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公開番号2025091831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207320
出願日2023-12-07
発明の名称屋根の排水構造
出願人三晃金属工業株式会社
代理人個人
主分類E04D 13/064 20060101AFI20250612BHJP(建築物)
要約【目的】雨水の排水性に優れ且つ施工が簡単である屋根の排水構造とすること。
【構成】水上側金属板屋根A1の水下側端部と、水下側金属板屋根A2の水上側端部は斜めに横切る方向に載設され、雨水ガイドBにて隙間部Sを覆うように構成されること。断面変形U字状の中間樋1が、雨水受け立上り部11を水下側金属板屋根A2の幅方向に斜めに横切る方向に載設され、中間樋1の傾斜方向下位の端末が金属板屋根Aの側端まで設けられること。中間樋1は水下側金属板屋根A2の幅方向に設けられた樋下地部材2と山形状補強材3に固着され、雨水ガイドBから中間樋1に流入した雨水は、中間樋1の端末から排水されるように構成されること。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
波形の水上側金属板屋根と該水上側金属板屋根と同一形状で且つ屋根傾斜方向に所定間隔の隙間部を設けた水下側金属板屋根とからなる金属板屋根とで既設屋根上に被覆され、軒樋又は谷樋を備えた屋根において、
前記水上側金属板屋根の水下側端部と、屋根傾斜方向で対向する前記水下側金属板屋根の水上側端部とは、前記金属板屋根の幅方向に斜めに横切る方向に載置され、前記水上側金属板屋根と同一断面形状の雨水ガイドにて前述の斜めに横切る方向の前記隙間部箇所の上面を覆うようにして構成され、前記雨水ガイドの傾斜度は前記水上側金属板屋根の傾斜角度より緩傾斜となるように形成されてなり、
雨水受け立上り部と底部と水上側取付部とで断面変形U字状の中間樋が、前記雨水受け立上り部を屋根水下側として水下側金属板屋根の幅方向に傾斜して載置され、前記中間樋の傾斜方向下位の端末が前記金属板屋根の側端まで設けられ、前記水下側金属板屋根の屋根傾斜方向を向く山形状補強材が前記水下側金属板屋根の幅方向に所定間隔をおいて前記水下側金属板屋根に固定され、前記中間樋の前記水上側取付部上に前記雨水ガイドの下端寄りが載置されつつ前記水下側金属板屋根に固定された該水下側金属板屋根の幅方向に設けられた樋下地部材に固着され、該樋下地部材は前記山形状補強材にも固着されてなり、前記中間樋の前記雨水受け立上り部を外面から支持する樋固定材の下端は前記水下側金属板屋根上で且つ前記山形状補強材に固着され、
前記雨水ガイドから前記中間樋に流入した雨水は、該中間樋の端末から排水されるように構成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドは雨水ガイド体からなり、前記雨水ガイドの上端箇所は前記水上側金属板屋根の下端箇所の下方側に重合状態で取り付けられてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項3】
請求項2に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド体の緩傾斜部を凹凸によるジグザグ部を介して形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項4】
請求項2に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド体の緩傾斜部を前記雨水ガイド体の水下側を上方に向かうように反らせて形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項5】
請求項1に記載の屋根の排水構造において、前記水上側金属板屋根はその下端と前記雨水ガイドである雨水ガイド部とが一体化した構造とされてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項6】
請求項5に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド部の緩傾斜部を凹凸によるジグザグ部を介して形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項7】
請求項5に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド部の緩傾斜部を前記雨水ガイド部の水下側を上方に向かうように反らせて形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の屋根の排水構造において、前記中間樋は、前記雨水受け立上り部及び前記水上側取付部に長手方向に沿って段部が形成され、該段部を介して中間樋の長手方向が段階上に傾斜する構成としてなること特徴とする屋根の排水構造。
【請求項9】
請求項7に記載の屋根の排水構造において、前記中間樋の前記雨水受け立上り部と水上側取付部は、直線状且つ平行としてなること特徴とする屋根の排水構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雨水の排水性に優れ且つ施工が簡単である屋根の排水構造に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
大型建築物(倉庫又は工場等)には屋根として波形状のスレートが多く使用されている。このスレート屋根のスレート板屋根材の老朽化に伴い、屋根の改修を行わなくてはならない。その改修工事において、近年では、既設の屋根はそのままとし、この既設屋根の上に新設屋根を施工することが多くなっている。
