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公開番号2025088870
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023203647
出願日2023-12-01
発明の名称媒体処理装置
出願人株式会社ミマキエンジニアリング
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250605BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】媒体を搬送するための搬送ローラを備える媒体処理装置において、搬送ローラの撓みを低減することが可能であってもコストを低減することが可能な媒体処理装置を提供する。
【解決手段】媒体処理装置1は、媒体を搬送するための搬送ローラ11と、搬送ローラ11を支持する複数のローラ支持部16、17と、複数のローラ支持部16、17が取り付けられる本体フレーム9と、本体フレーム9が上端部に固定される複数の支持脚10とを備えている。複数のローラ支持部16、17は、搬送ローラ11の軸方向において互いに間隔をあけた状態で配置されており、複数のローラ支持部16、17の、本体フレーム9に対するZ方向の取付位置が個別に調整可能となっている。また、複数のローラ支持部16、17は、本体フレーム9に直接取り付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
媒体を搬送するための搬送ローラと、前記搬送ローラを駆動するローラ駆動機構と、前記搬送ローラを支持する複数のローラ支持部と、複数の前記ローラ支持部が取り付けられる本体フレームと、前記本体フレームが上端部に固定される複数の支持脚と、前記搬送ローラの両端部を回転可能に保持するとともに前記本体フレームに取り付けられる軸受とを備え、
前記搬送ローラの軸方向に直交する所定の方向を第1方向とすると、
複数の前記ローラ支持部は、前記搬送ローラの軸方向において互いに間隔をあけた状態で配置され、前記第1方向の一方側から前記搬送ローラを回転可能に支持するとともに、前記本体フレームに直接取り付けられ、
複数の前記ローラ支持部の、前記本体フレームに対する前記第1方向の取付位置が個別に調整可能となっていることを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記搬送ローラの軸方向と前記第1方向とに直交する方向を第2方向とすると、
前記ローラ支持部は、前記本体フレームの前記第2方向の一方側の面にネジによって直接取り付けられ、
前記ネジを緩めると、前記本体フレームに対する前記ローラ支持部の前記第1方向の取付位置の調整が可能になることを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記ローラ支持部は、前記搬送ローラに接触する支持部材と、前記支持部材を保持するとともに前記本体フレームに取り付けられる保持部材とを備え、
複数の前記ローラ支持部のうちのいくつかの前記ローラ支持部の前記支持部材は、滑り軸受であり、
残りの前記ローラ支持部の前記支持部材は、一対のコロであることを特徴とする請求項1または2記載の媒体処理装置。
【請求項4】
3個以上の前記ローラ支持部を備え、
前記支持部材が滑り軸受である前記ローラ支持部と、前記支持部材が一対のコロである前記ローラ支持部とが、前記搬送ローラの軸方向において交互に配置されていることを特徴とする請求項3記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記ローラ支持部は、前記搬送ローラに接触する支持部材と、前記支持部材を保持するとともに前記本体フレームに取り付けられる保持部材とを備え、
前記支持部材は、滑り軸受であることを特徴とする請求項1または2記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記媒体に向かってインクを吐出するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドが搭載されるキャリッジと、前記搬送ローラの軸方向である主走査方向に前記キャリッジを移動させるキャリッジ駆動機構と、前記搬送ローラに向かって付勢されるとともに前記搬送ローラとの間で前記媒体を挟む複数のピンチローラとを備えることを特徴とする請求項1または2記載の媒体処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体に対して所定の処理を行うための媒体処理装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インクを吐出して媒体に印刷を行う印刷装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の印刷装置は、インクを吐出するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドが搭載されるキャリッジと、キャリッジを主走査方向に移動させるキャリッジ駆動機構(主走査制御部)と、印刷時の媒体が載置されるプラテンと、プラテンを下側から支持するための本体フレームと、本体フレームが上端部に固定される2個の支持脚と、媒体を搬送する搬送部とを備えている。
