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公開番号2025088193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202733
出願日2023-11-30
発明の名称作業用ゴンドラ装置
出願人中日装業株式会社
代理人個人,個人
主分類B66B 9/187 20060101AFI20250604BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】高層建築物において、最上階から下層階まで仮設ガイドレールを一連に配置する大がかりな装置を設置することなく簡易に組立ができ外壁面への設置自由度が高くかつ安価な作業用ゴンドラ装置を提供する。
【解決手段】既設の建物2におけるベランダ3側の外壁面4に対し作業用ゴンドラ5を昇降ワイヤに沿って昇降可能に備え、建物2の上下方向に配置されるガイドポール10に楔保持部11と掛着部12を設け、楔保持部11に楔部材17を取付けて、一の階のベランダ3の手摺部3aを挟持するとともに、一の階より上方若しくは下方に位置する他のベランダ3の手摺部3aに、掛着部12における下方に向かう程、他のベランダ3の手摺部3aから離間する係止片を、ベランダ3の手摺部3aに係止させることで、ガイドポール10をベランダ3側の外壁面4に着脱可能に取付け、ガイドポール10に、作業用ゴンドラ3に連結される引掛部25を装着した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ベランダを有する既設の建物におけるベランダ側の外壁面に対し、作業用ゴンドラを昇降ワイヤに沿って昇降可能に備え、
前記建物の上下方向に配置されるガイドポールを配設し、該ガイドポールに楔保持部と掛着部を設け、
前記楔保持部に楔部材を取付けて、一の階のベランダの手摺部を挟持するとともに、
前記の一の階より上方若しくは下方に位置する他のベランダの手摺部に、前記掛着部における下方に向かう程、他のベランダの手摺部から離間する係止片を、ベランダの手摺部に係止させることで、前記ガイドポールをベランダ側の外壁面に着脱可能に取付け、
該ガイドポールに、前記作業用ゴンドラに連結される引掛部を装着したことを特徴とする作業用ゴンドラ装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記ガイドポールに設けた前記楔保持部を、前記一の階のベランダの手摺部に載置し、
前記楔保持部におけるベランダの内側に、このベランダの手摺部の上面より下方に突出する突片を設け、
該突片が手摺部に掛止することにより、前記ガイドポールの設置過程において楔保持部がベランダの手摺部から抜出し、前記ガイドポールが建物の外側へ脱落することを抑制するようにしたことを特徴とする請求項1記載の作業用ゴンドラ装置。
【請求項3】
前記ガイドポールをベランダ側の外壁面において左右方向に一対配置し、夫々のガイドポールに支持部をに設け、
左右方向に位置する一対の支持部に、作業用ゴンドラの下方前面に設けられた養生シートを掛け、
該養生シートにより施工時における作業用ゴンドラからの外部への塗料等の飛散を抑制するようにしたこと特徴とする請求項1又は2記載の作業用ゴンドラ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は作業用ゴンドラ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ベランダを有する高層マンション等の建物の外壁面の外壁工事における、洗浄、塗装等の補修作業は、建物の上方から支持ワイヤで吊り下げられた作業用ゴンドラを昇降可能に設け、その作業用ゴンドラに搭乗した作業者によって行われている。
【0003】
このような作業用ゴンドラは、屋上から支持ワイヤで吊り支持されているため、作業用ゴンドラが壁面から揺れ離れたり、風圧によって揺れたりすることから作業性が悪くなるほか、この離れた外壁面と作業用ゴンドラとの隙間から作業時に使用する塗料等が下方に飛散する問題もある。
【0004】
そこで、前記のような作業用ゴンドラの揺れを防止する方法として、ベランダの外壁面に仮設ガイドレールを取付金具により固定し、この仮設ガイドレールに対しガイドローラを備えた作業用ゴンドラを仮設ガイドレールに備えることにより、作業用ゴンドラの揺れを防止しつつ、作業用ゴンドラを外壁面に沿って昇降可能に設ける方法が知られている(特許文献1参照)。
【0005】
また、近年は、超高層のマンションなどの高層建築物も建設され、これらの超高層の建物の外壁面に対しても、メンテナンスを施す必要があることから、この仮設ガイドレールを超高層のマンションの最上階から下層階まで仮設して補修作業を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016‐160013
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記仮設ガイドレールは長尺なレールをベランダの外壁面に設置する大がかりな装置であり、これを、とりわけ超高層マンションなどの高層建築物において最上階から下層階まで仮設ガイドレールを一連に配置するには大量のレール部材が必要となるとともに、この大がかりな装置をマンションの上層階において取扱うことは困難であった。
【0008】
そこで本発明は、前記の問題点を解決する作業用ゴンドラ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ベランダを有する既設の建物におけるベランダ側の外壁面に対し、作業用ゴンドラを昇降ワイヤに沿って昇降可能に備え、前記建物の上下方向に配置されるガイドポールを配設し、該ガイドポールに楔保持部と掛着部を設け、前記楔保持部に楔部材を取付けて、一の階のベランダの手摺部を挟持するとともに、前記の一の階より上方若しくは下方に位置する他のベランダの手摺部に、前記掛着部における下方に向かう程、他のベランダの手摺部から離間する係止片を、ベランダの手摺部に係止させることで、前記ガイドポールをベランダ側の外壁面に着脱可能に取付け、該ガイドポールに、前記作業用ゴンドラに連結される引掛部を装着したことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ガイドポールに設けた前記楔保持部を、前記一の階のベランダの手摺部に載置し、前記楔保持部におけるベランダの内側に、このベランダの手摺部の上面より下方に突出する突片を設け、該突片が手摺部に掛止することにより、前記ガイドポールの設置過程において楔保持部がベランダの手摺部から抜出し、前記ガイドポールが建物の外側へ脱落することを抑制するようにしたことを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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