TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025090344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205527
出願日2023-12-05
発明の名称タイヤ成型ドラム
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B29D 30/24 20060101AFI20250610BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】セパレータを用いてプライの成型を行う場合であっても、ドラム軸方向から見たときのプライの形状を真円に近づけやすいタイヤ成型ドラムを提供する。
【解決手段】本開示に係るタイヤ成型ドラムは、ドラム周方向に配置され、ドラム径方向の外側面がタイヤ材料を担持可能なドラム外周面を形成している複数のセグメント10を備え、前記複数のセグメントは、前記ドラム周方向で隣接する隣接セグメント11に対して前記ドラム径方向の内側に後退することで、前記ドラム外周面2の前記ドラム周方向の一部に後退面を形成可能な部分拡縮セグメントを含み、前記部分拡縮セグメントは、前記ドラム径方向に移動可能な移動体20と、前記ドラム周方向で前記移動体と前記隣接セグメントとに跨って配置され、前記移動体の前記ドラム径方向の移動に連動して前記ドラム径方向に揺動するように、前記隣接セグメントに軸支されている揺動フラップ30と、を備える。
【選択図】図3B
特許請求の範囲【請求項1】
ドラム周方向に配置され、ドラム径方向の外側面がタイヤ材料を担持可能なドラム外周面を形成している複数のセグメントを備え、
前記複数のセグメントは、前記ドラム周方向で隣接する隣接セグメントに対して前記ドラム径方向の内側に後退することで、前記ドラム外周面の前記ドラム周方向の一部に後退面を形成可能な部分拡縮セグメントを含み、
前記部分拡縮セグメントは、
前記ドラム径方向に移動可能な移動体と、
前記ドラム周方向で前記移動体と前記隣接セグメントとに跨って配置され、前記移動体の前記ドラム径方向の移動に連動して前記ドラム径方向に揺動するように、前記隣接セグメントに軸支されている揺動フラップと、を備える、タイヤ成型ドラム。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記移動体は、前記揺動フラップに向かって前記ドラム周方向に突出する凸部が、ドラム軸方向に沿って離間して複数配置されている第1櫛歯部を備え、
揺動フラップは、前記移動体に向かって前記ドラム周方向に突出する凸部が、前記ドラム軸方向に沿って離間して複数配置されている第2櫛歯部を備え、
前記第1櫛歯部及び前記第2櫛歯部は、互いに噛み合っている、請求項1に記載のタイヤ成型ドラム。
【請求項3】
前記移動体は、前記ドラム周方向に沿って延在するカム溝を備え、
前記揺動フラップは、前記カム溝に収容され、前記移動体の前記ドラム径方向の移動に伴って、前記カム溝の延在方向に移動可能なカム凸部を備える、請求項1又は2に記載のタイヤ成型ドラム。
【請求項4】
前記後退面が形成されるように、前記移動体を前記ドラム径方向の内側に駆動可能な移動体駆動部を備える、請求項1又は2に記載のタイヤ成型ドラム。
【請求項5】
前記移動体駆動部とは別に、前記複数のセグメントを前記ドラム径方向に拡縮可能なセグメント群駆動部を備える、請求項4に記載のタイヤ成型ドラム。
【請求項6】
前記移動体は、前記後退面が形成されるように、前記ドラム径方向の内側に20~40mm移動可能である、請求項1又は2に記載のタイヤ成型ドラム。
【請求項7】
前記複数のセグメントの数は、8~16である、請求項1又は2に記載のタイヤ成型ドラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、タイヤ成型ドラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、タイヤ成型ドラムのドラム外周面に沿ってプライを巻き付け、プライのドラム周方向の両端部の端面を互いに突き合わせて接合するタイヤ成型方法が知られている。特許文献1には、この種のタイヤ成型方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-523926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、プライは、タイヤ成型ドラムのドラム外周面上にあらかじめ担持されているインナーライナー、サイドゴム等の他のタイヤ材料を覆うように、ドラム外周面に沿って巻き付けられる。そのため、インナーライナー、サイドゴム等の他のタイヤ材料にプライのドラム周方向の両端部が接着してしまい、プライの両端部を正確に接合することが難しい場合がある。これに対し、特許文献1に記載のタイヤ成型方法によれば、インナーライナー、サイドゴム等の他のタイヤ材料とプライとの間にセパレータを配置し、プライのドラム周方向の両端部をセパレータ上に保持することで、この両端部をインナーライナー、サイドゴム等の他のタイヤ材料に接着させずに、接合を実施できる。これにより、プライのドラム周方向の両端部の接合精度を向上できる。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のタイヤ成型方法では、ドラム軸方向から見て真円状のドラム外周面に対して、ドラム周方向の一部でドラム径方向の外側に突出するようにセパレータが配置される。この状態で、セパレータを覆うようにプライをドラム外周面に沿って巻き付けると、セパレータが配置されている位置においてプライが余剰となり、ドラム軸方向から見たときのプライの形状が真円状にならず、完成品のタイヤの真円度が低下するおそれがある。