【0003】
特許文献1に記載の印刷装置では、搬送部は、媒体を搬送するための搬送ローラ(グリッドローラ)と、搬送ローラを駆動するローラ駆動機構(副走査駆動部)と、搬送ローラに向かって付勢されるとともに搬送ローラとの間で媒体を挟む複数のピンチローラとを備えている。搬送ローラの長さは、媒体の幅方向において媒体の全体と接する長さとなっている。また、搬送部は、搬送ローラの撓みを調整するためのローラ調整機構を備えている。ローラ調整機構は、搬送ローラの軸方向(媒体の幅方向)において複数個所に配置されている。
【0004】
ローラ調整機構は、搬送ローラに接触して搬送ローラを下側から支持するローラ支持部と、ローラ支持部が上面側に固定される移動部と、本体フレームに固定される固定部と、固定部に対して移動部を上下方向に移動させるための複数の調整ネジとを備えている。移動部は、固定部の上側に配置されている。固定部は、本体フレームの上面に固定されている。特許文献1に記載の印刷装置では、搬送ローラの軸方向の複数個所において、調整ネジによって固定部に対して移動部と一緒にローラ支持部を上下方向に移動させることで、搬送ローラの撓みを調整することが可能になっている。また、この印刷装置では、搬送ローラの撓みを調整することで搬送ローラの撓みを低減することが可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-125272号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の印刷装置はローラ調整機構を備えているため、上述のように、搬送ローラの撓みを低減することが可能になっている。しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置では、ローラ調整機構が、ローラ支持部に加えて、本体フレームに固定される固定部と、ローラ支持部が固定されるとともに固定部に対して上下方向に移動可能な移動部とを備えているため、ローラ調整機構の構成部品が多くなって印刷装置のコストが高くなるおそれがある。
【0007】
そこで、本発明の課題は、媒体を搬送するための搬送ローラを備える媒体処理装置において、搬送ローラの撓みを低減することが可能であってもコストを低減することが可能な媒体処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明の媒体処理装置は、媒体を搬送するための搬送ローラと、搬送ローラを駆動するローラ駆動機構と、搬送ローラを支持する複数のローラ支持部と、複数のローラ支持部が取り付けられる本体フレームと、本体フレームが上端部に固定される複数の支持脚と、搬送ローラの両端部を回転可能に保持するとともに本体フレームに取り付けられる軸受とを備え、搬送ローラの軸方向に直交する所定の方向を第1方向とすると、複数のローラ支持部は、搬送ローラの軸方向において互いに間隔をあけた状態で配置され、第1方向の一方側から搬送ローラを回転可能に支持するとともに、本体フレームに直接取り付けられ、複数のローラ支持部の、本体フレームに対する第1方向の取付位置が個別に調整可能となっていることを特徴とする。
【0009】
本発明の媒体処理装置では、第1方向の一方側から搬送ローラを支持する複数のローラ支持部が搬送ローラの軸方向において互いに間隔をあけた状態で配置されており、複数のローラ支持部の、本体フレームに対する第1方向の取付位置が個別に調整可能となっている。そのため、本発明では、複数のローラ支持部の、本体フレームに対する第1方向の取付位置を個別に調整することで、搬送ローラの撓みを低減することが可能になる。また、本発明では、複数のローラ支持部が本体フレームに直接取り付けられているため、特許文献1に記載された移動部および固定部が不要になる。したがって、本発明では、媒体処理装置の部品点数を削減して、媒体処理装置のコストを低減することが可能になる。すなわち、本発明では、搬送ローラの撓みを低減することが可能であっても媒体処理装置のコストを低減することが可能になる。
【0010】
本発明において、搬送ローラの軸方向と第1方向とに直交する方向を第2方向とすると、ローラ支持部は、本体フレームの第2方向の一方側の面にネジによって直接取り付けられ、ネジを緩めると、本体フレームに対するローラ支持部の第1方向の取付位置の調整が可能になることが好ましい。このように構成すると、比較的簡易な構成で、本体フレームに対するローラ支持部の取付位置の調整を行うことが可能になる。したがって、媒体処理装置のコストをより低減することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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