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公開番号2025093443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209084
出願日2023-12-12
発明の名称ノズルユニット制御方法、インクジェット記録装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250617BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ノズルから吐出される前のインクの適切な粘性を実現すること。
【解決手段】プロセッサー81は、インクの吐出が行われていない状況下でのノズルユニット31のキャップ状態の継続時間であるキャップ時間と前記インクの吐出が行われていない状況下での前記ノズルユニット31の開放状態の継続時間である開放時間とを計時する(S7,S8)。前記プロセッサー81は、前記キャップ時間および前記開放時間に応じて、前記ノズルユニット31の複数のノズル32における前記インクのメニスカス揺動の回数に関する回数パラメータを設定する(S4)。前記プロセッサー81は、画像形成の要求を受けてから前記画像形成が開始されるまでに、前記回数パラメータに応じた回数の前記インクの前記メニスカス揺動を発生させる(S11)。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
インクを吐出可能な複数のノズルおよび前記複数のノズルに供給される前記インクを加圧する複数の圧電素子を含み、キャップによって前記複数のノズルを覆われたキャップ状態と前記キャップが外されることにより前記複数のノズルを開放された開放状態との一方に選択的に切り替わるノズルユニットを制御するノズルユニット制御方法であって、
プロセッサーが、前記インクの吐出が行われていない状況下での前記ノズルユニットの前記キャップ状態の継続時間であるキャップ時間と前記インクの吐出が行われていない状況下での前記ノズルユニットの前記開放状態の継続時間である開放時間とを計時することと、
前記プロセッサーが、前記キャップ時間および前記開放時間に応じて、前記複数のノズルにおける前記インクのメニスカス揺動の回数に関する回数パラメータを設定することと、
前記プロセッサーが、前記インクの吐出による画像形成の要求を受けてから前記画像形成が開始されるまでに、前記複数の圧電素子を振動させることにより前記回数パラメータに応じた回数の前記インクの前記メニスカス揺動を発生させることと、を含む、ノズルユニット制御方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記プロセッサーは、前記複数のノズルを覆う前記キャップの内部が加湿装置によって加湿されていない状態での前記キャップ時間である第1キャップ時間と、前記複数のノズルを覆う前記キャップの内部が前記加湿装置によって加湿されている状態での前記キャップ時間である第2キャップ時間と、前記開放時間と、に応じて前記回数パラメータを設定する、請求項1に記載のノズルユニット制御方法。
【請求項3】
前記プロセッサーは、前記ノズルユニットの温度または前記ノズルユニットの周囲の温度を検出する温度検出部の検出温度に応じて前記回数パラメータを補正する、請求項1または請求項2に記載のノズルユニット制御方法。
【請求項4】
前記ノズルユニットがヒーターを備え、
前記温度検出部が、前記ノズルユニットに配置されている場合に、
前記プロセッサーは、前記複数の圧電素子を複数の素子グループに区分し、前記複数の素子グループについて個別に前記温度検出部の検出温度に基づく前記回数パラメータの補正を実行する、請求項3に記載のノズルユニット制御方法。
【請求項5】
前記プロセッサーは、前記ノズルユニットの周囲の湿度を検出する湿度検出部の検出湿度に応じて前記回数パラメータを補正する、請求項1または請求項2に記載のノズルユニット制御方法。
【請求項6】
前記プロセッサーが、前記キャップ時間もしくは前記開放時間の更新結果、または、前記回数パラメータの更新結果のデータと、更新時刻のデータと、を含む更新状況データを不揮発性記憶装置に記録することと、
前記プロセッサーが、休止状態から起動したときに、前記不揮発性記憶装置に記録されている前記更新状況データと起動時刻と起動時の前記ノズルユニットの状態とに基づいて、前記キャップ時間もしくは前記開放時間の初期値を設定することと、を含む、請求項1または請求項2に記載のノズルユニット制御方法。
【請求項7】
インクを吐出可能な複数のノズルおよび前記複数のノズルに供給される前記インクを加圧する複数の圧電素子を含み、キャップによって前記複数のノズルを覆われたキャップ状態と前記キャップが外されることにより前記複数のノズルを開放された開放状態との一方に選択的に切り替わる1つ以上のノズルユニットと、
請求項1または請求項2に記載されたノズルユニット制御方法を実現するプロセッサーと、を備えるインクジェット記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルから吐出される前のインクの適切な粘性を実現するためのノズルユニット制御方法およびインクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置は、複数のノズルおよび複数の圧電素子を有するノズルユニットを備える。前記複数のノズルは、それぞれインクをシートへ吐出することにより前記シートに画像を形成する。
【0003】
前記複数の圧電素子は、それぞれ前記複数のノズルに供給される前記インクを加圧する。前記複数の圧電素子は、前記複数のノズルに対応して設けられる。
【0004】
前記インクの水分が揮発すると、前記インクの粘性が高くなる。前記ノズル各々に供給される前記インクの粘性が高い場合、前記圧電素子各々が動作したときの前記ノズル各々からの前記インクの吐出性能が悪化する。
【0005】
また、前記インクジェット記録装置が、前記複数のノズルを覆うキャップを備える場合がある。また、前記ノズルユニットのデキャップ状態の開始からプリント開始までの時間に応じて前記複数の圧電素子の微駆動動作の回数を設定することが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-146718号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、前記インクの粘性は、前記複数のノズルが前記キャップで覆われている状況下でも変化する。
【0008】
本発明の目的は、ノズルから吐出される前のインクの適切な粘性を実現できるノズルユニット制御方法およびインクジェット記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一の局面に係るノズルユニット制御方法は、ノズルユニットを制御する方法である。前記ノズルユニットは、インクを吐出可能な複数のノズルおよび前記複数のノズルに供給される前記インクを加圧する複数の圧電素子を含む。前記ノズルユニットは、キャップによって前記複数のノズルを覆われたキャップ状態と前記キャップが外されることにより前記複数のノズルを開放された開放状態との一方に選択的に切り替わる。前記ノズルユニット制御方法は、プロセッサーが、前記インクの吐出が行われていない状況下での前記ノズルユニットの前記キャップ状態の継続時間であるキャップ時間と前記インクの吐出が行われていない状況下での前記ノズルユニットの前記開放状態の継続時間である開放時間とに応じて、前記複数のノズルにおける前記インクのメニスカス揺動の回数に関する回数パラメータを設定することを含む。さらに前記ノズルユニット制御方法は、前記プロセッサーが、前記インクの吐出による画像形成の要求を受けてから前記画像形成が開始されるまでに、前記複数の圧電素子を振動させることにより前記回数パラメータに応じた回数の前記インクの前記メニスカス揺動を発生させることを含む。
【0010】
本発明の他の局面に係るインクジェット記録装置は、1つ以上の前記ノズルユニットと、前記ノズルユニット制御方法を実現する前記プロセッサーと、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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