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公開番号2025093566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209297
出願日2023-12-12
発明の名称照明装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類F21S 8/02 20060101AFI20250617BHJP(照明)
要約【課題】火災発生時における天井の遮炎性能を確保できる天井埋め込み形の照明器具を提供する。
【解決手段】天井材2に設けられた開口穴3に取付けられる埋め込み形の照明装置1であって、少なくとも一部が鉄よりも融点が低い材料からなる筒状の装置本体10と、装置本体10を開口穴3に固定する取り付けバネ40と、装置本体10の上部に設けられ、鋼材から構成される蓋部70と、を備え、蓋部70は、蓋部70の上面視において、開口穴3の開口面積の80%以上を覆う基部71と、基部71に接続され、蓋部70の上面視において、基部71の外縁部から遠ざかる方向に沿って延伸する延出部72とを有し、蓋部70を天井材2の上面に配置した際、延出部72は、天井材2の上面に配置され、基部71を支持することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
天井材に設けられた開口穴に取付けられる埋め込み形の照明装置であって、
少なくとも一部が鉄よりも融点が低い材料からなる筒状の装置本体と、
前記装置本体を前記開口穴に固定する取り付けバネと、
前記装置本体の上方に設けられ、鋼材から構成される蓋部と、
を備え、
前記蓋部は、
前記蓋部の上面視において、前記開口穴の開口面積の80%以上を覆う基部と、
前記基部に接続され、前記基部の外縁から遠ざかる方向に沿って延伸する延出部と、
を有し、
前記蓋部を前記天井材の上面に配置した際、前記延出部は、前記天井材の上面に配置され、前記基部を支持する、照明装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記延出部は、ばね性を有し、弾性力により前記基部の外縁部から遠ざかる方向に拡がる、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記延出部は、段差部を有する、請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
前記蓋部の上面視において、前記蓋部の重心位置が、前記開口穴の外側に位置する、請求項1に記載の照明装置。
【請求項5】
天井材に設けられた開口穴に取付けられる埋め込み型の照明装置であって、
少なくとも一部が鉄よりも融点が低い材料からなる筒状の装置本体と、
前記装置本体を前記開口穴に固定する取り付けバネと、
前記装置本体の上方に設けられ、鋼材から構成される蓋部と、
前記装置本体の外部に配置され、前記蓋部と係合する錘と、
を備え、
前記蓋部は、前記蓋部の上面視において、前記開口穴の開口面積の80%以上を覆う基部を有し、
前記錘は、外殻が鋼材から構成され、
前記蓋部の上面視において、前記蓋部および前記錘の結合体の重心位置が、前記開口穴の外側に位置する、照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、照明装置に関し、より詳細には、天井材に設けられた開口穴に取付けられる埋め込み形の照明装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、光源と、光源が取り付けられる装置本体と、天井材に設けられた開口穴に装置本体を固定する取り付けバネとを備える天井埋め込み形の照明装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。このような照明装置は、一般にダウンライトと呼ばれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-094977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
火災が発生すると、建物内温度は800℃以上まで上昇する。そのような環境下において人が避難できる時間を確保するために、建物の形状が所定時間保たれることを目的とした準耐火構造が規定されている。準耐火構造は、床や壁、屋根など建物からの避難や防火の観点から主要な構造部に対して規定される構造であるため、建物の天井構造に対する規定が曖昧になっている。
【0005】
係る背景において、特許文献1の照明装置の筐体が、鉄以外の材料、例えば、アルミニウムや樹脂材料で構成されると、当該筐体が火災時に融点よりも遥かに高い温度環境下におかれることになって溶融するので、天井に孔が空くことになる。よって、当該孔を介して火が天井から上層階の床裏に燃え広がることで、床面の準耐火構造の基準を満たさなくなる可能性がある。そこで、本開示の目的は、火災が発生した場合において、照明装置の筐体が溶融してしまった場合であっても、準耐火構造の規定の対象となる箇所が、準耐火構造の規定をより満たしやすくすることができるような照明装置を提供することである。さらには、設置された建物の崩落を抑制したり、当該建物が崩落した場合でも崩壊までの時間を長くできることも可能になる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様である照明装置は、天井材に設けられた開口穴に取付けられる埋め込み形の照明装置であって、少なくとも一部が鉄よりも融点が低い材料からなる筒状の装置本体と、装置本体を開口穴に固定する取り付けバネと、装置本体の上部に設けられ、鋼材から構成される蓋部と、を備え、蓋部は、蓋部の上面視において、開口穴の開口面積の80%以上を覆う基部と、基部に接続され、蓋部の上面視において、基部の外縁から遠ざかる方向に沿って延伸する延出部とを有し、蓋部を天井材の上面に配置した場合、延出部は、天井材の上面に配置され、基部を支持することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様である照明装置によれば、天井埋め込み形の照明装置において、火災発生時における天井の遮炎性能を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の一例である照明装置を天井材に取り付けた状態において、照明装置を上方側から見た斜視図である。
実施形態の一例である照明装置の斜視図である。
実施形態の一例である照明装置の分解斜視図である。
実施形態の一例である照明装置を天井材に取り付けた状態において、照明装置を上方から見た図である。
実施形態の一例である照明装置を構成する蓋部が天井材に配置される様子を示す図である。
実施形態の他の一例である照明装置の斜視図である。
実施形態の他の一例である照明装置を天井材に取り付けた状態において、照明装置を上方から見た図である。
実施形態の他の一例である照明装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本開示に係る照明装置の実施形態の一例について詳細に説明する。なお、以下で説明する複数の実施形態および変形例の各構成要素を選択的に組み合わせてなる形態は本開示の範囲に含まれている。
【0010】
[第1実施形態]
図1~図5を参照しながら、第1実施形態である照明装置1について詳細に説明する。図1は、照明装置1を天井材2に取り付けた状態において、照明装置1を上方側から見た斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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