【0003】
つまり、既設屋根がそのまま残るので、改修工事中においても建築物の室内を使用し続けることができる。例えば、建築物が工場であれば、改修作業がおこなわれている間でも、室内では作業員が作業を続けることができる。同様に建築物が倉庫であれば、改修作業中であっても、品物を収容しておくことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-209627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
改修屋根において、その屋根面積が大きい場合では、雨水が当たる面積が大きくなり、そのため大雨が集中的にかかると、屋根の勾配により水上側から水下側に流れる雨による水量も大量となり、軒樋では、雨量の許容量を超えてしまい軒樋から雨水があふれ出だし、これによって建築物の壁面等に大量の水分がかかり、このようなことが長期に渡ることで、建築物を劣化させる原因となる。
【0006】
このような事態を防止するために、特許文献1(特開2010-209627号公報)が存在する。この特許文献1によって、屋根に補助樋が設けられ雨水の排水が軒先樋と共に、良好に排水することができるようになっている。しかしながら、特許文献1に開示された発明に対してさらに改善すべき点が見出された。そこで、本発明が解決しようとする目的は、さらに良好なる改修屋根における屋根の排水構造を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで発明者は、前記課題を解決すべく鋭意、研究を重ねた結果、請求項1の発明を、波形の水上側金属板屋根と該水上側金属板屋根と同一形状で且つ屋根傾斜方向に所定間隔の隙間部を設けた水下側金属板屋根とからなる金属板屋根とで既設屋根上に被覆され、軒樋又は谷樋を備えた屋根において、前記水上側金属板屋根の水下側端部と、屋根傾斜方向で対向する前記水下側金属板屋根の水上側端部とは、前記金属板屋根の幅方向に斜めに横切る方向に載置され、前記水上側金属板屋根と同一断面形状の雨水ガイドにて前述の斜めに横切る方向の前記隙間部箇所の上面を覆うようにして構成され、前記雨水ガイドの傾斜度は前記水上側金属板屋根の傾斜角度より緩傾斜となるように形成されてなり、雨水受け立上り部と底部と水上側取付部とで断面変形U字状の中間樋が、前記雨水受け立上り部を屋根水下側として水下側金属板屋根の幅方向に傾斜して載置され、前記中間樋の傾斜方向下位の端末が前記金属板屋根の側端まで設けられ、前記水下側金属板屋根の屋根傾斜方向を向く山形状補強材が前記水下側金属板屋根の幅方向に所定間隔をおいて前記水下側金属板屋根に固定され、前記中間樋の前記水上側取付部上に前記雨水ガイドの下端寄りが載置されつつ前記水下側金属板屋根に固定された該水下側金属板屋根の幅方向に設けられた樋下地部材に固着され、該樋下地部材は前記山形状補強材にも固着されてなり、前記中間樋の前記雨水受け立上り部を外面から支持する樋固定材の下端は前記水下側金属板屋根上で且つ前記山形状補強材に固着され、前記雨水ガイドから前記中間樋に流入した雨水は、該中間樋の端末から排水されるように構成されてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。
【0008】
請求項2の発明を、請求項1に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドは雨水ガイド体からなり、前記雨水ガイドの上端箇所は前記水上側金属板屋根の下端箇所の下方側に重合状態で取り付けられてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項2に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド体の緩傾斜部を凹凸によるジグザグ部を介して形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。
【0009】
請求項4の発明を、請求項2に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド体の緩傾斜部を前記雨水ガイド体の水下側を上方に向かうように反らせて形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、請求項1に記載の屋根の排水構造において、前記水上側金属板屋根はその下端と前記雨水ガイドである雨水ガイド部とが一体化した構造とされてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。
【0010】
請求項6の発明を、請求項5に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド部の緩傾斜部を凹凸によるジグザグ部を介して形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。請求項7の発明を、請求項5に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド部の緩傾斜部を前記雨水ガイド部の水下側を上方に向かうように反らせて形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。
(【0011】以降は省略されています)

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