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公開番号
2025087978
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202337
出願日
2023-11-30
発明の名称
タイル壁の構造
出願人
パナソニックホームズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04F
13/14 20060101AFI20250604BHJP(建築物)
要約
【課題】 2つの壁下地材に固着されたタイルの割れを防止することができるタイル壁の構造を提供する。
【解決手段】 建物のタイル壁1の構造である。壁下地2と接着層3と複数のタイル4とを含む。壁下地2の第1下地材5と第2下地材6とは、接合ライン7を有して突合されている。接着層3の下地テープ14は、壁下地2に直接貼り付けられており、接着剤硬化部15は、下地テープ14を覆うように配されている。第1タイル18は、接合ライン7を跨ぐように第1下地材5と第2下地材6とに固着されている。第1タイル18は、第1下地材5側の端である第1端22を含む第1部分20と、第2下地材6側の端である第2端23を含む第2部分21とを含んでいる。少なくとも第1端22が、接着剤硬化部15で第1下地材5に固着されており、少なくとも第2端23が、下地テープ14と接着剤硬化部15とが積層された複合層27で第2下地材6に固着されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
建物のタイル壁の構造であって、
壁下地と、
前記壁下地の外面に配された接着層と、
前記接着層に固着された複数のタイルとを含み、
前記壁下地は、水平方向に並べられた第1下地材及び第2下地材を含み、
前記第1下地材と前記第2下地材とは、前記壁下地の外面側に、上下に延びる接合ラインを有して突合されており、
前記接着層は、テープ面内方向に伸縮性を有する下地テープと、接着剤が硬化した接着剤硬化部とを含み、
前記下地テープは、前記壁下地の表面に直接貼り付けられており、
前記接着剤硬化部は、前記下地テープを覆うように前記下地テープの外側に配されており、
前記複数のタイルは、前記接合ラインを跨ぐように前記第1下地材と前記第2下地材とに固着された少なくとも一つの第1タイルを含み、
前記第1タイルは、前記第1下地材側の端である第1端を含む第1部分と、前記第2下地材側の端である第2端を含む第2部分とを含み、
前記第1部分は、少なくとも前記第1端が前記下地テープを含まずに前記接着剤硬化部で前記第1下地材に固着されており、
前記第2部分は、少なくとも前記第2端が、前記下地テープと前記接着剤硬化部とが積層された複合層で前記第2下地材に固着されている、
タイル壁の構造。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記複数のタイルは、前記第1タイルの前記第2端側に、目地を介して隣接する第2タイルをさらに含み、
前記第2タイルは、前記第1タイル側の第3端を含み、
前記複合層は、前記第2タイルの少なくとも前記第3端まで延びている、請求項1に記載のタイル壁の構造。
【請求項3】
前記第2タイルは、前記第3端と反対側の第4端を含み、
前記複合層は、前記第2タイルの前記第3端と前記第4端との間で終端する第1側縁を有する、請求項2に記載のタイル壁の構造。
【請求項4】
前記複合層は前記接合ラインの近傍で終端する第2側縁を有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイル壁の構造。
【請求項5】
前記複合層の前記第2側縁は、前記接合ライン上、又は、前記接合ラインよりも前記第2下地材側で終端する、請求項4に記載のタイル壁の構造。
【請求項6】
前記壁下地は、前記第1下地材と前記第2下地材との間、かつ、前記壁下地の外面側に、開先部と、前記開先部に満たされた充填剤とを含み、
前記複合層の前記第2側縁は、前記充填剤上に位置する、請求項4に記載のタイル壁の構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイル壁の構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、タイル壁の構造が記載されている。この構造では、複数の壁下地材が並べられた壁下地と、壁下地の外面に配された接着層と、接着層に固着された複数のタイルとを含んで構成されている。
【0003】
接着層は、単一の弾性接着剤が硬化した弾性硬化部と、粘着層部分を含まない有孔シートとの複合体で構成されている。この有孔シートは、弾性硬化部内に埋入されており、伸縮性を有している。このような有孔シートの伸縮性により、例えば、地震動に伴う壁下地材の位置ずれに起因して、2つの壁下地材が突き合わされた部分付近の接着層に集中しやすい応力の分散が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6949666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、2つの壁下地材に固着されたタイルに、割れが生じやすいという新たな問題があった。
【0006】
本発明は、以上のような問題に鑑み案出されたもので、2つの壁下地材に固着されたタイルの割れを防止することができるタイル壁の構造の提供を主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、建物のタイル壁の構造であって、壁下地と、前記壁下地の外面に配された接着層と、前記接着層に固着された複数のタイルとを含み、前記壁下地は、水平方向に並べられた第1下地材及び第2下地材を含み、前記第1下地材と前記第2下地材とは、前記壁下地の外面側に、上下に延びる接合ラインを有して突合されており、前記接着層は、テープ面内方向に伸縮性を有する下地テープと、接着剤が硬化した接着剤硬化部とを含み、前記下地テープは、前記壁下地の表面に直接貼り付けられており、前記接着剤硬化部は、前記下地テープを覆うように前記下地テープの外側に配されており、前記複数のタイルは、前記接合ラインを跨ぐように前記第1下地材と前記第2下地材とに固着された少なくとも一つの第1タイルを含み、前記第1タイルは、前記第1下地材側の端である第1端を含む第1部分と、前記第2下地材側の端である第2端を含む第2部分とを含み、前記第1部分は、少なくとも前記第1端が前記下地テープを含まずに前記接着剤硬化部で前記第1下地材に固着されており、前記第2部分は、少なくとも前記第2端が、前記下地テープと前記接着剤硬化部とが積層された複合層で前記第2下地材に固着されている、タイル壁の構造である。
【発明の効果】
【0008】
本発明のタイル壁の構造は、上記の構成を採用したことにより、2つの壁下地材に固着されたタイルの割れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
建物のタイル壁の構造の一例を示す断面斜視図である。
図1のA-A断面図である。
図2の部分拡大図である。
第2側縁が接合ライン上で終端する場合の図2の部分拡大図である。
第2側縁が接合ラインよりも第2下地材側で終端する場合の図2の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。なお、各図面は、発明の内容の理解を高めるためのものであり、誇張された表示が含まれる他、各図面間において、縮尺等は厳密に一致していない点が予め指摘される。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。さらに、実施形態及び図面に表された具体的な構成は、本発明の内容理解のためのものであって、本発明は、図示されている具体的な構成に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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