【0006】
本開示は、セパレータを用いてプライの成型を行う場合であっても、ドラム軸方向から見たときのプライの真円度を向上可能なタイヤ成型ドラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様としてのタイヤ成型ドラムは、
(1)
ドラム周方向に配置され、ドラム径方向の外側面がタイヤ材料を担持可能なドラム外周面を形成している複数のセグメントを備え、
前記複数のセグメントは、前記ドラム周方向で隣接する隣接セグメントに対して前記ドラム径方向の内側に後退することで、前記ドラム外周面の前記ドラム周方向の一部に後退面を形成可能な部分拡縮セグメントを含み、
前記部分拡縮セグメントは、
前記ドラム径方向に移動可能な移動体と、
前記ドラム周方向で前記移動体と前記隣接セグメントとに跨って配置され、前記移動体の前記ドラム径方向の移動に連動して前記ドラム径方向に揺動するように、前記隣接セグメントに軸支されている揺動フラップと、を備える、タイヤ成型ドラム、である。
この構成により、セパレータを用いてプライの成型を行う場合であっても、ドラム軸方向から見たときのプライの真円度を向上できる。
【0008】
本開示の1つの実施形態としてのタイヤ成型ドラムは、
(2)
前記移動体は、前記揺動フラップに向かって前記ドラム周方向に突出する凸部が、ドラム軸方向に沿って離間して複数配置されている第1櫛歯部を備え、
揺動フラップは、前記移動体に向かって前記ドラム周方向に突出する凸部が、前記ドラム軸方向に沿って離間して複数配置されている第2櫛歯部を備え、
前記第1櫛歯部及び前記第2櫛歯部は、互いに噛み合っている、上記(1)に記載のタイヤ成型ドラム、である。
この構成により、部分拡縮セグメントをドラム径方向の外側に進出させ、帯状ゴム部材をプライのドラム径方向の内側面に押し付ける際に、帯状ゴム部材とプライとの間にエア入りが発生することを抑制できる。
【0009】
本開示の1つの実施形態としてのタイヤ成型ドラムは、
(3)
前記移動体は、前記ドラム周方向に沿って延在するカム溝を備え、
前記揺動フラップは、前記カム溝に収容され、前記移動体の前記ドラム径方向の移動に伴って、前記カム溝の延在方向に移動可能なカム凸部を備える、上記(1)又は(2)に記載のタイヤ成型ドラム、である。
この構成により、揺動フラップを移動体のドラム径方向の移動に連動して容易に揺動させることができる。
【0010】
本開示の1つの実施形態としてのタイヤ成型ドラムは、
(4)
前記後退面が形成されるように、前記移動体を前記ドラム径方向の内側に駆動可能な移動体駆動部を備える、上記(1)~(3)に記載のタイヤ成型ドラム、である。
この構成により、移動体をドラム径方向の内側に駆動することで、ドラム外周面のドラム周方向の一部に後退面を形成できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ブリヂストン
弾性組成物
3日前
東レ株式会社
吹出しノズル
7か月前
CKD株式会社
型用台車
6か月前
シーメット株式会社
光造形装置
6か月前
東レ株式会社
プリプレグテープ
9か月前
グンゼ株式会社
ピン
6か月前
株式会社日本製鋼所
押出機
8か月前
個人
射出ミキシングノズル
8か月前
東レ株式会社
フィルムの製造方法
3か月前
株式会社カワタ
計量混合装置
1か月前
個人
樹脂可塑化方法及び装置
5か月前
株式会社FTS
ロッド
5か月前
日機装株式会社
加圧システム
2か月前
株式会社シロハチ
真空チャンバ
8か月前
東レ株式会社
樹脂フィルムの製造方法
1か月前
東レ株式会社
一体化成形品の製造方法
10か月前
帝人株式会社
成形体の製造方法
12か月前
株式会社リコー
シート剥離装置
10か月前
株式会社漆原
シートの成形方法
1か月前
株式会社FTS
成形装置
6か月前
トヨタ自動車株式会社
射出装置
3か月前
三菱自動車工業株式会社
予熱装置
9か月前
株式会社日本製鋼所
押出成形装置
9か月前
株式会社日本製鋼所
押出成形装置
9か月前
株式会社不二越
射出成形機
2か月前
東レ株式会社
炭素繊維シートの製造方法
2か月前
株式会社不二越
射出成形機
2か月前
株式会社コスメック
射出成形装置
1か月前
株式会社不二越
射出成形機
1か月前
TOWA株式会社
成形型清掃用のブラシ
9か月前
株式会社不二越
射出成形機
2か月前
株式会社FTS
セパレータ
5か月前
株式会社リコー
画像形成システム
6か月前
株式会社神戸製鋼所
混練機
4か月前
個人
ノズルおよび熱風溶接機
5か月前
株式会社リコー
シート処理システム
10か月前
続きを見る