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公開番号2025092204
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207942
出願日2023-12-08
発明の名称非空気圧タイヤの製造方法
出願人TOYO TIRE株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 39/44 20060101AFI20250612BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】熱硬化性樹脂組成物の注型性を向上させるとともに、支持構造体のヒケの発生を抑制することが可能な非空気圧タイヤの製造方法を提供する。
【解決手段】非空気圧タイヤ1の製造方法は、支持構造体10を備える非空気圧タイヤ1を製造する方法である。非空気圧タイヤ1の製造方法は、ポリオールおよびポリイソシアネートを含む熱硬化性樹脂組成物を金型に注入する工程と、金型に注入された熱硬化性樹脂組成物を熱硬化させて支持構造体10の少なくとも一部を得る工程と、を含む。金型に注入する熱硬化性樹脂組成物の温度が50℃以上70℃以下であり、熱硬化性樹脂組成物が注入される金型の温度が、金型に注入する熱硬化性樹脂組成物の温度よりも15℃以上40℃以下低い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
支持構造体を備える非空気圧タイヤを製造する方法であって、
ポリオールおよびポリイソシアネートを含む熱硬化性樹脂組成物を金型に注入する工程と、
前記金型に注入された熱硬化性樹脂組成物を熱硬化させて前記支持構造体の少なくとも一部を得る工程と、を含み、
前記金型に注入する熱硬化性樹脂組成物の温度が50℃以上70℃以下であり、
前記熱硬化性樹脂組成物が注入される金型の温度が、前記金型に注入する熱硬化性樹脂組成物の温度よりも15℃以上40℃以下低い、非空気圧タイヤの製造方法。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
130℃以下の環境下で前記熱硬化性樹脂組成物を熱硬化させる際に、前記金型の温度が100℃になるまでに要する時間が180分以上である、請求項1に記載の非空気圧タイヤの製造方法。
【請求項3】
前記ポリオールは、1,4-ブタンジオールおよびポリテトラメチレングリコールを含み、
前記ポリイソシアネートは、ウレタンプレポリマーを含む、請求項1または2に記載の非空気圧タイヤの製造方法。
【請求項4】
前記支持構造体は、内側環状部と、前記内側環状部のタイヤ径方向外側に前記内側環状部と同軸に配置されている外側環状部と、前記内側環状部と前記外側環状部とを連結し、タイヤ周方向に沿って配列されている複数のスポークと、を備え、
前記支持構造体の少なくとも一部は、前記内側環状部、前記外側環状部および前記スポークの少なくとも一つである、請求項1または2に記載の非空気圧タイヤの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非空気圧タイヤの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両からの荷重を支持する支持構造体と、支持構造体よりもタイヤ径方向外側に位置し、タイヤ周方向に沿って延びているトレッドと、を備える非空気圧タイヤが知られている。このとき、支持構造体は、内側環状部と、内側環状部のタイヤ径方向外側に内側環状部と同軸に配置されている外側環状部と、内側環状部と外側環状部とを連結し、タイヤ周方向に沿って配列されている複数のスポークと、を備える。
【0003】
特許文献1には、液粘度が600~6000mPa・sとなるように熱硬化性樹脂の原料液を調製する工程と、調製した熱硬化性樹脂の原料液を攪拌して脱泡する工程と、脱泡した熱硬化性樹脂の原料液を金型に注入して硬化させ、支持構造体を成型する工程と、を含む、非空気圧タイヤの製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-103495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、原料液の注型性を向上させるとともに、支持構造体のヒケの発生を抑制することが望まれている。
【0006】
本発明は、熱硬化性樹脂組成物の注型性を向上させるとともに、支持構造体のヒケの発生を抑制することが可能な非空気圧タイヤの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、支持構造体を備える非空気圧タイヤを製造する方法であって、ポリオールおよびポリイソシアネートを含む熱硬化性樹脂組成物を金型に注入する工程と、前記金型に注入された熱硬化性樹脂組成物を熱硬化させて前記支持構造体の少なくとも一部を得る工程と、を含み、前記金型に注入する熱硬化性樹脂組成物の温度が50℃以上70℃以下であり、前記熱硬化性樹脂組成物が注入される金型の温度が、前記金型に注入する熱硬化性樹脂組成物の温度よりも15℃以上40℃以下低い。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、熱硬化性樹脂組成物の注型性を向上させるとともに、支持構造体のヒケの発生を抑制することが可能な非空気圧タイヤの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
非空気圧タイヤの一例を示す側面図である。
図1のII-II断面図である。
図2に示す部分を斜めから見た非空気圧タイヤの一部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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