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公開番号
2025088632
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203451
出願日
2023-11-30
発明の名称
液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置、液体吐出方法およびプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250604BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】隣接する液体吐出ヘッドのヘッド端部のノズルオーバーラップ領域の画質を均一化する。
【解決手段】複数のノズルからなるノズル列を配列してノズルから液滴を選択的に吐出する複数のヘッドを有し、隣接する前記ヘッドを前記ノズル列の列方向の端部にノズルオーバーラップ領域を設けて設置する液体吐出ヘッドにおいて、前記ノズルオーバーラップ領域のマスクパターンについて、前記ノズル列の列方向に平行な方向のデータを、前記複数のヘッドのうちの一のヘッドによる画素データと前記複数のヘッドのうちの他のヘッドによる画素データの両方で構成し、前記ノズル列の列方向に交差する方向のデータを、前記一のヘッドによる画素データと前記他のヘッドによる画素データのいずれかで構成する吐出制御部を備え、前記吐出制御部は、同一の前記ヘッドから吐出されるドットが前記ノズル列の列方向に対して交差する方向に連続する数を、所定ドット数以下とする。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のノズルからなるノズル列を配列して前記ノズルから液滴を選択的に吐出する複数のヘッドを有し、隣接する前記ヘッドを前記ノズル列の列方向の端部にノズルオーバーラップ領域を設けて設置する液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズルオーバーラップ領域のマスクパターンについて、前記ノズル列の列方向に平行な方向のデータを、前記複数のヘッドのうちの一のヘッドによる画素データと前記複数のヘッドのうちの他のヘッドによる画素データの両方で構成し、前記ノズル列の列方向に交差する方向のデータを、前記一のヘッドによる画素データと前記他のヘッドによる画素データのいずれかで構成する吐出制御部を備え、
前記吐出制御部は、同一の前記ヘッドから吐出されるドットが前記ノズル列の列方向に対して交差する方向に連続する数を、所定ドット数以下とする、
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記吐出制御部は、同一の前記ヘッドから吐出されるドットが前記ノズル列の列方向に対して交差する方向に連続する数を、2ドット以下とする、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
請求項1または2に記載の液体吐出ヘッドと、
ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構のうちの少なくとも何れか一つと、
を備えることを特徴とする液体吐出ユニット。
【請求項4】
請求項1または2に記載の液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる制御部と、
を備えることを特徴とする液体を吐出する装置。
【請求項5】
複数のノズルからなるノズル列を配列して前記ノズルから液滴を選択的に吐出する複数のヘッドを有し、隣接する前記ヘッドを前記ノズル列の列方向の端部にノズルオーバーラップ領域を設けて設置する液体吐出ヘッドにおける液体吐出方法であって、
前記ノズルオーバーラップ領域のマスクパターンについて、前記ノズル列の列方向に平行な方向のデータを、前記複数のヘッドのうちの一のヘッドによる画素データと前記複数のヘッドのうちの他のヘッドによる画素データの両方で構成し、前記ノズル列の列方向に交差する方向のデータを、前記一のヘッドによる画素データと前記他のヘッドによる画素データのいずれかで構成する吐出制御工程を含み、
前記吐出制御工程は、同一の前記ヘッドから吐出されるドットが前記ノズル列の列方向に対して交差する方向に連続する数を、所定ドット数以下とする、
ことを特徴とする液体吐出方法。
【請求項6】
複数のノズルからなるノズル列を配列して前記ノズルから液滴を選択的に吐出する複数のヘッドを有し、隣接する前記ヘッドを前記ノズル列の列方向の端部にノズルオーバーラップ領域を設けて設置する液体吐出ヘッドを制御するコンピュータを、
前記ノズルオーバーラップ領域のマスクパターンについて、前記ノズル列の列方向に平行な方向のデータを、前記複数のヘッドのうちの一のヘッドによる画素データと前記複数のヘッドのうちの他のヘッドによる画素データの両方で構成し、前記ノズル列の列方向に交差する方向のデータを、前記一のヘッドによる画素データと前記他のヘッドによる画素データのいずれかで構成する吐出制御部として機能させ、
前記吐出制御部は、同一の前記ヘッドから吐出されるドットが前記ノズル列の列方向に対して交差する方向に連続する数を、所定ドット数以下とする、
ことを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置、液体吐出方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、隣接する液体吐出ヘッドの端部のノズルオーバーラップ領域の画像処理に関する技術が考えられ、既に知られている。
【0003】
特許文献1には、ノズルオーバーラップ領域にマスクをかけ、2つの液体吐出ヘッドで印刷ドットを混在させて作像することで、液体吐出ヘッドのノズルオーバーラップ領域の画質低下を抑制する技術が開示されている。
【0004】
特許文献2には、ノズルオーバーラップ領域で、Y方向のドットの列を、一の液体吐出ヘッドのヘッド端部と他の液体吐出ヘッドのヘッド端部の両方で構成する技術が開示されている。こうすることで、一の液体吐出ヘッドのヘッド端部のみで構成するよりも、ノズルオーバーラップ領域の濃度変化を抑えることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術のように2つの液体吐出ヘッドのノズルオーバーラップ領域に印刷ドットを振り分けると、ノズルオーバーラップ領域以外の通常ノズル領域に比べて1ノズルあたりの駆動周波数が低下することになる。一般的に、液体吐出ヘッドの吐出滴量は駆動周波数に応じて変動することが多いため、マスクをかけたノズルオーバーラップ領域で印刷ドットのドットサイズが変わってしまう。このようにノズルオーバーラップ領域で印刷ドットのドットサイズが変わってしまった部分が、濃度ムラやスジとして視認されてしまうという問題があった。
【0006】
また、マスクをかけるノズルオーバーラップ領域において、2つの液体吐出ヘッドから吐出された印刷ドットが理想位置に着弾することが理想である。しかしながら、2つの液体吐出ヘッド間の位置ずれや滴速度の差により、相対的に片方の液体吐出ヘッドの印刷ドットの着弾位置がずれると、通常ノズル領域と同等の濃度が出せなくなる。このように通常ノズル領域と同等の濃度が出せなくなった部分もまた、濃度ムラやスジとして視認されてしまうという問題があった。
【0007】
加えて、昨今の液体吐出ヘッドは、半導体プロセス等の活用により、液体吐出ヘッド間の製造ばらつきが非常に小さくなっており、液体吐出ヘッド間のばらつきよりも周波数特性のばらつきの方がずっと大きいため、周波数特性による影響を打ち消すマスクが有効である。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、隣接する液体吐出ヘッドのヘッド端部のノズルオーバーラップ領域の画質を均一化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のノズルからなるノズル列を配列して前記ノズルから液滴を選択的に吐出する複数のヘッドを有し、隣接する前記ヘッドを前記ノズル列の列方向の端部にノズルオーバーラップ領域を設けて設置する液体吐出ヘッドにおいて、前記ノズルオーバーラップ領域のマスクパターンについて、前記ノズル列の列方向に平行な方向のデータを、前記複数のヘッドのうちの一のヘッドによる画素データと前記複数のヘッドのうちの他のヘッドによる画素データの両方で構成し、前記ノズル列の列方向に交差する方向のデータを、前記一のヘッドによる画素データと前記他のヘッドによる画素データのいずれかで構成する吐出制御部を備え、前記吐出制御部は、同一の前記ヘッドから吐出されるドットが前記ノズル列の列方向に対して交差する方向に連続する数を、所定ドット数以下とする、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、隣接する液体吐出ヘッドのヘッド端部のノズルオーバーラップ領域の画質を均一化することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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