スタッカから供給された封書の一部を、回転カッターにより切り落として開封口を形成し、その後にこの開封口を押し広げるとともに、押し広げられた開封口から封入物を取り出す装置が記載されている。ただし、開封口から封入物を取り出すための機構について、具体的な開示はない。
【0003】
また、特許文献2には、封筒の中身を露出する方法及び装置として、矩形状の封筒の4片のうち、一辺を残し三辺を既に分離した封筒について、その中身である封入物を拡げた封筒上に露出させる方法及び装置について記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-177989号公報
特開昭57-107900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、一辺が開封された開封済み封筒内から、紙片やカード類などの封入物を自動的に取り出し得る装置は知られていない。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、一辺が開封された開封済み封筒内から、薄板状の封入物を自動的に取り出し得る装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上記課題を解決するための本発明の一態様は、第1主面部と、前記第1主面部に対向する第2主面部と、前記第1主面部及び前記第2主面部の周縁に位置する縁部と、を有する二重平板状で、前記縁部の一部は、直線状に開封されて開封口をなす開封辺部であり、前記縁部の残部は、閉じられて前記第1主面部と前記第2主面部とを結ぶ閉封縁部であり、内部に1又は複数の薄板状の封入物が収容されている開封済み封筒から前記封入物を取り出す封入物取出し装置であって、前記開封辺部を下方に向けた姿勢とした前記開封済み封筒の前記第1主面部に接して、前記第1主面部に沿う封筒搬送方向に搬送する環状の封筒搬送ベルトを有する封筒搬送コンベアと、前記封筒搬送ベルトの下方に位置し、前記開封辺部の前記開封口を通じて前記開封済み封筒内から一部が露出した前記封入物を下方から支持する支持部材であって、前記封筒搬送方向に進むほど、前記封筒搬送ベルトとの間隔が大きくなる形態を有し、前記開封済み封筒を前記封筒搬送方向に進行させるほど、前記封入物のうち前記開封済み封筒内から露出した露出部分が大きくなるように構成された支持部材と、を備える封入物取出し装置である。
【0007】
この封入物取出し装置では、開封辺部を下方に向けた姿勢とした開封済み封筒(以下、単に封筒ともいう)のうち第1主面部に封筒搬送ベルトを接触させて、開封済み封筒を封筒搬送方向に搬送する。これにより、開封済み封筒に収容されている封入物は、開封辺部の開封口を通じて下方に落下しようとする。
但し、封入物取出し装置は、支持部材をも有しており、この支持部材により、開封済み封筒内から封入物が下方に落下するのが防止され、一部が露出した状態に支持される。
しかも、支持部材は、封筒搬送方向に進むほど、即ち、封筒搬送方向の下流側ほど、封筒搬送ベルトとの間隔が大きくなる形態を有しており、封入物のうち開封済み封筒内から露出する露出部分が大きくなる。即ち、開封済み封筒を封筒搬送方向に進行させると、封入物は、支持部材に支持されつつ、徐々に、開封済み封筒から抜け出る。かくして、この封入物取出し装置によれば、内部に封入物を有する開封済み封筒から、封入物を容易に取り出すことができる。
しかも、封筒搬送ベルトを開封済み封筒の第1主面部に接触させて、開封済み封筒を封筒搬送方向に搬送するので、封筒搬送ベルトに開封済み封筒を供給するタイミングに制限が少なく、供給タイミングに変動が生じても適切に搬送できる。また、低速から高速まで、封筒搬送の速度の調節も容易である。
【0008】
開封済み封筒としては、典型的には、矩形状の開封済み封筒が挙げられる。しかしこれに限定されない。開封済み封筒としては、封筒の縁部の一部に直線状に開封され、開封辺部の開封口を通じて封入物を取り出し得る大きさの開封辺部を有する封筒であれば良く、平面視、矩形状の封筒のほか、三角形や六角形などの多角形や、一部に円弧などの曲線を含む封筒も含む。
なお、矩形状の開封済み封筒は、矩形状の第1主面部と、矩形状で第1主面部に対向する第2主面部と、第1主面部及び第2主面部の周縁に位置する縁部をなす4辺の辺部と、を有する矩形二重平板状で、1つの辺部は、直線状に開封されて開封口をなす開封辺部であり、残る3つの辺部は、閉じられて第1主面部と第2主面部とを結ぶ閉封辺部であり、内部に封入物が収容されている封筒であると考えることができる。
【0009】
開封済み封筒に収容されている薄板状の封入物としては、例えば、紙やプラスチックフィルム,プラスチック板からなる、宝くじの紙片、紙幣、チケット、宝くじのスクラッチカード、トレーディングカード、キャラクターカード、書状、二つ折りや三つ折りなどに折り畳まれた書状などが挙げられる。また、平面視、矩形の形状のほか、矩形の四隅の角部分を直線状(C面取り状)に切り欠いたり外側に凸の円弧状(R面取り状)に丸めたりした形状、三角形、六角形などの多角形や、円形、楕円形、一部に円弧などの曲線を含む形状の紙片等をも含む。
【0010】
封筒搬送ベルトとしては、第1主面部を吸着して開封済み封筒を搬送可能としたサクションベルトが挙げられる。また、開封済み封筒の第1主面部に当接するベルトと、第2主面部に当接するベルトとで開封済み封筒を挟んでこの開封済み封筒を封筒搬送方向に搬送可能とした一対のベルトも挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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